サイトアイコン IT NEWS

Gitのリベース中に発生する「REBASE 1/1」の状態を解消する方法

Gitを使ってブランチを整理していると、「REBASE 1/1」のような表示が出て、作業が中断された状態になることがあります。
この状態を適切に解消し、意図したブランチの状態に戻す方法を詳しく解説します。

REBASE 1/1とは?

REBASE 1/1」とは、現在のブランチでリベース操作が進行中であり、1つのコミットが適用されようとしていることを示します。
この状態ではGitの操作が制限され、リベースを完了するか、取り消さなければ通常の作業を再開できません。

REBASE 1/1を解消する方法

現在のリベースを中断する

リベースを取り消して、元の状態に戻したい場合は、以下のコマンドを実行します。

$ git rebase --abort

この操作を行うと、リベース開始前の状態に戻り、変更は適用されません。

変更を加えた後にリベースをやり直す

もし、リベースを中断したうえで変更を加えた後に再実行したい場合は、以下の手順を行います。

  1. リベースを中断する(前述の git rebase --abort を実行)
  2. 必要な変更を加える(ファイルを編集し、保存)
  3. リベースをやり直す $ git rebase <基にするブランチ名> 例えば、v2.0.0 を基にリベースしたい場合は以下のようにします。 $ git rebase v2.0.0
  4. コンフリクトが発生した場合は解消する
    • コンフリクトが発生したファイルを修正
    • 修正したファイルをステージに追加 $ git add <修正したファイル名>
    • リベースを続行 $ git rebase --continue

リベースが完了したらリモートにプッシュ

ローカルでのリベースが完了したら、リモートリポジトリに変更を反映します。

$ git push origin <ブランチ名> --force

リベース後は履歴が書き換えられるため、リモートリポジトリに強制プッシュする必要があります。
--force オプションを使う際は、他の開発者の作業に影響がないか注意してください。

まとめ

Gitリベース中に「REBASE 1/1」の状態になった場合、git rebase --abort で一旦中断し、必要に応じて変更を加えた後に git rebase を再実行すると解決できます。
リベース後はコンフリクト解消とリモートへの反映を忘れずに行いましょう。

これらの手順を理解しておくことで、Gitのリベースをよりスムーズに扱えるようになります。

モバイルバージョンを終了