【2025年 夏ファッション小物特集 #2】
夏は服装が軽くなるぶん、バッグの存在感が引き立つ季節。とはいえ、暑さが本格化すると、トートやバックパックは少し重たく感じるもの。そんなとき頼りになるのが、軽やかに持てて着こなしを邪魔しないショルダーバッグです。
両手が自由になる手軽さはもちろん、必要なものだけをスマートに持ち歩ける実用性も、夏の相棒にぴったり。選ぶなら、“デザインと機能”のバランスがとれたものがおすすめです。
たとえば、日常に馴染む見た目に加えて、収納力や仕分けのしやすさ、耐水性、スマホやペットボトルをサッと出せる設計など、“あるとうれしい”工夫があるかどうか。さらにアウトドアでの使用にも耐えるスペックなら、夏のあらゆるシーンで活躍してくれます。
今回は、そんな条件を満たした“夏の本命ショルダー”を5点ピックアップ。フェスにも街にも、これ一つでOKです。
ファッション&モノ情報誌で活躍するスタイリスト。ビジネスからアウトドア、インテリアまで守備範囲が広い。ウェアを始めバッグや靴、雑貨に至るまで最新トレンドを把握
【アイテム1】軽やかホワイトが仲間入り。名作バッグ「ヒップモンキー」の新たな表情
MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)
「HIP MONKEY2」(1万450円)
一見コンパクトながら、6本パックの缶もすっぽり入る抜群の収納力を誇る「HIP MONKEY2」。上着やスマホ、ボトル、キーケース、財布など、普段使いの必需品がすっきり収まります。ウエストベルトは腰にも肩にも自然にフィットし、背面のメッシュパッドが通気性を確保。シンプルで飽きのこないデザインは、街でもアウトドアでも違和感なく馴染みます。
デイリーから小旅行まで幅広く使える汎用性に加え、今シーズンは軽やかな印象の新色「WhiteXGrid」が登場。夏の装いにもぴったりです。収納力、快適さ、ルックスのバランスが絶妙な、トレンドに左右されない人気モデルです。
メインスペースにはジップ付きポケットを装備し、小物類もすっきり整理可能。素材は500デニールのコーデュラナイロンで、摩擦や引き裂きに強く、ラフに使えるのが魅力です。
内部には防水加工が施されており、小雨程度なら中身をしっかり保護。耐久性と実用性を兼ね備えた、ミステリーランチらしい本格派の仕上がりです。
【アイテム2】ガジェットをスマートに守る。芯材入りの高機能ミニショルダー
master-piece(マスターピース)
「HugSack ドローストリングショルダーバッグ S」(2万2000円)
古着のアウトドアザックに着想を得たデザインに、現代の街使いに必要な機能性を融合。芯材入りの構造でメイン収納をしっかり保護し、ラップトップやカメラなどのデリケートな荷物も安心して持ち運べます。
ヴィンテージザックの3色刺繍をモチーフにしたロゴも印象的で、細部までこだわりが光ります。街でも自然でも気兼ねなく使える、頼れる“ちょうどいい”ショルダーです。
ボディには、600デニールのリサイクルポリエステルと、420デニールナイロンオックスのPVCコーティングをコンビで使用。天マチ部分には防水性の高い素材を採用し、不意の雨にも対応します。
フロントにはストレッチポケットとコードループを備え、使い勝手も◎。ドローコード式の開閉で荷物の出し入れもスムーズ。日常使いからアウトドアまで、幅広く活躍してくれます。
>> master-piece
【アイテム3】ミリタリーの機能性を、都会的に再構築したサコッシュ
bitpray(ビットプレイ)
「Black Series 2Lサコッシュ 」(9900円)
ミニマルでタフ。それでいて使い勝手はスマート。そんな理想を詰め込んだのが、bitplay(ビットプレイ)の「Black Series 2Lサコッシュ」です。容量はコンパクトな2Lながら、日常の必需品をしっかり収納。右側には水筒や折りたたみ傘が入る巾着ポケットを備え、底面には排水用のグロメットも搭載されています。
左開きのフラップは、FIDLOCK社のマグネットバックルで片手でもスムーズに開閉可能。素材には210DナイロンリップストップやTPUパネルを使用し、防水性・耐久性ともに優秀です。街中はもちろん、旅先での身軽な移動にも最適。シーンを選ばず活躍する、完成度の高いミニショルダーです。
フラップの内側には、縦型ジップポケットをはじめ、AirPodsや鍵の収納に便利なウェビングコンパートメント、2つのオープンスロットを配置。さらに、スナップボタン付きポケットやフリップトップポケットも備え、小物の整理も抜かりありません。
右下に配された伸縮コードとホーンバックルが、本体をしっかりホールド。ミリタリーギアの機能性に、ちょっとした遊び心が加わった、所有欲をくすぐるディテールです。
>> bitpray
【アイテム4】スリムで頼れる。洗練とタフさを兼ねた薄型ショルダー
Aer(エアー)
「Simple Pouch White」(1万5400円)
直線的なフォルムと静かな佇まいが魅力の薄マチサコッシュ。コーディネートの邪魔をせず、さりげなく印象を残す上品さが光ります。ちょっとした外出や旅先でのサブバッグにも重宝し、必要最低限の持ち物をスマートに持ち運べる機能性も魅力。
ストラップは着脱式で、斜め掛けはもちろんバッグインポーチとしても使えるマルチ仕様。スマートフォンや財布、パスポートなどがきれいに収まり、移動時も身軽さをキープしてくれます。装飾をそぎ落としたミニマルなデザインと、使い込むほどに実感できる使い勝手の良さ。Aerらしい完成度の高い一品です。
素材には、セイルクロスメーカーが開発した高強度ファブリック・Ultra400Xを使用。軽量でありながら耐水性・耐久性に優れ、日常からアウトドアまで幅広く対応します。
開口部にはYKKのコーティングファスナーを採用し、雨への備えも万全。背面には、スマホやハンカチをさっと取り出せるスリップポケットも備えています。洗練された見た目と優れた実用性を兼ね備えた、街でもフィールドでも活躍するサコッシュです。
>> Aer
■テント級の防水力と抜群の収納力。“雨も荷物も任せられる”全天候型ショルダー
MILESTO(ミレスト)
「LIKID ラウンドショルダーバッグ L 」(8800円)
テントを上回る耐水圧2万5000mmのファブリックに止水ファスナーを組み合わせた、最強クラスの耐水性を誇るショルダーバッグ。突然の雨でも中身をしっかり守ってくれる安心感があります。
13インチのノートPCをケースごと収納できる十分な容量ながら、太めのストラップと丸みを帯びたフォルムが身体に自然とフィット。荷物の重さを感じにくい快適な背負い心地を実現しています。
マットな質感と上品な佇まいも魅力で、なかでも新色のサンドベージュは白Tなどのシンプルな服装と好相性。街でもアウトドアでもさりげないアクセントとして活躍してくれます。
フロントには、用途に合わせて使い分けられる2種類のポケットを搭載。ファスナー付きのポケットは小物の整理に便利で、水抜き穴とアジャスターを備えたもうひとつのポケットには、濡れた傘やボトルも収納できます。
背面には、手をスッと入れられるオープンポケットとキャリーベルトを装備。ちょっとした着替えも入る絶妙なサイズ感も、このバッグの魅力です。
>> MILESTO
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ショルダーバッグは、この夏を軽やかに過ごすための最適解。必要な荷物をすっきり持ち運べて、街でもアウトドアでも自然に馴染む汎用性の高さが、今のライフスタイルに心地よくフィットします。
見た目も使い勝手も、どちらも妥協しない。そんなこだわりが、暑い日の移動や外出を、より快適でスムーズなものに変えてくれるはずです。自分のスタイルに合ったひと品を見つけて、この季節をもっと心地よく楽しんでみてください。
<取材・文/宇田川 雄一 メイン写真/田中利幸>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/675034/
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