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Apple Watchを足首に装着する人が急増!?その理由とは

Apple Watch足首に装着するユーザーが増えている、とアメリカの有名メディアが報じられています。手首に装着するために開発された「腕」時計であるApple Watchを「足」に装着することに、何か意味があるのでしょうか?足首に装着した場合のメリットとデメリットをご紹介します。

Apple Watchを足首に付ける人が増加中?

Apple Watchユーザーの一部が、手首ではなく足首にApple Watchを装着している、と米メディアNew York Timesが報じています。

フィットネス関連動画を投稿し、TikTokで80,000人以上のフォロワーを持つアナ・エスピナルさんは、手首が細いためにApple Watchが緩すぎてフィットネスアプリがシャットダウンしてしまっていたそうです。

オンラインコミュニティで解決策を探した彼女は、細い手首に対応するバンドのかわりに、ベルクロテープタイプのバンドを購入して、足首に留めるようになったそうです。

@bodiedbyana Everytime I have my Apple Watch on my wrist it always pauses and never records my full workout . Found out about the ankle thing and never went back . #gymtips#gymtok ♬ original sound – lobofilms

足首にApple Watchを装着するメリットと意外な悩み

足首にApple Watchを装着するメリットとして、手首を動かさない、ベビーカーを押しながらの歩行や、スタンディングデスクを使いながらのエクササイズでも歩数を計測可能になるそうです。

また、タトゥーのインクが影響して心拍数がカウントされない場合や、医療従事者など手首に時計を装着できない職業の人、皮膚アレルギーなどで手首に腕時計を装着できない人も、足首にApple Watchを装着するのが向いているそうです。

ただし、足首にApple Watchを装着するユーザーたちが抱える悩みとしては、犯罪者を監視する装置だと勘違いされることがあるそうです。

Apple Watch、足首に装着することに意味はあるのか?

Appleは、Apple Watchを手首に装着することを想定して開発しているため、足首への装着は推奨していません。

米メディアAppleInsiderが、手首にApple Watch Ultra、足首にApple Watch Ultra 2を装着して血中酸素濃度を計測したところ、手首では98%だったのに対して足首では93%と、5ポイントのズレが生じました。

同じように心拍数を計測すると、手首では1分間に75拍でしたが、足首では63拍で、低心拍数の警告が2回表示されました。

また、靴下の上から装着していると、血中酸素濃度や心拍数、心電図の計測は不可能になります。

そして、足首に装着した場合はApple Watchのディスプレイを見るのは難しく、Apple Payの電子決済を使うのは非現実的です。

これらの理由から、Apple Watchを足首に装着するのはお勧めできない、とAppleInsiderはコメントしています。

筆者もマネしてやってみた

ちなみに、筆者の手持ちの中で最も長い、スポートバンド(M/L)では、Apple Watchを足首に固定できませんでした。

Source: New York Times, AppleInsider, Ana Espinal/TikTok

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