アナリストのミンチー・クオ氏が、現地時間2025年2月19日に発表されると噂のiPhone SE 4について、2025年の出荷台数は歴代のiPhone SEモデルの年間出荷台数を上回るとの予測をXに投稿しました。
iPhone SE 4は、Appleが自社開発した5Gモデルを初めて搭載するデバイスとなる見通しです。
歴代iPhone SEモデルよりも高い人気を獲得すると予測
クオ氏のiPhone SE 4の年内の出荷予測台数は、2025年上半期(1月〜6月)が約1,200万台、下半期(7月〜12月)が約1,000万台です。
クオ氏によれば、歴代のiPhone SEモデルの発売後1年間の出荷台数は約2,000万台だったとのことですので、2月19日に発表されたとしても販売期間が約2カ月短いiPhone SE 4の年内の出荷台数がそれを上回ることになります。
iPhone SE 4発売後1年間の出荷予測台数は2,400万台?
2025年上半期(1月〜6月)の出荷予測台数が約1,200万台なのは発売直後の需要が高い見通しであることを示しており、下半期(7月〜12月)が約1,000万台に減少するのはiPhone17シリーズ発売の影響を受けるのでしょう。
例えば2025年11月と12月の出荷販売台数が100万台に減少してそれが安定した需要になると仮定した場合、2026年1月と2月での出荷予測台数は合計200万台となり、iPhone SE 4発売後1年間での出荷台数が約2,400万台に達する可能性があります。
歴代のiPhone SEモデルの発売後1年間の出荷台数である約2,000万台に対して約2,400万台となれば2割増ですので、人気モデルということになります。
Apple Intelligence普及を促進、iOS18.4で日本語対応も
iPhone SE 4はApple Intelligenceに対応する最も安いiPhoneになる見通しで、出荷台数増加はApple Intelligenceの普及を促進するとクオ氏は考えています。
4月にリリースされる見通しのiOS18.4ではApple Intelligenceの日本語対応が実現しますので、日本では英語圏の国や地域以上にiPhone SE 4の出荷台数増加に好影響を与えるでしょう。
自社開発の5Gモデムを初搭載、Qualcomm製から変更
クオ氏はiPhone SE 4がApple自社開発の5Gモデムを搭載するとし、それによってiPhone SE(第3世代)やiPhone14に5Gモデムを供給するQualcommの受注数が減少すると指摘しています。
そのため、QualcommはApple自社開発の5Gモデムが特許を侵害していないか調査し、場合によってはライセンス料を値上げする可能性を指摘しています。
Appleは、Apple自社開発の5GモデムをiPhone17 Airにも搭載するとの噂がありますが5Gミリ波をサポートしないと噂されていますので、その場合は米国以外の国や地域向けモデルに搭載するとみられています。
Source:郭明錤 (Ming-Chi Kuo)(@mingchikuo)/X
Photo:Private Talky(@privatetalky)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone-se-592540/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729