Omni MedSciがAppleに対して、Appleが開発中の血糖値測定機能はOmni MedSciの特許を侵害していると訴えていた裁判において、米連邦裁判所判事がOmni MedSciの特許は無効との判断を下しました。
Appleの主張が認められる
Appleが開発中の血糖値測定機能はOmni MedSciの特許を侵害しているとの申し立てが却下されたことで、Apple Watchへの血糖値測定機能の搭載に向けた取り組みが前進すると、Patently Appleは期待感を示しています。
今回の特許紛争において米連邦裁判所判事は、Omni MedSciの主な特許自体が無効との判断を下しています。
レーザー光を用いて血糖値測定を行う特許を巡る紛争
Omni MedSciは、ウェアラブルデバイスにおいて血糖値や心拍数、ケトン体をレーザー光を用いて測定する技術を開発して特許を取得しており、Appleが開発中の血糖値測定機能はこの特許を侵害していると訴えていました。
この訴えに対してAppleは、米国特許商標庁(USPTO:United States Patent and Trademark Office)特許審判部(PTAB:Patent Trial and Appeal Board)において、Omni MedSciの関連特許全体の取り消しを申し立てていたと、Patently Appleは説明してます。
Apple Watchへの血糖値測定機能搭載は数年後と噂
今回、Appleが開発中の血糖値測定機能に関する特許紛争で勝利したことで、この点での障害は取り除かれたことになります。
ただし、AppleはApple Watchへの血糖値測定機能の搭載に難渋しており、実現には長い時間を要すると、Bloombergのマーク・ガーマン記者が報告していました。
血糖値測定機能搭載の前にApple Watchに高血圧検知機能が搭載されると期待されていますが、こちらも未だ実現しておらず、やっとApple Watch Series 11に搭載されるのではないかと噂されています。
Source:Patently Apple
Photo:Apple Enthusiast(@sachale1i)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/iwatch-592728/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729