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2極化が進むスマホ市場の勝ち組スマートフォン厳選6台【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

新機能モリモリな10万円超の上位機種か? 数万円でもAI機能が充実したお手頃モデルか? スマホを今年買い替えるのであれば仕様だけでは決められない!

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ワクワクする1台としてはサムスンの最新フォルダブル「Galaxy Z Fold7」が挙がる。折り畳んでも薄く、アスペクト比も自然で使いやすい。まさに従来のデメリットを克服した魅力ある端末だ。ただし、一括では26万円を超えるノートPC級の“高嶺の花”なフラグシップでもある。

一方で10万円前後の現実的なハイエンドモデルとしてはシャープの「AQUOS R10」やFCNTの「arrows Alpha」などが堅実な選択肢になってくるだろう。これらの機種は価格を押さえつつカメラの使い勝手や長期運用の際に重要な堅牢性、AIを活用した独自機能などポイントを絞って使い勝手を向上させている点が魅力だ。

こうしたハイエンド機種の対抗馬になるのは必要十分な性能・仕様を備えたハイコスパモデルだ。特にAI機能を充実させたミッドレンジ「OPPO Reno13 A」や防犯アラート機能を新搭載したベーシックモデルの「AQUOS wish5」などは基本仕様を整えたうえでユニークな機能も備えている。

【デイリーユース編:スマートフォン】

<ハイエンド>

フォルダブルやカメラ性能を追求するなら!

1. フォルダブルスマホはここまで薄く軽くなりました

Samsung
「Galaxy Z Fold7」(26万5750円~)

折り畳んでも普通のスマホと同程度の薄さになってより洗練された印象に。隔世の感を禁じ得ない驚きと楽しさの味わえる1台だと言えるでしょう。一方、Sペン非対応化やケース選びの難しさは要確認のポイント

開くと約8.0インチの画面が使える横折り型のフォルダブルスマホ。折り畳んでもスリムな新デザインや強化されたカメラなどがポイントだ。インカメラは従来のアンダーディスプレイカメラからパンチホール型に戻った。

▲背面の3眼カメラにおけるメインカメラは従来の5000万画素から2億画素へ進化。撮影も妥協せず楽しめる

▲折り畳んだときの厚みは8.9mmで前世代の12.1mmからかなりスリムに。「Galaxy S25 Ultra」の8.2mmと比べても遜色がない

▲開くと約8.0型の大画面が使え、最大4アプリを同時起動可能だ。閉じても約6.5型のアスペクト比21:9の画面が使える

2. あんな難しいシーンも正確な色味で撮れるぞ

シャープ
「FCNT AQUOS R10」(9万9770円〜)

SoCが前世代から据え置きゆえに仕様面は地味なマイナーチェンジに思えがちですが、14chスペクトルセンサーの搭載やAI機能の充実、冷却機構の強化など堅実な使い勝手の改良に魅力アリです

AQUOSのハイエンドモデルである「R」シリーズの最新機。前世代からのmiyake design監修のデザインを踏襲しつつディスプレイの輝度やカメラ性能、冷却機構などポイントを絞った仕様強化が図られている。

▲昨年の「R9 pro」と同様の14chスペクトルセンサーにより見たままの色味で写真を撮影可能に

▲AIで通話の要点を整理する「電話アシスタント」機能がユニーク。「迷惑電話ブロック機能」も備える

3. 「arrows」史上最高性能をタフな筐体に詰め込んだ

FCNT
「arrows Alpha」(実勢価格:8万8000円前後)

タフさだけでなく35分で満充電になる急速充電にも注目です。NTTドコモ版に加えオープンマーケット版も展開中。MNPで一括5万円弱になるIJmioでのキャンペーンなども見逃せません

レノボグループ傘下に入った新生FCNTの初ハイエンドスマホ。6.4型のシンプルな外観で端末左側面には多機能なアクションキーを配置する。同社お馴染みの電源ボタンをなぞって操作できる「Exlider」機能も健在。

▲背面カメラは広角(約5030万画素)+超広角(約4990万画素)の2眼。望遠はないが2倍程度は精細だ。AI活用機能も備える

▲IPX6/8/9の防水性能や米国国防総省が定めるMIL規格23項目に準拠した耐衝撃性能、落下時の画面の破損しにくさなども魅力だ

<ハイコスパ>

AI搭載モデルも続々登場で完成度の高さに驚愕!

4. ミッドレンジだけど豊富なAI機能を堪能できる

OPPO
「Reno13 A」(4万8800円)

触ってみると機能・性能面で「ほぼ何も困らない」レベルに整っている高コスパ機。定番シリーズゆえ販路も広く、デザインさえ気に入れば検討の価値あり。UQ mobileやワイモバイルなどMNOのサブブランドなら特に狙い目です

同社のハイエンドと同等のAI機能が使えることを謳う約6.7型のミッドレンジ機。IP69の防水防じん性能やMIL規格準拠の耐衝撃性能を備える。背面カメラは広角+超広角+マクロの3眼構成。

▲5800mAhの大容量バッテリーは4年使っても容量80%を維持する長寿命設計だ。約30分で1→44%までの急速充電もサポート

▲背景に写り込んだ複数の人物をワンタップで認識して一気に消去できる「AI消しゴム」機能などAIを活用した便利機能を複数使える

5. 細かい注意点はあるが性能重視で選べるコスパ機

Xiaomi
「POCO M7 Pro 5G」(2万9980円)

中~上級者向けの手頃な選択肢に。精細さを保った2倍ズームが可能なカメラや生成AIを活用した編集機能など機能面も充実します。2~3年使う想定なら必要十分です

シャオミのオンライン専売ブランド「POCO」で展開される6.6型のミッドレンジ機。背面カメラはメイン(5000万画素)+被写界深度(200万画素)の2眼構成で前者は1/1.95インチの大型センサーを搭載。

▲バッテリー容量は5110mAhで45Wの急速充電にも対応する。IP64の防滴性能なので水回りの扱いには注意したい

▲チップセットはMediaTekDimensity 7025-Ultra。メモリは8GBだがストレージを活用した16GBまでの拡張にも対応する

6. 内蔵の防犯アラート機能で家族を守る安心スマホ

シャープ
「AQUOS wish5」(3万4980円)

カバンやランドセルに入れたままでも振るだけで発動する防犯アラート機能を備えており、家族に持たせるスマホとして魅力的。AIで不審な電話をブロックする機能も◎

「ちょうど良さ」を掲げたベーシックモデルだが表示の滑らかなディスプレイや5010万画素の高解像度なカメラなどを堅実に備える。MIL規格18項目に準拠したタフネス設計やIPX9の防水性能も魅力だ。

▲ディスプレイは約6.6インチで解像度はHD+(720×1612ピクセル)。リフレッシュレートは120Hz

▲上位の「R」シリーズと同じく不審な電話をブロックする「電話アシスタント」機能に対応している

 

>> 特集【ハイエンドVSハイコスパ 秋の趣味モノ最終ジャッジ!】

※2025年9月5日発売「GoodsPress」10月号44-45ページの記事をもとに構成しています

<監修・文/井上 晃>

ITライター
井上 晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に最新ガジェットやITサービスなどを取材。Webメディアや雑誌に記事を寄稿する。最近新調したいものは仕事とゲーミング兼用のチェア

 

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