Snapdragon X Elite Gen 2の仕様判明〜最新の5Gモデムも発表

FT729

5分前

Snapdragon X Eliteの後継チップとなるSnapdragon X Elite Gen 2のテストが行われており、その仕様が判明したとWinFutureが伝えています。

Snapdragon X Elite Gen 2はRAMを統合し、Apple M4のような構成になる可能性が濃厚です。

QualcommはMWC2025で、最新のSnapdragon X85 5Gモデムを発表しています。

Snapdragon X Elite Gen 2は最大18コアCPUに

WinFutureが確認したとするQualcommのPC向けチップは、コードネーム「Project Glymur」、社内区分番号が「SC8480XP」で、Snapdragon X Elite Gen 2と考えられています。

Snapdragon X Eliteは最大12コアCPUなのに対し、Snapdragon X Elite Gen 2は最大18コアCPUになる見通しです。

Snapdragon X Elite Gen 2には、SK Hynix製の48GB RAMとNVMe接続の1TB SSDを組み合わせた仕様でテストが行われている模様です。

WinFutureはSnapdragon X Elite Gen 2について、システム・イン・パッケージ（SiP）を採用しRAMおよびSSDを統合する可能性高いと延べています。

QualcomはMWC2025で、最新のセルラーモデムであるSnapdragon X85 5Gモデムを発表しました。

Snapdragon X85 5GモデムファミリーにはSnapdragon X82 5Gモデムも用意されており、顧客向けのサンプル提供が行われているため2025年後半には搭載デバイスが発表される見込みです。

以前はAndroidスマートフォンからおよそ1年遅れでSnapdragon Xシリーズ 5Gモデムを搭載していたiPhoneですが、今後は自社開発のCシリーズ・セルラーモデムに移行するとみられています。

iPhone16シリーズに搭載される5GモデムはSnapdragon X75 5Gモデムになると予想されていましたが、Snapdragon X71 5GモデムだったのはCシリーズ・セルラーモデムへの移行が念頭にあったのかもしれません。

Bloombergのマーク・ガーマン記者は、Appleは2027年に製品に搭載するC3でSnapdragon Xシリーズ 5Gモデムを性能面で上回ることを目標にしていると述べていましたので、C3はSnapdragon X85 5Gモデムを確実に上回る性能を実現する必要があります。