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Apple四半期業績、iPhone売上高は微減も四半期売上高は過去最高

Appleは現地時間1月30日、2025年度第1四半期(2024年10月〜12月)の業績を発表しました。iPhone16シリーズなどの新製品が発売され、ホリデーシーズンを抱える最重要期の四半期売上高は、前年同期比で約4%増加して過去最高を更新しましたが、iPhoneの売上高は前年同期比で減少しています。

過去最高の四半期売上高を記録

Appleが発表した2025年度第1四半期の売上高は1,243億ドル(約19兆円)で、前年同期比約4%増加し、同四半期としては過去最高記録を更新しました。

粗利益は582億ドル(約5.8兆円)で、前年同期比6%増加、粗利益率は46.9%でした。

希薄化後の1株あたり利益は2.40ドル(約370円)で前年比10%増加し、市場予想の2.35ドルを上回りました。

製品別:iPhoneは前年同期比0.8%の微減、iPadとMacは15%増

製品カテゴリ別の売上高では、iPhoneの売上高は6,914億ドル(約10.7兆円)で前年同期比で0.8%のマイナスと、小幅ながら減少しています。これによって、売上高全体に占めるiPhoneの割合は、前年同期の58.3%から55.6%へと下がっています。

一方、MacとiPadがともに約15%とプラス成長を遂げているほか、App StoreやiCloud、Apple Musicなどのサービス部門は約14%と好調です。

地域別:日本は前年同期比16%増、中華圏は11%減

地域別の売上構成では、日本の売上高は90億ドル(約1.4兆円)で、前年同期比16%増加しました。

一方、中華圏は185億ドル(約2.9兆円)で、前年同期比11%の2桁減となりました。

クックCEO、iPhoneの革新の可能性を語る

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)はアナリストから将来のiPhoneにおける革新の可能性について問われると、「まだまだこれから」であり「スマートフォンには多くの革新の余地がある」と語りました。

また、ドナルド・トランプ政権の正式発足による関税の動向については「状況を注視している」とだけ応じ、多くを語りませんでした。

2025年度第2四半期(2025年1月〜3月)の業績見通しについては、売上高は1桁の前半から中盤の増加で、粗利益率は46.5%から47.5%と予測しています。

Source: Apple, MacRumors

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