【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】
本格的な映像が撮影可能なミラーレス一眼からSNSや動画配信などを手軽にこなせるアクションカメラまで今シーズンも動画カメラが超充実! 選りすぐりを紹介する。
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趣味や配信目的などで動画をを撮影する行為が日常となったここ数年、より使い勝手や性能を充実させた動画向けカメラが続々と登場している。なかでもハイエンドミラーレス一眼の進化が著しいと語るのは映像作家のこみあげくんだ。
「AI技術の進化によりAF性能が大幅に向上。より手軽に高精度な被写体追尾が可能になったことが大きいですね。また、映像エンジンの性能向上により、これまで限られた機種でしか扱えなかったRAW動画撮影が多くのモデルで実現。高品質な動画制作が身近になりました」
一方のアクションカメラも着実に進化を遂げているという。
「360度カメラがほぼスタンダード化し、撮り逃しのリスクが激減。これまで課題と言われていた画質面でも大きく向上し、暗所撮影でも満足できるレベルになった感があります」
どちらを選ぶべきかまさに悩みどころだが。
「動画カメラ全体としては用途別に明確な進化を遂げ、市場全体が多様化・分散化してきている印象です。撮影した動画をどう活用したいかによって選ぶのが賢い選択だと思います」
場合によってはミラーレス一眼とアクションカメラの双方を使い分けるという選択肢もありそうだ。
こみあげくん
3年間、車に住み全国を撮影。その様子を描いた動画は総再生数690万回を記録した。現在もYouTubeに「ビビリの家族が行くキャンピングカー生活」を配信するほか、自身のスクールを開講
【アウトドア趣味編:動画カメラ】
<ハイエンド>
ミラーレス一眼でこだわり映像を撮影!
1. 動画はもちろん静止画性能も圧倒的!
パナソニック
「LUMIX S1R II」(ボディのみ:47万5200円)
軽量ながらIP53対応、−10度の耐低温、防塵・防滴構造設計などのタフネス設計が撮影自由度を広げてくれます。いつでもどこでも持ち出せる高機能マイクロフォーサーズ機(こみあげくん)
新開発の約4430万画素センサーと新世代ヴィーナスエンジン搭載で美しい描写力と豊かな色表現が特徴のフルサイズミラーレス一眼。約1億7700万画素の手持ちハイレゾ撮影も可能に。「LUMIX」初の8K 30p動画撮影にも対応。
2. 見た目はレトロ、中身は最新&高機能
OM SYSTEM
「OM-3」(ボディのみ:26万4000円)
新開発の裏面照射型フルサイズCMOSイメージセンサーを搭載。8Kや4K120pの高画質動画、AI被写体認識AF、8段分の手ブレ補正などハイエンドな性能を有していて本格映像制作にも応えてくれます(こみあげくん)
往年のフィルム一眼レフカメラ調のデザインながら約2037万画素Live MOSセンサー+TruePic Xエンジンにより高画質撮影やIP53相当の防塵・防滴性能を誇る。人物から鳥まで追尾してくれるAI被写体認識AFも優秀だ。
3. 上位機と同じ画像処理エンジンが秀逸
ニコン
「Z5 II」(ボディのみ:25万8500円)
N-RAWやN-Log対応のほかFHD120p収録にまで対応。4K UHD 60pでは最大125分間の連続撮影が可能。N-RAWデータはSDカードに記録できるので安心です(こみあげくん)
2450万画素フルサイズ裏面照射型CMOSセンサーと画像処理エンジンEXPEED 7を搭載し高画質と高速処理を両立。動画は4K UHD 60pに加え、12bit N-RAW内部記録やH.265/H.264にも対応する。
<ハイコスパ>
機動性抜群のアクション&V-logカメラ
4. DJI初の360度アクションカメラ
DJI
「Osmo 360」(スタンダードコンボ:6万7100円)
8K/50fps、HDR対応の高性能センサーを搭載した高性能カメラ。静止画は120MP対応で暗所にも強く長時間録画も可能。まさに次世代型と呼ぶに相応しい(こみあげくん)
8K/50fps動画や1億2000万画素静止画に対応した同社初の360度アクションカメラ。IP68相当の防水防塵性能やお家芸である強力な手ブレ補正も装備。配信から本格的な映像制作まで幅広く対応する。
5. 前モデルを上回る驚愕の完成度!
Insta360
「Insta360 X5」(8万4800円)
8K360度動画や優れた低照度性能で夜景の描写力が素晴らしい。手ブレ補正や見えない自撮り棒、208分バッテリー、防水・急速充電対応でレンズ交換も可能です(こみあげくん)
8K30fpsの高精細360度動画と72MPの静止画に対応。1/1.28インチセンサーとAI処理で暗所もさらに鮮明に撮影可能となった。交換式レンズや堅牢ボディで耐久性も大幅に向上している。
6. 動画撮影に最適化されたVlogカメラ
キヤノン
「EOS R50 V」(ボディのみ:11万3300円)
4K60p、C‑Log3の動画撮影なAPS‑Cミラーレス機です。動体追従に強いデュアルピクセルAF II、可変角度液晶搭載など初心者にもやさしい設計(こみあげくん)
6Kオーバーサンプリング4K30pや4K60p、FHD120pなど多彩な動画撮影に対応するVlog向けAPS-Cミラーレスモデル。前面の動画ボタンや縦位置用三脚穴、配信ボタンなど動画撮影に最適化されている。
>> 特集【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】
※2025年9月5日発売「GoodsPress」10月号20-21ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/編集部>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/697467/
- Source:&GP
- Author:&GP