【GoodsPress 上半期 AWARD 2025】
“温め”や“解凍”など現代人にとって欠かせない機能を持つ電子レンジ。自動調理など時短機能など“タイパ”がトレンドだったが、近年はそれに加えて“スペパ”も注目されているとか。トースターとしても本格的な傑作モデルを教えてもらった!
* * *
今年に入ってから電子レンジに面白い流行の兆しがあると石井さんは話す。
「今まではスチーム機能を搭載するなど高機能モデルが多かったのですが、この数か月の間にトースター兼用の電子レンジが続々と登場しているんです」
トースター機能付き電子レンジはもともとパナソニックや象印が販売していたものの、さらにブラッシュアップされた製品が続々と登場中だという。
「今までも電子レンジでトーストは焼けたのですが、庫内が広いぶん加熱に時間がかかり結局パサパサに仕上がってしまったりするなど性能的に決して満足のいくものではありませんでした。しかし、電子レンジとトースターの両方をキッチンに置くのではスペースパフォーマンスが悪い。そこで、この“スペパ”に優れたトースター兼電子レンジがトレンドになりつつあるようですね」
そこで石井さんには“スペパ”に優れた電子レンジの中でも美味しさにもこだわった本格モデルを厳選してもらった。
石井和美さん
家電プロレビュアー。家電のレビューを得意とする。小型の調理家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を生活者目線でレビュー。テレビ、雑誌、WEBなどで活躍中
ー生活家電部門/電子レンジー
<大賞>
1. グラファイトレンジ加熱でワンランク上の仕上がりに!
アラジン
「グラファイトオーブンレンジ」(6万7100円)
アラジンらしい0.2秒で温度を急激に上げるヒーターが特徴。冷凍コロッケや惣菜パンといった加熱の難しい食品も外はサクサク、中はアツアツに調理できちゃいます!(石井さん)
0.2秒で発熱する“グラファイトヒータ”による加熱とマイクロ波によるレンジ加熱を合わせた新技術を搭載。リベイクから解凍、時短グリルなど幅広く活躍してくれる。また、トーストも業界最速の約3分40秒で焼き上げる。
<2in1賞>
2. トースターとレンジが合体した2in1タイプ
日立
「2in1 トースターレンジ MRT-F100」(実勢価格:5万円前後)
日立のなかでは珍しく小ぶりで、そしてトースター機能付き。まさしく“スペパ”重視のトレンドを反映させたモデルです(石井さん)
4種のパン専用モードを備えるだけでなく、グリルやレンジとしても使用可能な2in1トースターレンジ。幅34.9cm、高さ13.2cmのワイド庫内がうれしい。直感的に操作できるダイヤル式で手入れもラクラクだ。
<パワフル&時短賞>
3. レンジとグリルを自動切り替えし、時短で本格調理
象印マホービン
「EVERINO ES-KA18」(実勢価格:6万5780円前後)
加熱時のパワーが強く、魚からグラタンまでとにかく焼きが上手いモデルです。設置性が良いのもおすすめポイントです!(石井さん)
レンジ機能で食材の芯まですばやく熱を通し、その後は自動でグリル機能に切り換わり食材の表面に焼き色をつける“レジグリ”機能はハンバーグも約8分で調理可能。そのほかサクレジ、パンレジなど揚物とパンに特化した機能も備える。
<おまかせ調理賞>
4. グリル皿に乗せるだけで簡単調理
パナソニック
「スチームオーブンレンジ NE-BS9D」(実勢価格:11万8800円前後)
おまかせ熱風フライ機能でおうちでも気軽に揚げ物が調理できるのが魅力。後片付けもすごく簡単で特に家族向けとしておすすめです(石井さん)
“おまかせグリル”機能でヒートグリル皿に並べるだけで調理可能。裏返しも焼き網も不要という手軽さがウリで冷蔵と冷凍が混在していてもOKというスグレモノ。さらに市販の冷凍フライに油を付ければ揚げ物も調理できる。
>> 特集【GoodsPress 上半期 AWARD 2025】
※2025年7月6日発売「GoodsPress」8月9月合併号34-35ページの記事をもとに構成しています
<文/小沢大介>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/687642/
- Source:&GP
- Author:&GP