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ニューヨークからの新旋風!八海山×ブルックリンクラが世界に仕掛ける「SAKE」はツウでなくとも味わいたい

米国・ニューヨーク州初のクラフトSAKEメーカーとして2016年に設立された酒蔵「ブルックリンクラ」が、銘酒「八海山」で知られる新潟の酒蔵・八海醸造とタッグを組み、新たな感性から生まれたクラフトSAKEが、ついに日本に上陸しました。伝統と自由な発想が融合して誕生した、個性あふれる3種のSAKEをご紹介します。

ニューヨーク・ブルックリン地区の複合施設「インダストリーシティ」に蔵とタップルームを構え、日本酒の奥深い魅力を伝えてきたブルックリンクラ。2021年、同蔵は八海醸造と業務・資本提携を締結しましたが、杜氏を務めるブランドン・ドーン氏は、それ以前から八海醸造の蔵に入り、当時の杜氏から直接、酒造りの技術と哲学を学んできたといいます。

仕込み水には、ニューヨーク・キャッツキル山地から採れる極軟水を使用。米はアメリカ産の高品質な山田錦やカルローズなどを用いています。

日本の伝統的な技術と精神を受け継ぎながらも、ブルックリンで暮らす人々の文化やライフスタイルに寄り添ったスタイルを追求するブルックリンクラのSAKEは、現地の素材を生かしつつ、日本酒ならではの繊細さや奥行きを大切にしているのが特徴です。

▲「CATSKILLS」

今回日本で発売されるのは、そんなブルックリンクラの背景を色濃く反映した代表的な3本。

なかでも「CATSKILLS(キャッツキル)」(750ml・4950円)は、仕込み水の水源地にちなんで名づけられた純米大吟醸酒です。アメリカ産山田錦と米麹を使用し、低温でじっくりと発酵させることで、フルーティな香りと繊細な旨みを引き出しました。わずかに漂うバニラのような香りが、アメリカならではの個性を感じさせてくれます。

▲「GRAND PRAIRIE」

「GRAND PRAIRIE(グランドプレーリー)」(750ml・4950円)は、アメリカで初めて山田錦が栽培された地名にちなんで名付けられた純米吟醸酒です。

ドライで軽やかな飲み口に、ほのかに甘い香りが重なり、洗練されたモダンな印象を与えてくれます。吟醸酒ならではの奥深い味わいを、じっくり楽しめる1本です。

▲「OCCIDENTAL」

そして「OCCIDENTAL(オクシデンタル)」(750ml・4950円)は、米と米こうじに加え、ホップと赤ブドウの濃縮果汁を使ったチャレンジングなリキュール。SAKEにドライホップを施すという革新的な製法により、柑橘を思わせる華やかな香りと、バラ色の美しい色合い、なめらかな口当たりにほんのりとした甘さが広がります。伝統にとらわれない自由な発想は、ブルックリンクラならではの個性を色濃く感じさせます。

和食文化の広がりとともに、世界で愛される存在へと進化する日本酒。その流れの中で、ブルックリンクラのSAKEは、文化と感性をつなぐ“架け橋”として注目を集めています。今までにない、新しい味わいのクラフトSAKEを、ぜひ体験してみてください。

>> 八海醸造・ブルックリンクラ

<文/&GP>

 

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