【調理家電&調理雑貨大賞2025】
「今のままでも調理はできるから」「少し手間をかければいいから」と目をつぶっている小さな不便さはないだろうか? そのモヤモヤ、アイデアグッズで万事解決! 日々の調理はツール次第でもっと美味しくラクになる。
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フードスタイリングの現場で活躍する松井さんにとって調理効率化や不便さを解消する便利グッズは重要な武器だ。
「日頃から店舗巡りやSNSでリサーチをする中で“意外な用途”の商品に出合うことがあります。家事問屋の『味見スプーン』がそのひとつ。食事用のスプーンで味見したり、菜箸で煮え具合を確認したりとその商品がなくても調理はできるのですが一度試せばその使い勝手の良さの虜に。“自覚していない小さな不便さ”を解決してくれるツールがあれば料理時間がより充実していきます」
便利グッズ選びにもコツがある。
「Amazonや百均で手当たり次第に買うと結局眠らせてしまうことも。まず、用途が自分の希望と合っているかを再確認しましょう。余分な用途まで求めると本来必要だった機能が薄れることも。私の場合は“時短、手間軽減、クオリティアップ、洗いやすく乾きやすい、収納のしやすさ”といったキーワードを優先順位付けしてアンテナを張っています」
広告やCMの料理監修、調理器具メーカーや各種メディアへのレシピ提供のほか、フードスタイリング部門でも活躍。「目で喜ぶ、見るだけで美味しい料理」がモットー
ーアイデア調理器具部門ー
<大賞>
1. グリルのような焼き目を電子レンジで
MUK
「レンジメート プロ」(1万2650円)
料理の経験を問わず簡単にこんがりとした焼き目が付けられます。焦げ付かないのにPFASなどの有害なコーティング不使用なのも安心(松井さん)
特許取得の特殊構造によりマイクロ波に反応してプレートが300度以上に発熱。電子レンジでもフライパンのような調理が可能だ。焼きサバなら約4分で香ばしい焼き目が付く。
<ヘルシー料理賞>
2. 素材を生かす蒸し料理をフライパンで手軽に
家事問屋
「蒸しかご」(2750円)
せいろを使いたいけど収納スペースがない、手入れが苦手という人にピッタリ。固くなったパンや冷凍ごはんも蒸せばふっくら仕上がります(松井さん)
セットするだけでいつものフライパンが蒸し器に。少量の水であっという間に蒸しあがるので栄養価を損なわず肉は余分な脂が切れてヘルシーに仕上がる。食材の下ごしらえにもおすすめ。
<テーブルナイフ賞>
3. 下ごしらえのレベルを上げるコンパクトな包丁
アルコス
「テーブルナイフ(刃渡り10cm)」(1650円)
シュークリームがきれいに切れて感動! 撮影時にもよく活躍しています。先が丸いから食卓での切り分け時も不快感なく置いておけます(松井さん)
細かな波刃と独自のステンレスの硬度により固いバゲットや柔らかいパン、皮が固いトマトや分厚いステーキも潰さずに気持ち良くカットする。バターナイフとしても使用可能。
<食材保存賞>
4. パスタやねぎなどロング食材にジャストフィット
無印良品
「マチ付きダブルチャック フリーザーバッグ/ロング[16枚入り]」(199円)
長さのある食材は多いので重宝しています。無駄な余白がないから気持ち良く収納できます。長ネギは青い部分でカットすれば入りますよ!(松井さん)
ありそうでなかった縦34cm、横13cmのロングサイズ保存袋。麺類やネギ、ニラ、セロリのような食材の保存にちょうど良い。保存した日付を記入する白抜きの枠も付いている。
<お手軽味見賞>
5. 使うと分かる調理のストレスを軽減する1本
家事問屋
「味見スプーン」(880円)
一度使うと手放せない! 一般的なスプーンだと汁がすくいにくく箸で煮え具合を確認すると煮崩れする。そんな悩みを解決してくれます(松井さん)
味見用スプーンと火通りを確認するフォークが両端に付いた1本。小ぶりサイズなので食材の形を壊さずに使用できる。持ち手が長く調理中に手元が熱くならないのも助かる。
※2025年9月5日発売「GoodsPress」10月号70-71ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/竹林佑子 監修/松井緋音>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/697241/
- Source:&GP
- Author:&GP