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ファンランのビギナーから大会を目指す中級者まで!ランニングシューズ6足【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

秋の気配が見え始め、ランニングが心地良い季節に。今やランニングシューズはどれも機能的だが、走る目的やレベルで理想の1足は変わる。ここでは人気メーカーの最上位モデルとエントリーモデルを紹介。

*  *  *

スポーツ用品店のランニングシューズコーナーには各メーカーの新作がズラリと並ぶ。その中から理想のランニングシューズを選ぶのは簡単ではない。

まずは価格帯で絞り、さらに機能性やデザインなどを考慮して自分に合った1足を見つけていこう。今回、識者を務めてくれた畔柳さんはクッション性、反発性、安定性、フィット感、快適性という5つをランニングシューズ選びのキーワードとして挙げてくれた。

「ハイエンドモデルはクッション性、反発性、安定性で考え、自分が心地良いと思える1足を選ぶことが大事です」

一方でエントリーモデルとも呼ばれるようなハイコスパのランニングシューズを選ぶ場合は「足入れをした際のフィット感、快適性を重視してほしいです」とのこと。

ここで紹介している6足を見ればわかるように厚底やつま先が上がった形状が近年のランニングシューズのスタンダード。また、カーボン入りシューズも増加傾向でトップランナーだけが履くものではなく、一般ランナーが記録向上を目指してカーボン入りを選ぶことも増えているそう。

クッション性やフィット感などを判断するには試着は必須。実際にお店で履いて確かめ、自分の足に合う1足とともに走りだそう。

モデル 畔柳隼弥さん
STANFORD所属。中学時代から陸上(長距離)を始め、高校、東海大学、実業団で選手として活躍。引退後の現在はモデルとして活動中

 

【アウトドア趣味編:ラインニングシューズ】

<ハイエンド>

1. 蹴り出し時の高い推進力が最高のパフォーマンスを支える

サッカニー
「ENDORPHIN ELITE 2」(4万2900円)

クッション性、反発性、安定性のバランスがとても良く、初めてカーボン入りのランニングシューズを履く方でも安心して履けると思います。マラソンにもおすすめです(畔柳さん)

ミッドソールに使用した高反発の“インクレディランフォーム”が優れたエネルギーリターンを提供。シューズ全体にカーボンファイバープレートを埋め込み、蹴り出し時の高い推進力とスムーズなストライドを実現している。

▲ソールには薄くグリップ力のある“パワートラックラバーアウトソール”を採用している

2. 最高クラスのクッション性が前方への推進をアシスト

オン
「Cloudboom Strike」(3万8500円)

足入れをしたときのフィット感がすごく良かったです。前足を着地する際に強い反発が生まれ、スムーズにスピードが出る感覚がありました(畔柳さん)

強力な推進力を生み出す超高反発のミッドソールやスプーンのような形状のフォルムが特徴。Onのランニングシューズの中でも最高クラスのクッション性を誇る。

▲1枚仕立ての半透明メッシュアッパー。軽くて通気性に優れ、足の過熱を軽減してくれる

 

▲アウトソールは硬度が高く、着地時のエネルギーを効率良く前足部に伝えて力強い蹴り出しが可能

3. 反発性に優れ軽量。スピードを高めるHOKAの最速モデル

ホカ
「Cielo X1 2.0」(3万8500円)

HOKA特有の気持ちいいクッションが健在。地面を踏めば踏むほどスピードを出せる感覚があり、今までのHOKAのイメージとは少し違って新鮮な気持ちで走れました(畔柳さん)

大きく反り上がった前足部のロッカー構造、反発性の高い2層構造ミッドソールなど走りのペースを押し上げるディテールが多数。アッパーは軽量性に優れ、通気性も優秀。

▲軽量化のため大胆なカットが施されている。履き口はフィット感に優れ、足をしっかりと固定可能

▲グリップ力が高いラバーのアウトソール。前足部と後足部の幅に差があることが一目でわかるフォルム

<ハイコスパ>

4. 全ランナーにフィット。走りが楽になる特許取得の底面構造

ミズノ
「MIZUNO NEO COSMO」(1万4300円)

ミズノのシューズは昔から安定性がとても高いイメージがあります。この「ネオコス」も安定性が高く、反発も心地良いので初級者からエントリーランナーまで使える汎用性が高い1足です(畔柳さん)

ジョグやスピード練習向けシューズを展開する「MIZUNO NEO」のエントリーモデル。特許取得の底面構造でラクに走れ、耐久性に優れたアウトソール、スムースストレッチウーブンのアッパーなど機能美がたくさん。

▲柔らかさ、反発性、軽量性に優れる新機能材“MIZUNO ENERZY NXT”をミッドソールに採用

5. 安くてハイスペック。フルマラソンを目標とするランナーをサポート

ティゴラ
「FT5/36」(9999円)

深いヒールカップが踵をホールドしてくれてシューズの接地面積も広く安定感があります。初めてランニングをする方でも安心してランニングを楽しめ、コスパも最強の1足!(畔柳さん)

良心価格とスペックの高さを兼ね備えるフルマラソン完走を目指す人をサポートする1足。最高クラスのクッション係数を記録し、走りやすさを追求したディテールも見逃せない。

▲軽量でありながら高い耐久性とグリップ力を兼ね備えるハイグリップラバーをアウトソールに使用している

▲ミッドソールはご覧の厚み。衝撃から足を守るクッションレイヤーと安定性をもたらすサポートレイヤーの2層構造

6. ReactX+ZoomX。2層のフォームが叶える快適な足運び

ナイキ
「ナイキ ボメロ 18」(1万6500円)

クッション性が抜群なのでケガが多いランナーも安心して履ける1足だと思います。追い込んだ翌日のゆっくりのジョギングや長時間のロングランの際におすすめ(畔柳さん)

ナイキの人気シリーズ最新作は優れたクッショニングで柔らかく快適な履き心地。アウトソール回りに設置したポッドにより踵からつま先へのスムーズな体重移動が可能に。

▲エンジニアードメッシュをアッパーに使用し、柔らかさと通気性を確保。場所によってメッシュの目の大きさが異なる

▲密度の異なる2つのミッドソールを使用。前作より6mm高くなり、反発性は13%向上。より快適な足運びが実現

 

 

>> 特集【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

※2025年9月5日発売「GoodsPress」10月号22-23ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/NOHOHON-PRODUCTION>

 

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