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巻くだけで缶ビールもチタンマグも冷たさが続く「ビア・サーモラップ」って便利かも

【アウトドア銘品図鑑】

6月だというのに30℃越えの日々が続きます。こう気温が上がっちゃうと缶ビールもペットボトル飲料もノーガードだとすぐにぬるくなっちゃう。

かといって缶クーラーも保冷ボトルも飲み干した後は邪魔になる…。そんな悩みを解決するのがasobito(アソビト)「ビア・サーモラップ」(2900円)です。

コレ、ハイキングや釣りなど荷物を持って歩く場合でも邪魔にならないと話題沸騰のやつ。雑貨店にもお弁当用を包む保冷ラップがありますが、それよりも大きめでカラビナが付いているのがいかにもアウトドアっぽい。そして思っているよりも保冷効果があるとも。

今の時期にめっちゃ使えそうな「ビア・サーモラップ」のサンプルを取り寄せ、どんな使い方ができるか試してきました。

 

■結び目不要で確実に飲み物を包む

「ビア・サーモラップ」、サイズは46cm×46cm。

生地一杯に乾杯を意味する各国の言葉、ビールや大麦のイラストがプリントされている楽しいデザインです。裏にはアルミ蒸着フィルムが貼り付けられています。

▲表は起毛素材、裏にアルミ蒸着フィルムが貼り付けられている

アルミ蒸着フィルム以外は起毛素材でハンドタオルっぽい見た目ですが、繊維同士がしっかり密着する特殊な生地で、一度重ねると簡単には剥がれ落ちない! 結ばず、巻き付ける・たたむだけで形をキープできるんです。

▲容量1Lのナルゲンボトルも包める

クーラーバッグ代わりに使うなら、包むモノを真ん中に置いて、上下・左右からたたむだけ。結び目分のゆとりが不要だから、缶や瓶はもちろん、タンブラーやボトルまでいろんなモノを巻けます。

しかもただの生地だから、凍らせたペットボトルや保冷材といっしょに巻いてもOK。包めればいいんです。そして少しでも生地が重なっていれば、持ち運ぶ途中で剥がれることはありません。

▲付属のカラビナを使って陰干し

重量105g。使った後はボトルや缶から剥がしてバックパックに吊して持ち運べます。めっちゃ手軽。

また、水滴を含んで湿っていたら干し、粘着ローラーで草やホコリを取り除けばよし。ひどい汚れなら水洗いもできます。

 

■缶クーラー包みはチタンマグにも応用できる

さて、ここからは包み方の応用です。

アソビトが提案している"缶クーラー包み”は、アルミ蒸着部分を二重にして、手のぬくもりを缶に伝えにくくする包み方です。

端っこに缶ビールを置いて、くるくる巻いてから上下を畳みます。

底は缶を包み、飲み口は外に向けるのがポイント。少し缶よりも太くなるので、手の甲を生地の下に潜り込ませれば手が疲れません。生地だと滑りにくいし、万が一、指が離れそうになっても、上側の生地がちょっとしたストッパーになります。よくできてる。

▲ハンドルをたためるチタンマグに応用

軽くていいけど保冷力は0のチタンのシングルウォールマグ。同じように「ビア・サーモラップ」を巻いたら冷たさが長続きします。いいかも。

 

■コジー包みでパックご飯のあたためもできる

アルファ米やフリーズドライなどお湯を注ぐだけの食品の保温効果を高めるのが“コジー包み”です。


中央に食品を置いて、角が食品の底に当たるように折りたたみます。
あとは底、左右をたたみ、最後に上から生地を被せれば完成。

食品を2個、3個重ねて保温してもOK。

耐熱温度は非公表ですが、一般的なポリエステル(生地)やポリエチレン(アルミ蒸着フィルム)の耐熱温度は60℃〜。100℃〜のものもありますが50〜60℃を上限とするといいでしょう。

▲パワフルなカイロだと70℃に達する場合もあるようなので、ごく一般的なカイロを使用

ちょうどインスタで自衛隊東京地方協力本部のライフハックが話題となっていたので、カイロで挟んだパックご飯を包んでみました。

あんまりピッチリしすぎると発熱に必要な空気が入りづらいかなと思って少しゆるめ、ふんわりかぶせました。

80分後。

平均的なカイロは最高60℃ほどに達するそうですが、そこまで熱っという感じはなく、アルミ蒸着フィルムへのダメージもありませんでした。

肝心のパックご飯はレンチンしたときのような熱々ではありませんが、ほんのりあたたかい。ほどよい硬さでおいしく食べられます。

自衛隊のライフハックではアルミホイルで二重に包むそうですが、「ビア・サーモラップ」ならゴミになりません。こんな使い方ができるのはちょっとうれしい。

▲全3色で展開

「ビア・サーモラップ」はその断熱性を活かしてクーラーバッグ、缶クーラー、コジーなどに使えます。分厚いとまでは言えませんがしっかりとした生地で、ちょっとした緩衝材代わりにもなり、汎用性の高さはピカイチ。

保冷だけでなく保温にも役立つので毎日のお弁当にも役立ちます。これで1枚3000円以下とはコスパよすぎです。

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>> [連載]アウトドア銘品図鑑

<取材・文/大森弘恵 撮影協力/ビッグウイング>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X

 

 

 

 

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