【インパルス板倉の出張!趣味チャンネル】
サバゲーやアウトドアなど多くの趣味を持つ板倉さんは、その様子を自身のYouTubeチャンネルでも公開中。ここでは“出張版”として板倉さんが趣味に関するモノやコトに触れ、さらに満喫するためのヒントを探っていきます!
* * *
<vol.08>
「岩谷産業のカセットこんろ&カセットガス大解剖」
板倉さんいわく、アウトドアはもちろん自宅でも愛用中のカセットこんろ。以前から聞いてみたかったというアレコレを取材しました!
<今回ご紹介いただいたのはこちらの方たち!>
多田 剛さん
和田祐子さん
――カセットこんろといえば、板倉さんの動画内でも度々「タフまるJr.」が登場していますよね。
板倉さん(以下敬称略):もともと「雅」という岩谷さんのこんろを家用に持っていたんです。でも「タフまるJr.」なら朝露でびしょびしょになっても点くんですよ。車でキャンプに行くにしてもこのサイズなら問題ないし良いなって。
――名前の通りタフですね!
多田さん(以下敬称略):ありがとうございます! 家庭用カセットこんろですと、例えば風に弱いという難点があり屋外向きではないですからね。実は「タフまる」の前に「風まる」という製品がありまして。
板倉:「風まる」?(カタログを見ながら)ああこれですね。見た目は家庭用っぽいですね。
多田:特許を取得した「風は通さないけど空気は通す」という風防が上に乗っているんですよ。
和田さん(以下敬称略):風は防ぎつつも、燃焼に必要な空気はしっかりと取り込んでくれます。
多田:そしてアウトドアで使ってもカッコいいような製品を作ろう、としてスタートしたのがこの「タフまる」です。バーナーも282個の穴が空いた多孔式を採用し、風にもさらに強くしています。
板倉:火が点きやすいのにはちゃんと理由があるんですね。
多田:実験で横から扇風機を当てても炎が揺らがないほどです。
1978年1月30日生まれ。堤下 敦とお笑いコンビ「インパルス」を結成。芸人活動だけでなく、小説やエッセイを執筆し作家としても活躍している。YouTube「板倉 趣味チャンネル」では愛車のハイエースとともに車中泊やキャンプを楽しんでいる様子を公開中
X(旧Twitter):@itazuratoshiyuk
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@板倉趣味チャンネル/
――そして板倉さんも愛用中のコンパクトな「Jr.」が発売されたと。
多田:そうです。「Jr.」はただ小さくなっただけではなく設計も見直されています。例えば小型化するとどうしても熱源とカセットボンベの距離が近くなるので、その対策のためにバーナーの位置を端に寄せ、小型モデルにはあまり採用されないヒートパネル(気化を促進させるためにボンベを温める機構)も搭載しています。
板倉:自分で温まってくれるから冬でもある程度使えるわけですね。でも、一点だけいいですか…? コップが乗っからないんですよ。だから社外品のゴトクを使っているんですけど、それは付属のケースに一緒に収納できなくて。もう気になるのはこれだけ。
多田・和田:ああ~(苦笑)。
――確かにネットだと社外オプションが流通していますよね。
多田:そういった声があるのは承知していますが、社外品の使用は推奨していません。バーナー上にに異物があると一酸化炭素の濃度が変化するリスクがあるんですよ。カセットこんろは国の厳しい検査を経ていて、ただゴトクを拡張しただけではパスするのが難しいんです。でも、その問題を解決した新商品をリリースします。
――それは気になります! では次回は新商品について詳しく伺ってみましょう!
■キャンパーにとってもはや定番級ギア! アウトドア調理を幅広くこなす2種類の「タフまる」
「カセットフー “タフまるJr.”」(1万978円)
従来モデルより約60%の小型化を実現。ソロキャンパーはもちろん板倉さんのように収納にこだわりを持った人にオススメだ。それでいて10kgまでのダッチオーブンに対応しダブル風防ユニットや多孔式バーナーを備えているなど、自慢のタフネス仕様はしっかり継承されている。
「カセットフー “タフまる”」(1万1000円)
ダッチオーブンを乗せられるうえ風にも強い、その名の通り“タフ”なカセットこんろ。風の影響があるアウトドアでも安定した調理ができるとあって、キャンパーから厚く支持され続けている人気モデルだ。付属の収納ケースは持ち運びにも便利! 耐荷重は20kg。
■安全性も考えられたカセットボンベの凄さを再発見
カセットこんろに必要なボンベには液化ガスが充填されている。これを気化させて燃焼させるわけだが、正しく使用しないと液体のまま燃焼したり不完全燃焼を引き起こしたりする危険が。それを防ぐために内部のパイプ構造を調整したり上下判別のための切り欠きを付けたりなど、身近なボンベ1本にも安全を考慮したこだわりが光る。この細やかな工夫には板倉さんも感心!
■気になっていたことを聞けてめちゃめちゃ勉強になりました!
もともと電気とガスは知っていたほうがいいと思って調べていたんですけど、今回で超勉強になりました。もうボンベの中の仕組みだって完全に想像できる。カセットこんろの安全機構とか、CB缶やOD缶のできることやできないこととか、「だからか!」って。勉強の楽しさってこういうことなのかも。
※2025年3月6日発売「GoodsPress」4月号122-123ページの記事をもとに構成しています
<写真/湯浅立志(Y2) 取材・文/編集部>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/663988/
- Source:&GP
- Author:&GP