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バランスも佇まいも、一分の隙なし。町工場が削り出した本気のボールペン

仕事の大部分がノートPCなどデジタル機器に頼っているからこそ、ビジネスシーンでのサインやメモ、アイデアの走り書きなどアナログな手書きを行う際には、こだわりの筆記具を使いたいもの。そんなとき、単なるブランド物よりも、個性的で独自のストーリーや背景を持った筆記具なら、実用性はもちろん、話のネタにも使えたり。

「BALLPOINT PEN (TYPE A)」(1万3200円)は、長年金属加工に向き合ってきた後藤鉄工所が開発したボールペン。“1000分の1ミリ”という加工精度を実現する町工場が、その精密加工技術を活かして作り上げた、精度も佇まいにもこだわった一本です。

後藤鉄工所は新潟県三条市に拠点を置く金属加工専門メーカー。そして後藤鉄工所が立ち上げた自社製造オリジナルブランド・G-GOODS(ジーグッズ)の第1弾が「BALLPOINT PEN (TYPE A)」になります。

1951年の創業以来、“1000分の1ミリ”という加工精度で自動車産業、ロボット産業、農業機械など様々な領域で部品を製造してきた同社は、受注頼みの経営や後継者不足、人材確保、技術の継承など、町工場が抱えるさまざまな課題を解決すべく新たにブランドを立ち上げました。そのため、第1弾プロダクトであるこのボールペンには並々ならぬ気合いがかかっていることが、製品からも伝わります。

航空機部品にも使われる軽くて高硬度なジェラルミンとステンレススチールが素材に使われているのが特徴で、高精度の金属加工のノウハウを活かして、金属の塊からNC旋盤で削り出し。金属が持つ表情を際立たせるような造形と加工に注力しており、独特の高級な質感と無駄のない美しさを実現しています。

また、ボールペン本体のパーツもすべて金属製。ペン先に搭載される細かなパーツまで、すべて自社独自の設計・加工であり、ゼロから作り上げています。ペンの内部にいたるまでシャフト加工の技術が詰め込まれています。

デザインのイメージは、漫画家やイラストレーターが使う“つけペン”、いわゆるペン軸がモチーフ。そのため、先細りのような繊細なフォルムに設計されています。これにより、重心が手元に集まるようになっているため、筆記時に余計な力がかかりにくく軽やかな書き心地。

本体重量は21gと軽く、長時間書いていても疲れにくくなっています。加えて、金属製とは思えないほど手に馴染みやすいのも特徴のひとつです。

なお、インクの替芯には三菱鉛筆「ジェットストリーム」(SXR-80-38 ~ SXR-80-10)などを使用可能。町工場が生み出した、高い技術とストーリーが詰まったボールペンなら、大切な場面で役立つ相棒となこと間違いなしです。

>> G-GOODS

<文/&GP>

 

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