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M2搭載MacBook Airを併売しM3搭載モデルの販売を終了する理由は歩留まり率?

Bloombergのマーク・ガーマン記者は、AppleはM4搭載MacBook Airを発売後もM2搭載MacBook Airを併売し、より新しいM3搭載MacBook Airの販売を終了する可能性があると伝えていました。

そうなる場合の理由について、Macworldが推察しています。

M3モデルではなくM2モデルを併売する可能性

マーク・ガーマン記者は1月中旬に、「M3には製造上の課題があることから、M4搭載MacBook Air発表後にM3搭載MacBook Airの販売が終了し、M2搭載MacBook Airを併売しても驚くべきことではない」と述べていました。

これまでは、新型MacBook Air発売後に発売時期が早いモデルの販売を終了し、遅いモデル(新しい方のモデル)の販売を継続していました。

ガーマン記者の予想通りになれば、その流れが崩れることになります。

M3の歩留まり率はM2やM4よりも低く製造コスト高

MacworldはM3の製造上の課題について、TSMCの第1世代3nmプロセス「N3B」の歩留まり率の低さと推察しています。

TSMCの第2世代3nmプロセス「N3E」で製造されるM4の歩留まり率は高く、製造コストはM3よりも低くなると思われ、その場合はAppleの利益率が高くなります。

また、M2はTSMCの改良版5nmプロセスで製造されているため、歩留まり率は3nmプロセスよりも高く製造コストはもっと安いと考えられています。

新型iPad AirはM3搭載と予想されている

M3の歩留まり率の低さが深刻であれば、新型iPad Airに搭載されるチップもM3ではなくM4になる可能性がでてきますが、こちらは現時点ではM3を搭載すると予想されています。

AppleはiPad mini(A17 Pro)でもM3と同じくN3Bで製造されるA17 Proを採用していますので、MacよりもiPad向けのチップ出荷を優先しているのかもしれません。

Source:Macworld

Photo:Apple Hub(@theapplehub)/X

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