【リカバリー&ヘルスケア新常識】
花粉、乾燥、ウイルス…冬の3大トラブルに対しては加湿器や掃除機などを活用することが効果的。トラブルを回避する方法を知る家電ライターが、何かと厳しい冬を快適に過ごすための家電選びをレクチャーする。
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新型コロナウイルスの流行以降、電化製品にも“健康”に関する機能を求める声が高まり、花粉、ウイルス、乾燥に対応できるモデルが続々登場。そんな状況を家電ライターのコヤマさんはこう分析する。
「空気清浄機は以前から花粉やハウスダスト対策がとられていましたが、コロナ禍を経て空気中のウイルスを除去する機能を備えるものが多くなりました。また、健康を意識した機能に加え、インテリアに溶け込むデザインと小型設計は当たり前になった印象です。特に空気清浄機は玄関から入ってきた花粉やウイルスなどを取り除くことが求められるので、目立たない大きさがポイントです」
とはいえやはり気になるのが3大トラブルに対応する機能。
「パナソニックの『ジアイーノ』は、まさに空気を洗うという概念を具現化した製品です。従来品とは一線を画し、より高度な空気清浄機脳を実現しています。あとはAIを活用した『ルンバコンボ10MAX』も秀逸。花粉を吸引しさらに水拭き。その上で自動ダストボックスにためられるので、花粉が室内に飛び散りません」
まだまだ続く冬。そして気配が近づいている花粉。3大トラブルに対応する家電をそろえて、健康的な生活を送りたい。
デジタルガジェットのほか、さまざまな電化製品にも精通する広い守備範囲の家電ライター。家電のテスト&撮影のためのスタジオ「コヤマキッチン」も運営するなどマルチに活躍中
■乾燥、ウイルス、花粉。冬に激増する3大トラブル
温度が低下する冬は、空気に含まれる水分量も少なくなり、その結果乾燥しやすい。室内の乾燥は肌荒れや静電気だけではなく、粘膜のバリア機能を弱めるため、インフルエンザなどのウイルスに感染するリスクも高める。すでに例年よりも早くスギ花粉が飛来しているが、これをこまめに除去することも快適に生活する大きなポイント!
<ウイルス対策>
1. ウイルス&ニオイをガード、次亜塩素酸で清潔空間を
パナソニック
「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機『ジアイーノ』F-ML4000B」(7万6230円)
次亜塩素酸水溶液で除菌、脱臭が可能。吸い込んだ花粉も内部の本体内で抑制できるのがスゴイ!(コヤマさん)
気体状の次亜塩素酸を室内に放出し、付着菌を除去するだけなく、空気中を浮遊する菌を吸引除菌。集じん機能で花粉、ハウスダスト、PM2.5など空気中の汚れに対応する。
<花粉・乾燥対策>
2. ウイルス・花粉対策に! 加湿もできる空気清浄機
ダイキン
「ストリーマ空気清浄機 MCK555A-W」(実勢価格:4万5000円前後)
ストリーマで花粉も強力に無力化できるのに、A4サイズの省スペースに設置できるスリムさが魅力(コヤマさん)
独自のストリーマ技術により、ウイルスやカビ菌を除菌。花粉やハウスダストもしっかりキャッチし、部屋を清潔に保つだけでなく、加湿機能も搭載。10年間交換不要なTAFUフィルター搭載で、メンテナンスも簡単。
<花粉対策>
3. プラズマクラスターNEXTとAIが創る快適空間
シャープ
「加湿空気清浄機 KI-TX100-H」(実勢価格:11万円前後)
シャープ独自技術の最新バージョン「プラズマクラスターNEXT」で室内にただよう粒子を見える化し清浄、クリーンルームのような空気を実現。AIが快適な環境をサポートするCOCORO AIRにより、各家庭に合わせた最適な“空気”を提供。
<乾燥・ウイルス対策>
4. 空気清浄も潤いもこれ一台! スウェーデン発の美デザイン
ブルーエア
「2-in-1加湿空気清浄機 DH3i」(5万9400円)
粒子イオン化技術と高性能フィルター技術により、有害物質を除去しながら、全方向に水蒸気を放出する機能を持つ。加湿フィルターとタンクが分離する構造を採用し、フィルターを常に清潔に保つことができる。
<花粉対策>
5. 吸引・水拭き・自動洗浄3役をこなすロボット掃除機
アイロボット
「Roomba Combo 10Max ロボット+AutoWash 充電ステーション」(19万7800円)
強力な吸引性能と拭き掃除の両方に対応。さらに、床拭きで汚れたモップパッドも自動洗浄できます(コヤマさん)
ゴミの吸引と水拭きを同時にこなすだけでなく、モップの自動洗浄まで実現。AIが汚れを効率的に検知し、パワフルな吸引力で徹底的に掃除する。
6. 花粉の時期もふっくら! 小型なのにパワフル乾燥
アイリスオーヤマ
「ふとん乾燥機カラリエmini TURBO」(実勢価格:1万8000円前後)
使わないときにも収納しやすい手のひらサイズなのにパワフル。花粉が気になる季節にはありがたいですね(コヤマさん)
コンパクトなのにパワフル。花粉が飛び交う季節も布団をふっくら乾燥させる。またダニモードも搭載し高温の風で、いつも清潔な寝具を保つ。片手に収まる軽量コンパクト設計で、場所を取らずに収納できる。
<乾燥・ウイルス対策>
7. 8時間連続加湿で潤いのある毎日を
象印
「スチーム式加湿器 EE-MA20」(実勢価格:2万5000円前後)
部屋の湿度を保ちウイルス対策を行うスチーム式の加湿器。沸とうしたきれいな蒸気を放出し、お部屋をムラなく加湿。8時間の連続駆動ができ、さらに静音仕様なので、就寝時にも使いやすい。
※2025年2月6日発売「GoodsPress」3月号80-81ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/今 雄飛(ミラソル・デポルテ)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/658322/
- Source:&GP
- Author:&GP