【達人のプラモ術】
海洋堂
「ARTPLA SCULPTURE WORKS エヴァンゲリオン初号機“ヤシマ作戦”」
04/04
さてさて最終回。エヴァンゲリオン初号機“ヤシマ作戦”の完成編です。初号機の機体は前回ほぼ完成したのですが、もう一味追加ということで、夜間戦闘時に機体のグリーンの部分が発光する設定を蓄光塗料を使って再現してみました。さらに第5使徒ラミエルの荷電粒子砲で溶けたイメージの展示用ベースを追加しました。(全4回の最終回/1回目、2回目、3回目)
© カラー
■ブラックライトで発光するエヴァンゲリオン初号機
劇場版の初号機は夜間戦闘時には機体のグリーンの部分が発光するという設定になっています。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の続編となる『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のエヴァ3号機に寄生した第9の使徒、そして第10使徒との戦闘シーンでは、発光がより強調されていますね。その後覚醒した初号機ではグリーンの部分が赤く発光します。
ということで、夜間戦闘シーンをより強調したら面白いと思い、ガイアノーツから発売されている蓄光塗料「エヴァネオングリーン」を機体のグリーン部分に追加塗装してみました。この塗料はブラックライトをあてることで鮮やかなグリーンに発光します。
ガイアノーツ
「V-04 エヴァネオングリーン」(1650円)
■想像以上に光るネオングリーン
作例では、機体のグリーン部はガイアノーツの「エヴァグリーン」で塗装しています。その上からエアブラシでネオングリーンをオーバーペイントすることで発光を実現しています。
ネオングリーンは透明度が高いので筆塗りには向いていません。また粘度も高いので溶剤でかなり希釈(1:1程度)する必要があり、塗り重ねることで発光度が増します。そして沈殿率が高いので、使用に際してはしっかりと攪拌しないといけません。エアブラシのカップ内でもすぐに沈殿してしまうので、塗装直前に必ず攪拌が必要です。
ガイアノーツが発売している通常のエヴァカラーと比べて価格も高く癖の強い塗料ですが、それだけの効果は得られます。
ブラックライトで鮮やかに発光する塗料ですが、蓄光塗料なので昼光を当てることでも、暗いところで発光が見られます。
■ジオラマ風ベースの製作
キットは、“ヤシマ作戦”の二子山決戦、第6使徒ラミエルを狙い陽電子砲での第2射を構える初号機の迫力ある姿を再現しています。陽電子砲を含めると全長が40cm近くにもなる完成度の高いモデルということもあり、やはりディスプレイベースが欲しくなります。
当初は市販の展示台を使うことも考えましたが、キットにマッチするサイズが見当たらなかったため、自作することにしました。
ベースは30cm×30cmの木製パネルを使い、ラミエルが荷電粒子砲の攻撃で溶けた狙撃ポイントのイメージを再現してみました。また二子山決戦は夜戦なので、全体をモノトーンでまとめています。
木製パネルの表面に1mm圧のプラ板を貼り、その上から情景テクスチャーペイント(路面ダークグレイ)を塗布してベースを作り、溶けた構造部物はジオラマ製作で使用するスタイロフォームをツールクリーナーで溶かして質感を再現しています。
タミヤ
「情景テクスチャーペイント(路面ダークグレイ)」(1100円/100ml)
■「ARTPLA SCULPTURE WORKS エヴァンゲリオン初号機“ヤシマ作戦”」完成!
今回は久しぶりのキャラクターモデル製作でしたが、アートプラは塗装を含めていろいろなことができて面白いキット(素材)だと思います。
ガイアノーツが発売しているエヴァネオンカラーと蓄光塗料のエヴァネオングリーンを使い塗装することで、夜間戦闘で発光する初号機を再現。自作したベースと組み合わせることで、ヤシマ作戦の雰囲気は出せたのではないかと。
明るい状態と、ブラックライトを当てて発光させた状態では、作品の印象が大きく変わるのも面白いですね。ネオンカラーは使用範囲も限られ、価格もそれなりに高価なのが辛いところですが、エヴァの製作では使用する価値はあると思います。
さて次回は何を作りましょう?
>> [連載]達人のプラモ術
<製作・写真・文/長谷川迷人>
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- Original:https://www.goodspress.jp/howto/696146/
- Source:&GP
- Author:&GP