<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
鍋って、なんかいいんですよね。寒い日じゃなくても食べたくなるし、野菜もいっぱい食べられるし。でも実は、うちにはカセットコンロがなかったんです。
どうしていたかというと、キッチンで鍋をぐつぐつ温めて、食卓に持ってきて、冷めたらまたキッチンに戻して温めて…みたいな地味な往復。まあ、ちょっと面倒でした。
とはいえ、「カセットコンロって年に何回使う?」と思って、なんとなく買わずにいたんですよね。
そんなときにネットで見かけたのが、イワタニの「カセットフー タフまるXG」(1万1190円)。ツヤ消しの黒で、見た目が妙にカッコよくて、「あれ、これちょっとほしいかも」と思ってしまい、気づいたらポチってました。キャンプも行かないのに。
■そもそも「タフまる」ってどんなコンロ?
「タフまる」って名前はなんとなく聞いたことあるな、くらいだったのですが、買ったあとにいろいろ調べてみてびっくり。どうやらアウトドア派には知られた人気者だったようです。
そもそもイワタニは、日本で初めて卓上コンロを発売した会社。1969年に「イワタニホースノン・カセットフー」というモデルを出したのが始まりで、それから50年以上にわたって改良と進化を続けてきたそう。
その中で2018年に登場したのが、風に強くて重たい鍋にも対応できるアウトドア向けの「タフまる」シリーズ。ダッチオーブンが使えるくらいタフなつくりで、屋外でも安定した火力を出せる頼れる存在とのこと。
そして今回買った「タフまるXG」は、その上位モデル。いわば“ガチ”なやつだったわけです。
■見た目に惚れて買ったら想像以上の“実力派”だった
届いてまず思ったのは、「とにかくカッコいい」ってこと。全体がマットブラックで、部屋に置いても浮かないし、高級感もある。ナノセラミック塗装で傷や汚れにも強く、見た目だけじゃなく実用性もバッチリ。
火口まわりには、鍋を支えるX型のごとくを採用。小さなクッカーから鍋まで安定して置けるつくりで、使い勝手の良さが伝わってきます。
支える脚部はアルミダイカスト製で、耐荷重はなんと20kg。重たい鍋でも安心して置けますし、ダッチオーブンだって対応可能(※鍋底が24cm以下)というのは頼もしい。
あと、専用のキャリングケース付きなのもポイント高いです。収納するときはスッキリしまえるし、持ち運ぶときも安心。まあ、僕はこれを持ってどこかへ行く予定はまったくないんですけども。
そして、試しに火をつけてみました。点火してすぐ「あ、炎が安定してるな」と感じました。炎がすごくコンパクトで、ピシッとまとまっていてきれい。これが「多孔式バーナー」の力なのかと、ちょっと納得。
さらに、炎のまわりには「ダブル風防ユニット」がしっかり囲んでくれていて、風が入り込みにくい構造になっているのがよくわかります。外で使う機会はあまりないであろう自分ですが、それでもこの“風に強い安心感”って、なんだかありがたいです。
あと、地味にありがたいのが、カセットボンベのガスを最後までしっかり使い切れる「ヒートパネル」も採用されていること。ガスが弱くなりにくいので、使っていてイライラしないんです。
なんというか、見た目だけじゃなくて、機能面もしっかり考えられてるんだなあと、素直に感心しました。
■余ってた鍋のもとでひとり鍋をつくってみた
うちにある鍋がちょっと大きすぎたので、今回は1〜2人分の小さめの鍋を使って、とんこつしょうゆ鍋を作ってみました。スーパーでよく売ってる、あの1袋で3〜4回分くらい作れる鍋のもと。1回使って、そのまま冷蔵庫で忘れられがちなアレです。
火力はじゅうぶん。グツグツ煮えていく様子を見ながら、野菜やお肉をちょいちょいつまんで、冷めたらちょっと火を足して。また煮えてきたらつまんで。のんびりできて、ちょうどいいサイズ感でした。
なんとなく、“ちゃんと鍋を楽しんでる感”があって、すごく満足度が高かったです。
■鍋のために買ったけど“道具としての満足感”がすごかった
カセットコンロなんてどれも同じでしょ…と、どこかで思っていた自分をちょっと反省しました。「タフまるXG」は見た目も、つくりも、性能も、“ちゃんとしてる”。
それに、別売りのアクセサリーシリーズを使えば、ホットサンドや焼肉、たこ焼きなんかもできるみたいで、そういう広がり方も楽しいなと思います。
キャンプをしない自分でも、「これは長く使えるな」と思える一台でした。非常時にも使えるし、いざというときの備えにもなる。そう思うと、なおさら持っていて損はない気がします。
※テントの中や車内など、密閉された場所では絶対に使わないようにしてください
<取材・文/若澤 創(&GP)>
若澤 創|&GP編集部所属。時計、靴、カバンなどファッション全般を担当。YouTube企画をきっかけにゴルフをスタート。一ミリも知らなかった素人がどこまで成長できるのか、その挑戦をぜひ見守ってほしい。
【関連記事】
◆エル・エル・ビーンの名作に“カモ柄”という遊び心。ボート・アンド・トートに新スタイルが仲間入り!
◆都市も山もこの一足で。メレル創業者の名を冠した最新モデル「SPEED ARC MATIS」誕生!
◆キャンプ初心者必見! 2025春の最新キャンプギア13選【趣味と遊びの新生活】
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/668901/
- Source:&GP
- Author:&GP