【GoodsPress 上半期 AWARD 2025】
2025年も進化を続けたイヤホンとヘッドホン。定番の高音質モデルに加え、オープンイヤー型など利用シーンを広げる製品が続々登場。プロが厳選した上半期ベストバイを一挙紹介!
* * *
今年のワイヤレスイヤホン市場はライフスタイルに合わせた多様化がさらに加速。
スタンダードなワイヤレスイヤホンでは年初の発売ながらテクニクス「EAH-AZ100」が音質、ノイキャンなどの総合力でヒットしたため上半期の大賞に選出。次点はコスパの高さが光るアンカー・ジャパンの「Soundcore Liberty5」。
ただ、今年のワイヤレスイヤホンは耳を塞がず周囲の音が聞こえるオープンイヤー型にも注目。なかでも、イヤーカフ型と呼ばれる耳を挟み込む形状が最注目。アンカー・ジャパンのSoundcore AeroClipは今後の定番機になる可能性大。
イヤホンは目的とスタイルに応じて選ぶ、そんな時代が到来しているのだ。
ーデジタル&ガジェット部門/イヤホンー
<大賞>
1. テクニクスならではの総合力の高さが光る!
テクニクス
「EAH-AZ100」(3万9600円)
2025年上半期の大ヒットワイヤレスイヤホンと言えばコレ。音質やノイズキャンセル、機能性の総合評価はもちろん他社ハイエンドが4万円オーバーが相次ぐ中、3万円台で登場した値頃感もヒットに繋がりました
テクニクスの音響技術を結集した最高傑作。磁性流体ドライバーによる生音志向を高めた音質向上、新開発のアダプティブノイズキャンセリング機能など全方位に最高レベルな1台だ。
<ハイコスパ賞>
2. 迫力ある重低音サウンドが魅力の人気モデル
アンカー・ジャパン
「Soundcore Liberty 5」(1万4990円)
1万円台半ばという価格ながらハイレゾワイヤレスや DolbyAudio対応はコスパ優秀。5月の発売直後からヒットランキング上位に顔を出していて、ロングセラー間違いナシです
2022年発売の人気モデル「Soundcore Liberty4」の後継機。同社独自のウルトラノイズキャンセリングを2.0から3.5へと進化させたほか、音質機能も大幅パワーアップで登場。
<オープンタイプ賞>
3. オープンイヤー型イヤホンの決定版!
アンカー・ジャパン
「Soundcore AeroClip」(1万7990円)
オープン型イヤホンの中でも特に装着がラクなタイプがイヤーカフ型。「Soundcore AeroClip」は重低音サウンドも優秀。本命の高音質イヤホンの次に選ぶ1台としてオススメ
12mmの大型ドライバーを搭載。耳を塞がないオープンイヤー型とは思えない迫力のサウンドを実現。音漏れ防止構造で周囲への配慮も万全。周囲の音を聞きながら音楽を楽しめる。
ーデジタル&ガジェット部門/ヘッドホンー
<大賞>
4. プロも認める圧倒的な高音質を実現
ソニー
「WH-1000XM6」(5万9400円)
世界中で大ヒットした「1000XM5」の後継ということで注目されました。約6万円とお高めですが、良いものを長く使い続けたい人には間違いなくオススメの1台ですね
世界最高クラスのノイズキャンセリング性能の進化に加えて、著名な音楽制作スタジオのトップエンジニアと共同で音質の調整を実施。アーティストの意図したサウンドを再現する。
<オールラウンダー賞>
5. サウンドはもちろん利便性も備えた万能モデル
JBL
「Tour One M3」(4万9500円)
音質、ノイズキャンセリングの優秀さに加えてトランスミッタ接続の汎用性がポイント。購入したヘッドホンをあらゆるシーンで使い倒せると考えるとお買得感もありますね
新採用のマイカドーム40mm径ドライバー搭載。JBL独自のプロ・サウンドをハイレゾワイヤレスで楽しめるモデル。ノイズキャンセリング、空間オーディオ対応の多機能さも特徴。
<音楽性賞>
6. 音質最重視派にぴったりの1台
Bowers & Wilkins
「Px7 S3」(6万8200円)
機能性よりも「音楽を聴く」という本質を追求。緻密で情報量豊かなサウンドは、まさにスピーカーで聴いているかのよう。じっくりと音楽に浸りたい人にこそ選んでほしいですね
英国の老舗オーディオブランドが手掛けるワイヤレスヘッドホン。スタジオ品質のサウンドを目指しDSPを再調整。アーティストが意図した通りの豊かで音楽的なサウンドを届ける。
>> 特集【GoodsPress 上半期 AWARD 2025】
※2025年7月6日発売「GoodsPress」8月9月合併号20-21ページの記事をもとに構成しています
<文・監修/折原一也>
折原一也
1979年生まれ。PC系出版社編集職を経て、AVライター/評論家として専門誌やWebで執筆。2009年よりVGP審査員・ライフスタイル分科会副座長
【関連記事】
◆日常からビジネスシーンまで使えるパナソニック初のオープン型イヤホン
◆普段はイヤホンで、会議はヘッドセットで。finalの“ながら聴き”完全ワイヤレスがおもしろい
◆ソニーの新型ヘッドホン「WH-1000XM6」はノイキャン性能も音楽性能もまさにハイエンド!
- Original:https://www.goodspress.jp/features/687321/
- Source:&GP
- Author:&GP