出張や旅行のたびに、「ちょうどいいバッグがないなあ」って思うこと、ありませんか?
スーツケースはちょっと大げさ。でも、いつものリュックじゃ入りきらない。できれば旅専用じゃなくて、ふだんも使えるといいんだけど…。そんなときに見つけたのが、BRIEFING(ブリーフィング)の「TRAVEL PACK」(5万8300円)。
見た目はすっきりスマートなのに、2〜3泊の荷物も余裕で収まる収納力。ナイロン素材はタフで雨にも強く、ポケットや仕切りも充実。PCスリーブもついていて、日常も出張も、週末の外泊にも、これひとつでけっこういけます。
■PCも着替えもこれひとつ。街にも旅にも馴染むバックパック
「TRAVEL PACK」は、BRIEFINGのコレクション「LESIT(レジット)」のひとつ。
“旅をもっと身近に感じてもらいたい”という想いから生まれた、2023年スタートのまだ新しいラインです。
アウトドアっぽすぎず、かといってビジネス顔すぎもしない。ちょうどいい“上品さ”でまとまっているのが、このバッグの魅力。
日常にも旅にも、すっとなじんでくれる理由は、きっとこのバランス感にあるんだと思います。
本作のいちばんの魅力は、なんといってもメインスペースの“ガバッと感”。
大きく開くので荷物の出し入れがほんとにラクで、旅先でのパッキングもノンストレス。内側にはメッシュポケットもついていて、靴下とか下着とか、細かいものを分けて入れられるのも助かります。
作りはとてもシンプルなので、たとえばシューズケースごと靴を入れて持ち運ぶのも余裕。最近始めたフットサルやランニングにも良さそう…なんて妄想もふくらみます。
さらに便利なのが、フタの裏側にある2つのメッシュポケット。ポーチがなくても、化粧品やケーブル、美容グッズなんかをそのままスッと収納できます。しかもメッシュだから、中に何が入ってるかパッと見てわかるのも助かります。
また、メインスペースとは別に、背面側には16インチ対応のPCスリーブもちゃんと備わっています。その手前には、書類やタブレットが入るスペースもあって、ノートPCをしっかり保護しながら持ち歩けるのがありがたいところ。
出張はもちろん、旅のついでにちょっと仕事も…なんてときにもぴったりです。
それだけじゃなく、フロントポケットの収納力もかなり優秀です。ペンホルダーや小物用のスリーブがついていて、さらにファスナー付きのポケットも装備。8インチクラスのタブレットがすっぽり収まるスペースもあって、地味に便利なんですよね。
しかも、鍵を取り付けられるキーストラップまでちゃんと備わっていて、「ここまで気が利いてるのか…」と、ちょっと感心してしまいました。
サイドには、500mlのペットボトルや折りたたみ傘が入るメッシュポケットもついています。伸縮性があるので、使ってないときはぺたんと収まって、バッグのシルエットを邪魔しないのがいいところ。
反対側には、ファスナー付きのポケットもついています。スマホや鍵なんかをさっとしまっておけて、すぐ取り出したいものを入れるのにちょうどいい位置。
こういう“ちょっとした便利”をしれっと入れてくれるところも、抜かりないなあと思います。
しかもこのバッグ、背負うだけじゃないんです。ちょっとおもしろいのが、ボストンバッグのように横持ちもできること。
たとえば、車のトランクからさっと取り出したいときとか、混んだ電車で背負ってるのが気まずいときとか。そんな“もうひとつの持ち方”が意外と便利だったりします。
フロントに付いているテープは、一見するとデザインのアクセント。でも実は、ハンドルとしても使えるようになっていて、「おお、そう来たか」と思わせてくれる仕掛けです。
背負い心地のよさも、このバッグの見逃せないポイント。チェストベルトが付いているのはもちろんなんですが、なんとロードリフターまで搭載されているんです。
この“ロードリフター”というのは、バッグの上部をギュッと背中側に引き寄せてくれるパーツで、肩まわりの負担をぐっと軽くしてくれます。もともとは、登山用のゴツいザックに使われるような機能なんですけど、これがあるとリュック全体の安定感がぐんと増すんですよね。
ノートパソコンに着替えに…と、どうしても荷物が重たくなりがちな日常使いのバッグに、こんな装備まで入っていると、ちゃんと考えられてるなって、安心できるんです。
ショルダーハーネスには、しっかりと厚みがあります。だからといって硬すぎず、肩にくい込むようなイヤな感じはありません。背面はメッシュ素材なので、長時間背負っていても蒸れにくく、汗ばむ季節もだいぶ快適に過ごせそうです。
それからもうひとつ、背中に当たる部分にはクッション入りのパネルが入っていて、中の荷物がゴツゴツと主張してくるような不快感もありません。
BRIEFINGといえば、外せないのが“タフな素材使い”。フロントには、撥水性に優れた1220×1830デニールのポリコーデュラを使用していて、表面のちょっとゴツゴツした質感が、ワントーンのデザインでもしっかり存在感を放ってくれます。
サイドや背面には、軽さとハリのある840デニールの「コーデュラエアー」を採用。裏地には撥水加工もされていて、少しくらい雑に扱っても平気そうな頼もしさがあります。
そして細かいところもぬかりなくて、たとえばジップの先端にはコーティングが施されていて、よくある“ひもがボサボサ問題”とも無縁。取っ手のループも長めで、冬に手袋をしたままでも開け閉めしやすい設計になっています。
ちなみに「LESIT」は、アクセサリーがちょこちょこ増えていくのも楽しみのひとつ。
単体でも使える「SQ SHOULDER LE」(1万8700円)や「CONNECTING KEY STRAP」(3300円)を足せば、バッグの容量や使い勝手を“ちょい足し”できるようになっています。
具体的にいえば、ショルダーハーネスに「SQ SHOULDER LE」をぶら下げると、それだけでスマホやカメラの居場所がひとつ増える…という感じです。ちょっと出して、すぐしまえる。これが意外と助かるんです。
さらに、「CONNECTING KEY STRAP」を足せば、冬に厚手のアウターを着ていてもゴワつかず身につけられます。
* * *
「旅=特別なこと」じゃなくて、「旅=もっと自然なこと」として楽しめたらいいな。そんな発想から生まれたのが、この「TRAVEL PACK」なんだろうなと使っていて感じます。
あえて気になる点をひとつ挙げるなら、ボストン持ちにしたときにストラップが少し垂れがち、というところ。でも、それも“2WAYです!”と声高に言うというより、あくまでバックパックとしての完成度をしっかり高めているからこその仕様なのかもしれません。
普段づかいから出張、ちょっとした旅行まで。“スーツケースは大げさだけどリュックじゃ足りない”という場面に、ちょうどいい答えをくれるバッグです。
>> BRIEFING
<監修・執筆/宇田川雄一>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/697397/
- Source:&GP
- Author:&GP