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iPhoneの買い替えサイクルの長期化が一時的にストップ

米市場調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)によると、iPhoneの買い替えサイクルが長期化する傾向が昨年末時点で一時的にストップしたことが明らかになりました。新しいデバイスの購入から1年以内に新モデルを買う人の割合は、全体の9%に達していることが判明しました。

デバイスを2年以上使用する人の割合が若干減少

CIRPが公開した2024年12月時点の米国市場におけるiPhoneの買い替え頻度に関する調査結果によると、新デバイス購入から3年以上同じデバイスを使用する人の割合は33%となり、前年同月の36%から減少しました。

また、デバイスを2年〜3年使用する人の割合も30%に減少しており、こちらも前年同月の33%からやや低下しています。

1年〜2年使用するユーザーは増加

一方で、デバイスを1年以上2年未満使用する人の割合は2024年12月時点で24%となり、前年同月の22%から増加しました。

さらに、購入から1年以内に新しいデバイスに乗り換える人の割合は9%で、前年同月の7%からわずかに増加しています。

買い替えサイクルの変化の要因は?

CIRPによれば、iPhoneの買い替えサイクルの変化には、キャリアによる継続的なキャンペーンや、割賦購入契約が長期にわたる場合でも、購入から約2年で以前の携帯電話をアップグレードするインセンティブが提供され続けていることなど、さまざまな要因が考えられるとしています。

デバイスをより長く使用するということは、そのモデルが現在でも十分に使用に耐え得るというポジティブな側面を示していますが、同時に、アップグレードする価値があるモデルが市場に存在していないことの裏返しとも言えるかもしれません。

Source: CIRP

Photo: Apple

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