ドイツの工業デザイナー、ルイジ・コラーニは、クルマやバイクから日用品にいたるまで、幅広いジャンルのデザインを手がけたことで知られています。その特徴は、自然界を思わせる有機的な流線型のフォルム。その造形には、たとえばクルマなら空気抵抗を抑えることで燃費を向上させるなど、環境への配慮も込められていたといわれています。
そんなコラーニのデザイン哲学を体現したボールペンが、ついに日本に上陸。「コラーニペン」(990〜1320円)として、ノック式のボールペンが発売されます。
かつてルイジ・コラーニが手がけたボールペンとして、ペリカン社の「Pelikan No.1」がありましたが、現在はすでに廃盤。その意匠を継ぐように、「コラーニペン」は独自のアーチと幅広なクリップ形状を採用しています。クリップには「DESIGN BY Colani」のサインがプリントされており、ディテールにもコラーニらしさがにじみます。
ボディはペン先に向かってなめらかな曲線を描いており、手のひらに自然とフィットする設計。握るたびに、彼の有機的なデザイン哲学が感じられる1本です。
本製品のラインは表面加工の違いにより「コラーニペン ベルベット」(1320円)と「コラーニペン リサイクル」(990円)の2種類に分かれています。
「コラーニペン ベルベット」は、リサイクルプラスチックに特殊加工を施し、マットな質感に仕上げたプレミアムモデル。なめらかな触り心地と高いグリップ性により、筆記時の疲れを軽減してくれます。
カラーはベルベット ブラック、ベルベット アンスラサイト、ベルベット ホワイトの3色。とくにアンスラサイトとホワイトは、ボディの隙間から覗く差し色のブルーがアクセントとなり、デザイン性をより引き立てています。
「コラーニペン リサイクル」はリサイクルプラスチックの素材感をそのまま活かした定番モデルです。ボディはブラック・グレー・ホワイト・ブルーの4色展開で、いずれも色味がソリッドなのが特徴です。
2タイプともボールペンのサイズは約137×10mmで重量は約8.5グラム。専用の「コラーニペン替芯」(220円)はブラックインクのみとなっています。ドイツのインダストリアルデザインの巨匠が手掛けたボールペンを使って、その美学を感じてみませんか?
>> 銀座吉田
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/671891/
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