【インパルス板倉の出張!趣味チャンネル】
サバゲーやアウトドアなど多くの趣味を持つ板倉さんは、その様子を自身のYouTubeチャンネルでも公開中。ここでは“出張版”として、板倉さんが趣味に関するモノやコトに触れ、さらに満喫するためのヒントを探っていきます!
* * *
<vol.14>
「人気拡大中! RIDGE MOUNTAIN GEARのウェア」
感度の高い登山者を中心にジワジワと注目を集めている「RIDGE MOUNTAIN GEAR」。ウェアづくりのこだわりを深堀りします
<今回ご紹介いただいたのはこちらの方!>
黒澤雄介さん
アパレル業界や人気UL系ブランド「山と道」を経て独立し、現在はひとりで「RIDGE MOUNTAIN GEAR」を運営。「山と日常の境界を無くしたい」をテーマにシームレスな製品を手掛ける
ーー本日も「RIDGE」のシャツを着ているんですね。お似合いです! 購入のきっかけを教えて下さい
板倉さん(以下敬称略):半袖で登山するときに日焼け対策でアームカバーを使っていたんですけど、腕部分に空気が通らないのが暑くて。それを解消するために、長袖のシャツを買って前を開けたら風は通るけど日光は防げるんじゃないかっていう論理に到達して。
――なるほど。
板倉:最初は「山と道」が気になっていたんですけど、もう全部売り切れで。関連で「RIDGE」のシャツを見つけてこれも登山用なんだなって知りました。でも、これもほぼ売り切れでこの一着だけがあって。ただシャツでこの値段じゃないですか。ちょっと勇気が必要だったんですけど、実際山に行ってみたらめちゃめちゃ快適だった。風も入るし締め付けもないし、作戦成功。
黒澤さん(以下敬称略):ありがとうございます! 最近の山シャツの流行には諸説あるんですが、米国のロングトレイルハイカーのスタイルに日本の若いハイカーたちも目をつけ、ここ5年くらいで浸透。今ではひとつの定番スタイルですね。彼らはウィンドシェル代わりにシャツを着るんですよ。(完全な)防風性はなくてもこれで十分というか、日焼け対策や保温着と兼用する感じですね。
――ということは、板倉さんの使い方は本場式というか、ある意味大正解なんですね。
板倉:良かったです。あと、僕一回洗濯するまで服を信用しないんですけど…。
黒澤:あ~はいはい(笑)。
板倉:洗うと縮んでおじゃんになる服あるじゃないですか。でもこれは全く起きなかった。買って良かったなって思いましたね。
黒澤:ポリエステルはどうしても洗ったり蒸気アイロンにかけたりすると縮むんですけど、これはあらかじめ熱い蒸気にかけて先に縮ませてから裁断してるんです。ただ、その生地をまたロールに巻くと伸びてしまう。だから縫製工場の近くで加工して、反物を巻くんじゃなくてミルフィーユみたいに柔らかく畳んで、優しく工場に運んで裁断して…。
板倉:じゃあそれ(工程)考えるとむしろ安い。大量生産もできないし、だから売り切れるんですね。
黒澤:それに、街で着ていてそのまま北アルプスに行けるというのを心がけて作っています。結局自分も登山をやっているので、山で心地いいものを作りたいんですよね。
板倉:山で着て心地いいものって、街で着ても心地いいですからね。
黒澤:そうなんですよ!
――今日は現行モデルから26年の新作まで、そんなこだわりの詰まったウェアをお持ちいただきました。それぞれ見ていきましょう!
1978年1月30日生まれ。堤下敦とお笑いコンビ「インパルス」を結成。芸人活動だけでなく、小説やエッセイを執筆し作家としても活躍している。YouTube「板倉 趣味チャンネル」では愛車のハイエースとともに車中泊やキャンプを楽しんでいる様子を公開中
X(旧Twitter):@itazuratoshiyuk
YouTubeチャンネル:「板倉 趣味チャンネル」
【一度袖を通すとそのクオリティの高さが分かるはず!】
「RIDGE MOUNTAIN GEAR」の最新ウェア
■稜線の風も凌げる「フード付き」シャツ
「Hooded Long Sleeve Shirt 2026」(1万8700円)
「Basic Long Sleeve Shirt」をもとに、アウトドアシーンで活躍するフードを新たに追加。小雨や風、日差しなどから身を守ってくれるウィンドシェル代わりとしても使える。
■街も山もボーダレスに着られる人気モデル
「Basic Long Sleeve Shirt 2026」(1万7300円)
「ベーシック」の名前のとおりシンプルに洗練され、日常のワードローブとしても重宝する一着。2種類の特殊ストレッチ糸を使用したことであらゆる方向への伸縮性に優れており、アクティブに動いても着心地は快適だ。
■暖かくムレにくい。冬キャップの最適解
「Grid Merino Earmuff Cap」(1万3200円)
ニュージランド産メリノウールを使用したキャップ。あえて通気性のある素材を採用したことで行動時のオーバーヒートを防止。グリッド状の裏地は吸汗性や速乾性にも優れる。
■アウトドアの行動着に「スモック」という新提案!
「Mountain Smock」(2万6500円)
1950~60年代に仏軍の山岳部隊が使用していた「Mle50」をベースに独自の解釈でデザイン。重ね着を想定したゆったりめのシルエットは腰紐を絞ることでフィット感も調節できる。
■街でも山でも着心地快適! その秘密は製造背景にあり!?
まずひとりでやってるってのには驚きました。どこ探しても売ってないじゃんって思ってたけど、この生地の事情と、そのクオリティを保とうとする職人さんの存在とかを考えたら(大量生産は)無理ですね。そりゃ普通の服よりは高いけど、理由がちゃんとあるんですよね。
※2025年10月6日発売「GoodsPress」11月号112-113ページの記事をもとに構成しています
<写真/湯浅立志(Y2) 取材・文/編集部>
【関連記事】
◆見逃せないアウトドアコラボが実現!メレルの定番「モアブ2」と組んだのはグラミチ
◆おしゃれで機能的、これがブーツの最適解。リグフットウェアとホワイトマウンテニアリングが2度目の邂逅
◆エアマット付き!スノーピーク「システムオフトン」でしっかり眠れるキャンプを実現
- Original:https://www.goodspress.jp/features/706166/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web