MM総研は2月6日、「2024年(暦年)国内携帯電話端末の出荷台数調査」の結果を発表しました。国内の携帯電話出荷台数は3年ぶりの増加となりました。メーカー別シェアではAppleが13年連続の首位を獲得しています。2025年には、iPhone SE4(仮)発売やApple Intelligence日本提供開始による盛り上がりが期待されます。
携帯出荷台数は3年ぶりの増加、スマホの99.5%は5G対応
MM総研によると、2024年暦年(1月〜12月)における国内携帯電話出荷台数は2887.0万台で、前年比2.7%増えました。出荷台数が前年を上回るのは3年ぶりです。携帯電話出荷台数の96.6%を占める2789.2万台がスマートフォンでした。
そして、スマートフォンの99.5%にあたる2776.1万台が5G対応端末でした。なお、ミリ波対応端末は61万台で、スマートフォン全体の2.2%にとどまっています。
ちなみに、iPhoneシリーズは、ミリ波対応はアメリカで販売されているモデルに限られ、日本では購入することができません。
メーカー別シェア、Appleが13年連続の1位
2024年のスマートフォンのメーカー別シェアでは、Apple(iPhone)が2012年から13年連続で1位を獲得しています。ただし、Appleは出荷台数、シェアともに前年比では減少しています。
以下、シャープ、Google、Samsung、Xiaomi、FCNTと続いています。2021年に富士通から独立して社名を変えたFCNTは、2023年に民事再生法を申請しLenovo傘下入りしました。2023年にはランク入りしていませんでしたが、2024年には6位にランクインするまでに回復しています。
なお、Counterpoint Researchによると、2024年に世界で最も売れたスマートフォンはiPhone15でした。
2025年はApple IntelligenceやiPhone SE4に注目
MM総研は、2025年の携帯電話市場の動向で注目される点として、以下を挙げています。
- 4月に予定されるApple Intelligenceの日本語対応により、人工知能(AI)対応スマホが身近になり、利用シーンやユーザー層が拡大
- iPhone SE4(仮)の発売による、Appleの出荷台数とシェアの上昇
- AIスマホ、折りたたみスマホなどの新技術を活用した端末の進化により、買い替え需要が堅調に推移
- NTTドコモの3Gサービス終了に伴うフィーチャーフォン利用者向けの巻き取り施策
Source: MM総研
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-592361/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato