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温めムラをなくしオーブン機能も強化!最新電子レンジ&オーブンレンジ5選【調理家電&調理雑貨大賞2025】

【調理家電&調理雑貨大賞2025】

さまさまな調理家電の中でも生活に欠かせないのが電子レンジ。最新モデルではそのメイン機能である“温め”が高性能化。加えて、オーブンレンジのオーブン機能も強化され、より使いやすく進化している。

*  *  *

ここ数年、調理メニューの多さを前面に打ち出していた高機能オーブンレンジ。しかし、今年に入ってからオーブン機能を強化した製品が増えているという。これによりトースター機能が実用レベルまで進化。

「オーブンレンジでトーストを焼くと庫内が広いため時間がかかり、水分が飛んでパサパサになっていました。しかし、トースター機能が強化されたことでかなり美味しく仕上がるようになりました」(石井さん)

また、電子レンジの原点である温め機能を見直す動きも目立つ。象印の「エブリノ」はツインエンジン構造で温めムラを抑え、異なる料理の4品同時温めを実現。オーブン機能とレンジ機能の両方が高性能であることから今回の調理家電選考会では満場一致で総合大賞に選出。

単機能モデルにおいても高精度センサーを搭載することで冷凍食品の加熱ムラまで抑える製品が登場。最新の電子レンジはよく使う機能が強化され、さらに便利になっているのだ。

■私たちが選考委員です!

家電プロレビュアー 石井和美さん
さまざまな媒体に白物家電を中心とした製品レビューを寄稿するプロレビュアー。大型家電のレビューもするため一戸建ての「家電ラボ」まで開設。日々、家電のテストを行っている

 

 

 

家電ライター・コラムニスト 小口 覺さん
執筆業のほかプロデューサーとしても雑誌やWebメディア、企業サイトのコンテンツ制作を手がける。著書に『ちょいバカ戦略−意識低い系マーケティングのすすめ−』(新潮社刊)など

 

 

 

家電ライター コヤマタカヒロさん
調理家電やデジタルガジェットのほか、季節家電にも精通する広い守備範囲をもつ家電ライター。家電のテスト&撮影のためのスタジオ「コヤマキッチン」も運営するなどマルチに活躍中

 

 

家電ライター 田中真紀子さん
家電に関する記事の執筆や監修を年間300本以上こなすほか、テレビやラジオへの出演、セミナー講師など幅広く活躍する家電専門家。製品を実際に使い魅力や取り入れ方を発信する

 

 

食楽 web編集長 草地麻巳
ライフスタイル誌やテレビの仕事を通じて食、カルチャーに精通。『食楽 web』では全国のローカルグルメから旅情報までを取り上げ、「食」の先の豊かなライフスタイルを発信している

 

 

GoodsPress編集部員 古澤健太郎
調理家電はGoodsPressの記事を用いた妻へのプレゼンを経て購入。最近炊飯器を新調したことでお米の摂取量が増え、順調に体重増加中。現在はスペパ効率の良い製品に注目している

 

ー電子レンジ部門ー

<大賞>

1. ツインエンジン構造でムラを抑えた時短温めを実現

象印マホービン
「エブリノ ES-LA30」(予想実勢価格:13万2000円前後)

マグネトロンダブルという業務用と同じ機能を搭載。本気度が伝わるし、性能的にも今年1位になる家電だと思います(コヤマさん)

マグネトロン(電子レンジのエンジン)が2つ付いているので冷凍食品でも温めムラがありません(小口さん)

業界初のツインエンジン構造を採用し、広い庫内でもムラを抑えた加熱を実現したスチームオーブンレンジ。最大4品同時の時短温めと簡単操作で毎日の調理が快適に。庫内容量30L。

▲底と奥の2箇所からのレンジ加熱による「ツインエンジン構造」。全方位から効率良く熱を伝える。温めムラがなく、時短調理を実現

▲オーブンとレンジを自動で切り替えて調理できる「すご技オーブン」搭載。肉料理に◎

▲付属の角皿を使い、上段・下段それぞれ異なる温度で最大4品を同時に温めることが可能

<オーブン優秀賞>

2. アラジン初のオーブンレンジ。予熱要らずで時短調理が可能

アラジン
「グラファイトオーブンレンジ AEM-G14A」(実勢価格:6万7100円前後)

グラファイト搭載でトーストもしっかり焼けます。レンジ加熱とヒーターを使ったダブル加熱が高性能で、時短も実現(田中さん)

0.2秒で発熱する「グラファイトヒータ」とレンジ加熱を組み合わせた「グラファイトレンジ加熱」で時短調理を実現。トーストも裏返さず業界最速3分40秒で完成。庫内容量22L。

▲付属のヒートトレイとマジックラックを使えば裏返さず両面焼き&食材の中心までしっかり加熱できる

<ユーティリティ賞>

3. 人気機能を厳選して搭載! ジューシーな焼き上がりが魅力

シャープ
「ヘルシオ AX-N1C」(実勢価格:11万9000円前後)

作りたい料理や使いたい食材がある場合、AIが臨機応変に対応してくれるのがいい。今後の進化にも期待しています(小口さん)

温めも揚げ物もムラなく調理できる「ヘルシオ」のベーシックモデル。過熱水蒸気で食材の表面を焼き上げながら中まで加熱し、ジューシーな仕上がりを実現。庫内容量30L。

▲AI対話「クックトーク」に対応しており、スマホを使った自然な会話で献立や調理方法をナビ

<ベスト単機能賞>

4. 温め機能に特化した単機能レンジの新定番

パナソニック
「ビストロ NE-FB2D」(実勢価格:4万4500円前後)

冷凍と冷蔵の食品を同時に温められるところが便利。センサーが高性能で温め機能をメインで使うならオススメです(草地さん)

庫内全体64か所の温度を瞬時に検知する高精度センサーを搭載。検知した情報をもとに3Dアンテナで冷たいところを狙って加熱し、ムラを抑えて食品を温められる。庫内容量26L。

▲0.1秒で庫内全体をセンシング。食品の温度や分量などを見分け、自動で温め・解凍を行う

<コスパ最高賞>

5. センサーと独自プログラムで冷凍食品の温めムラを抑制

ニトリ
「冷食シェフレンジ BK2G01」(1万9900円) ※一部離島では別途手数料がかかります

商品名の通り、冷凍食品の温めムラや解凍ムラがないのでとても使いやすい。この価格でこの性能はすごいです(石井さん)

特許出願中の独自加熱プログラムで冷凍食品の加熱ムラを抑える。赤外線センサーによる「自動あたため」と900W高出力の「時短加熱」モードを搭載。庫内容量約22L。

▲赤外線センサーによる温度検知と加熱コントロールで冷食をムラなく温めることが可能

 

>> 特集【調理家電&調理雑貨大賞2025】

※2025年9月5日発売「GoodsPress」10月号54-55ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/津田昌宏>

 

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