
Apple Watch Series 12はSeries 11と同系統のデザインを継続するとみられていますが、iPhone発売20周年モデル(2027年)登場の翌年、2028年にデザインを刷新する可能性があるとの予想が、中国SNS「Weibo」に投稿されました。
Apple Watchのデザイン刷新は「新型ディスプレイ」と同時か
この予想を投稿したのは刹那数码氏で、情報の信頼性は割り引いて考える必要があります(的中率は決して高くないため)。
同氏によれば、Apple Watchのデザイン刷新は、新しい種類のディスプレイ採用と同時に行われる可能性が高いとのことです。
Apple Watch向けの次世代ディスプレイとしては、以下の2種類が候補に挙げられます。
- マイクロLEDディスプレイ
・高輝度、長寿命、省電力
・Appleは一度内製化計画を断念したと報じられた
- 高移動度酸化物半導体(HMO:High Mobility Oxide)-OLEDディスプレイ
・現行の低温多結晶酸化物(LTPO:Low Temperature Polycrystalline Oxide)-OLEDの後継となる酸化物半導体採用技術
・製造コストが低く、省電力性能がさらに高まると期待
マイクロLEDは“断念”から“再検討”の可能性も?
AppleはApple Watch Ultra 3へのマイクロLEDディスプレイ内製化を検討したものの、想定コストを大きく上回り、計画を断念したとされています。
しかし、同様の「断念→復活」は過去にも例があり、たとえば セルラーモデムは一度頓挫しながらも“C1”として最終的に製品化されました。
そのため、マイクロLEDについても、
- 他社が量産を進めてコストが下がる
- Apple内部で研究開発が継続されている
といった状況がそろえば、2028年頃に採用が再検討される可能性があります。
HMO-OLED採用の現実味は高い?
一方で、HMO-OLEDディスプレイはLTPO-OLEDディスプレイの正統進化版とされており、
- 製造コストがLTPO-OLEDディスプレイより安い
- 電力効率がさらに高い
とされることから、マイクロLEDディスプレイよりも実装ハードルが低く、採用の可能性は高いとみられます。
Apple Watch Series 12とUltra 4で刷新されるとの予想も
サプライチェーン情報では、Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4で大幅刷新が行われるとの噂もあり、そこでは以下のような変更点が挙げられています。
- Apple Watch Ultra 4が薄型化
- Apple Watch Ultra 4のディスプレイが大型化
- Apple Watchのバンド取付部のデザイン変更(内部スペース拡大)
→ 取付部の変更はケースデザインの変更も伴う - Touch IDの搭載
この場合、2028年よりも先に刷新される可能性もあり、複数の計画が並行して検討されていると考えられます。
2028年はまだ先、確定情報はほぼ皆無
AppleがApple Watchの次世代化に取り組んでいることは間違いないでしょうが、
- 2028年という3年先のロードマップは確定度が極めて低い
- プロトタイプのテストが始まれば、それに関連した具体的なリークが出てくるはず
しかし、現時点ではそのようなリークは確認されていません。
Photo:刹那数码/Weibo, TeknolojiMAG(@teknolojimag)/X
- Original:https://iphone-mania.jp/iwatch-599040/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729