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Apple、Alibabaと提携!中国でApple Intelligence提供へ

Appleが、中国でのApple Intelligence提供に向けて、中国のテクノロジー大手、Alibabaグループと正式に提携したことが分かりました。今後、中国におけるApple Intelligence対応iPhoneなどの販売増加につながると期待されます。

Alibabaグループの会長、Appleとの提携を明かす

現地時間2月13日、Alibabaグループのジョー・ツァイ会長は、Apple Intelligenceの中国での展開のため、Appleと正式に提携したことを明らかにしました。

中国でのApple Intelligenceには、Alibabaが提供する大規模言語モデル(LLM)の「通義千問(Tongyi Qianwen)」を利用することとなります。

Appleは複数の中国企業と交渉

Alibabaのツァイ会長は、Appleが多くの中国企業と交渉を重ねて厳選した結果、自社が選ばれた、と誇らし気に語っています。

Appleは、「中国のGoogle」と呼ばれるBaiduのほか、TencentやByteDanceとの交渉が報じられていましたが、最終的にはAlibabaがAppleとの契約を勝ち取りました。

ツァイ会長の発言を受けて、Alibabaグループの株価は3年ぶりの高値をつける高騰を見せています。

中国でのiPhone販売増につながるか

Appleは、iPhone15 ProとiPhone16シリーズ以降で、Apple Intelligence対応をアピールしています。4月に公開されるiOS18.4では、日本などでも提供が開始される予定です。

一方で、中国では政府の規制により中国内で提供されるLLMを利用する必要があることから、Apple Intelligenceの提供の見通しが立っていませんでした。

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は先日の業績発表で、中華圏での売上高減少の原因として、Apple Intelligenceが提供できていないことを挙げていました。

中国でのApple Intelligence提供開始時期は明らかになっていませんが、Apple Intelligenceの提供開始は、中国でのiPhone販売台数を押し上げる効果が期待されます。

Source: South China Morning Post via 9to5Mac

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