
土屋鞄製造所が展開するブランド、objcts.io(オブジェクツアイオー)から、iPhone17シリーズ/iPhone Air対応のレザーケースと、ストラップの着脱と長さ調節が可能なアクセサリーが発売されました。iPhone17 Pro(シルバー)に、ブラックのレザーケースとスリムカードホルダーを日常的に使用して、よりスリムになった使い勝手や、着脱できるストラップの便利さ、旧モデルとの違いを詳しくレビューします。
本記事には、ブランドからご提供いただいたレビュー用のサンプル品を使用しています。
MagSafe活用の上質レザーアクセサリー、iPhone17対応の新作
objcts.ioの「MagWear」シリーズは、MagSafe対応レザーケースと、レザーストラップ付きのアクセサリーを組み合わせたシリーズです。
iPhoneケースを替えれば、iPhoneを買い替えても、レザーアクセサリーはずっと使い続けられるのが特徴です。
2025年秋の新作として、ストラップをマグネットで着脱できるデタッチャブルストラップを装備した「スリムカードホルダー」「ウォレット」「マイクロバッグ」が発売されています。
カラーは、ブラック、マシュマロ、ショッキングピンク、ダークブラウンの4色が用意されています。objcts.ioによると、今後、カラーバリエーションの拡充を予定しているそうです。
各アクセサリーの特徴を、以下の表にまとめてみました。
| スリムカードホルダー | ウォレット | マイクロバッグ | |
|---|---|---|---|
| 収納力 | カード1〜2枚 | カード+紙幣+硬貨 | 各種小物類+カード |
| 厚さ | 約1.2センチ | 約2.6センチ | 約4.0センチ |
| ストラップの長さ | 約43センチ〜約85センチ | ||
| 重さ | 約88グラム | 約134グラム | 約123グラム |
| カラー | ブラック、マシュマロショッキングピンク、ダークブラウン | ||
| アクセサリー価格(税込) | 20,900円 | 25,300円 | 27,500円 |
| iPhoneケースセット価格(税込) | 30,800円 | 35,200円 | 37,400円 |
アクセサリー、iPhoneケースのそれぞれを単体で購入することも可能です。
カラビナ付きのiPhoneケースは、iPhone17、iPhone17 Pro、iPhone17 Pro Max、iPhone Air対応モデルが発売されています。ケース単体の価格は9,900円(税込)です。
アクセサリーとストラップを簡単に着脱可能
本記事では、iPhone17 Pro(シルバー)に、デタッチャブルストラップ付きのスリムカードホルダー(ブラック)を組み合わせて、日常的に使ってみての印象をご紹介します。
新発売のデタッチャブルモデルの最大の特徴は、アクセサリーとストラップを簡単に着脱できることです。外出時はストラップ付きで斜め掛け、オフィスではストラップを外してカードケースだけを胸ポケットに入れる、というようにシーンごとに使い分けできます。
着脱に使う金具にはマグネットを内蔵しており、金具をスライドだけで簡単に着脱できます。
金具が噛み合ってマグネットでしっかり固定されているので、力を入れて引っ張っても外れてしまう不安はありません。
普段はスマホストラップとカードケースを組み合わせて使い、ストラップを外してカードケース単体で使う、といった使い分けが可能です。
よりスリムになったカードホルダー
新登場の「スリムカードホルダー」は、側面からカード1〜2枚を入れられる構造です。筆者は普段、交通系と個人認証用の2枚のICカードを入れて使用しています。なお、クレジットカードのように表面に刻印のあるカードも2枚重ねて入れられますが、出し入れはややタイトになります。
表面は滑らかにカーブしたデザインです。
厚みが抑えられているのに加えて、周囲が薄くデザインされているので、ワイシャツの胸ポケットなどに出し入れする際にも引っかかりにくいです。
本体を開いて2つのカードポケットが使える既存の「カードケース」(写真左:厚さ約1.5センチ)と比べると、「スリムカードホルダー」の収納力はカード1〜2枚に限られますが、厚みがぐっと抑えられ、ポケットに入れたときのかさばりが大幅に減っています。
iPhoneに装着する側の面に切り欠きがあるので、各種カードを出し入れしやすくなっています。
ストラップは簡単に長さ調節可能
丸紐のレザーストラップは、簡単に長さ調節可能です。
軽い力で引っ張るだけで、長さを43センチ〜85センチの範囲で簡単に調節でき、さまざまな使い方や体型に応じて柔軟に対応可能です。
以前レビューした、金具を通して調整する方式のアジャスタブルレザーストラップ(写真左)は、しっかりと長さを固定できるメリットがありましたが、こまめにストラップの長さを変えたいなら、この方式が簡単で便利です。
筆者(身長185センチ)が着用して、長さを変更して試してみました。
最も長い状態(写真左:約85センチ)では、ストラップを斜めに掛けて、iPhoneと一緒にズボンの尻ポケットに入れても余裕があります。
最も短い状態(写真右:約43センチ)だと、胸元にアクセサリーが来る長さです。
ストラップは、iPhone側を引っ張ると一気に長くできるので、持ち歩きの時は短めにしておき、自動改札を通過する時に長くしたい時などに便利です。
上質な本革ケースでiPhoneをしっかり保護
iPhone17 Pro用ケースは、本革ならではのしっとりした質感で、高級感があります。
iPhoneに触れる内側は、ソフトな起毛素材です。
オープンになったカメラコントロール部分がデリケートなので、iPhoneの右側から着脱することが推奨されています。
iPhone17 Proの背面カメラ部分がオープンになるデザインです。背面カメラの突起は硬質なフレームで囲まれており、iPhoneの背面を下にして机に置いてもカメラレンズが机に触れません。
なお、ケースにスリムカードホルダーを装着したままでiPhone17 Proの背面カメラで撮影しても、3つのカメラのいずれも、スリムカードホルダーが写り込むことはありませんでした。
画面側は、ガラスフィルムを装着した状態のスクリーンよりも、ケースの縁が少し高くなっており、画面を下にしてiPhoneを置いても画面が机などに接触しません。
側面のスイッチ類は、適度なクリック感があり、操作しやすいです。
カメラコントロール部分はオープンな構造です。ケースの表面から、カメラコントロールのセンサーが少し奥まった位置になるので、少し力を入れて押す必要があります。
MagSafeスタンドなどは利用できますが、接触面積が大きいMagSafeモバイルバッテリーは、カラビナを固定する縫製部分が干渉して浮いてしまうため、非対応です。
まとめ:ICカードを日常的に持ち歩く方にぴったり
筆者は、objcts.ioのカードケースとカラビナ付きiPhoneケースを使い続けてきましたが、ストラップが着脱可能かつ長さ調節可能になったことで、カードケース単体をワイシャツの胸ポケットに入れることができ、iPhoneとカードケースを分けて持ちたい時にも便利になりました。
ストラップを長くするのも短くするのも、シンプルに引っ張るだけですぐに調整できるので、自動改札やICカードリーダーにかざしたい時などもスムーズに使うことができています。
約3週間にわたって使用してみて、ICカードを日常的に使う方や、iPhoneを斜め掛けで持ち歩きつつシーンによってストラップを外したい方には、今回のスリムカードケースとレザーストラップの組み合わせはぴったりだと感じました。
カードケース以外にも、カードと現金やAirTagを持ち歩けるウォレット、AirPodsケースや鍵などの小物を持ち歩けるマイクロバッグも用意されています。
MagWearシリーズの製品は、objcts.ioオンラインストアで購入できるほか、objcts.ioストア 伊勢丹新宿店 メンズ館、TSUCHIYA KABANの全国6店舗では実物を見て購入可能です。
詳細は、objcts.ioの製品ページでご確認ください。
製品情報:objcts.io
- Original:https://iphone-mania.jp/goods-599071/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato