【秋の夜長をDO過ごす?おうちエンタメのススメ】
秋真っ盛り、どう過ごしていますか? 欲しいものを買い揃えたなら、ゆったりとドラマ・映画・マンガを楽しむのがオススメ。今回は、10人のマンガ好きが選んだイチオシ作品を一挙公開!
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【PART 2】
~すぐ読み終わる、長く楽しめる、笑える、熱くなれる・感動する、今ならまだ追える~
オレが・ワタシが“絶対オススメしたい”名作マンガ50作品一気見せ!
日々、さまざまなエンタメコンテンツに触れている10名のマンガ読みが、5つのテーマに沿って“一度は読んでもらいたい名作”を選書。誰もが知る有名タイトルから玄人好みの注目タイトルまで、チェックしておけば間違いない。
<選者の皆さん>
三田たたみさん
マンガ愛読歴:45年
好きなマンガのジャンル:スポーツ、青春、社会問題系
X:@aqaqaqua
宮戸フィルムさん
マンガ愛読歴:30年
好きなマンガのジャンル:お仕事、バトル、ギャグ
Instagram:@miyatofilm
Tillさん
マンガ愛読歴:25年
好きなマンガのジャンル:SF
Instagram:@chillweeb_harajuku
hossyさん
マンガ愛読歴:35年
好きなマンガのジャンル:ファンタジー、SF、コメディ、熱血お仕事モノ
X:@shosengnd
安藤啓太さん
マンガ愛読歴:25年
好きなマンガのジャンル:90年代のオルタナティブ系、歴史
Instagram:@andokeita
服部昌孝さん
マンガ愛読歴:35年
好きなマンガのジャンル:スポ根(魂)
Instagram:@masataka_hattori
TOMMYさん
マンガ愛読歴:37年
好きなマンガのジャンル:ヒューマン、伝奇、グルメ、お仕事
Instagram:@tommythetiger13
相沢しゅういちさん
マンガ愛読歴:35年
好きなマンガのジャンル:オールジャンル
Instagram:@zawa3po
中山剛介
マンガ愛読歴:40年
好きなマンガのジャンル:ヒューマンドラマ
櫻井靖之
マンガ愛読歴:40年
好きなマンガのジャンル:戦略的バトル、アクション・バトル、オールジャンル
【完結済みの名作】
“全10巻以内ですぐ読み終わる”
巻数が多すぎると途中離脱してしまいそう…なんて心配もここでは無用。全10巻以内で完結しつつ、どれも読み応えは十分。マンガ読みたちが選んだのは、心が揺れる青春モノ4作品と未知への驚きが詰まったSFモノ6作品。
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1. 藤子不二雄の誕生と成長を描く自伝的長編作
『まんが道』(藤子不二雄Ⓐ/小学館クリエイティブ) ※全10巻(新装版)
単行本の形態によって巻数は異なりますが、新装版であればピッタリ全10巻。マンガ家を目指す主人公ふたりの情熱と葛藤が、読む者の胸に響く名作。もちろんマンガの道のみならず、夢を追うすべての人々に届けたい作品です(『アニメージュプラス』編集長 櫻井)
主人公はマンガが大好きな満賀道雄と才野茂。コンビ作家としてデビュー&上京したふたりは、若き才能が集まるアパート“トキワ荘”で同世代の仲間たちとプロの道を歩んでいく。
Ⓒ藤子スタジオ/小学館クリエイティブ
2. 男女9名・近未来SFサバイバルストーリー
『彼方のアストラ』(篠原健太/集英社)※全5巻
少年少女の宇宙船漂流から始まるSF中編。未知の惑星を知恵と勇気でサバイバル…と思いきや、不可解な事故、疑惑、陰謀などなどてんこ盛り! すべてのピースがフィナーレに向けて収束してゆく一気読み必須の全5巻(書泉グランデ コミックフロアスタッフ hossyさん)
宇宙が今より身近になった近未来。高校生のカナタら9名は惑星キャンプに旅立つ。未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは!?
Ⓒ篠原健太/集英社
3. 戦場で生きる女性スナイパーを描くSF巨編
『銃座のウルナ』(伊図 透/KADOKAWA)※全7巻
異形の者と銃で戦うSF的な始まりから、後半にかけては1Pめくるのにも体力を使うような展開で、ここまで感情を揺さぶられる物語になるとは思わなかった。圧倒的な描写力で描く、戦争により翻弄された者たちの愛と憎しみの物語(Chillweeb オーナー Tillさん)
辺境の島リズルに赴任した覇権国家レズモアの女性狙撃手・ウルナ。彼女はそこで出会った生物研究者のラトフマと共に、異形の敵の秘密や、国家の陰謀に迫っていくことにーー。
Ⓒ伊図透/KADOKAWA
4. マンガの表現技法に革新をもたらした記念碑
『童夢』(大友克洋/講談社)※全1巻
1巻のみですが、230ページほどに緻密に詰め込まれた映画を読んでいるよう。超能力という目に見えないものを、壁に人を打ちつけて表現したのには大興奮。あとは圧倒的な画力。見開きで老人の驚き顔を描いたシーンは必見(エディター 相沢しゅういちさん)
不審死が頻発する郊外のマンモス団地に家族と共に越してきた少女・悦子は“とある超自然的な力”をその身に秘めていた…。掲載画像は『大友克洋全集』収録のコンプリート版。
『童夢』 ⒸMASH・ROOM/KODANSHA
5. “人間とは何か、生きるとは”。その意味を問う
『寄生獣』(岩明 均/講談社)※全10巻
全10巻とは思えない凄まじいストーリー。生物の在り方を考えさせられるテーマではあるけど、重くもなく、ダレることなく常に新展開の連続で、まさに“あっと言う間”に読み終えます。1巻早々「ぱふぁ」というコマが衝撃(『GoodsPress』編集長 中山)
謎の寄生生物 “パラサイト”を右腕に宿すことになってしまった平凡な高校生・泉 新一は、ミギーと名付けた右腕とともに人間VSパラサイトの対立の渦中に巻き込まれていく。
Ⓒ岩明均/講談社
6. 平成期オタク大学生たちのリアルな日常譚
『げんしけん』(木尾士目/講談社)※全9巻
オタクがまだ現代の隠れキリシタンだった平成。0時売り、アキバ詣、マンガ喫茶で徹夜からの始発でコミケ参戦…今や“古き良き時代”となった当時のオタクカルチャーを知る歴史書にして、エモ全開の元祖アキバ系青春白書!(NOHOHON-PRODUCTION エディター TOMMYさん)
大学1年生・笹原完士が入会したサークルの名は、現代視覚文化研究会(現視研)。笹原は仲間たちと過ごす日々の中で、オタクである自己を認めながら成長していくのであった。
Ⓒ木尾士目/講談社
7. 小学校最後の夏休み、幼い恋と冒険の物語
『神様がうそをつく。』(尾崎かおり/講談社)※全1巻
小学生が隠すにはあまりにも重い秘密――これは漫画だと分かっていながら感情をえぐられまくり、ラストは圧倒的なカタルシスに涙が……。たった1冊で映画を観たような読了感! 特にお子さんがいる方は号泣必至です!(まんがの図書館ガリレオ店長、漫画原作者 三田さん)
東京から転校してきた小学6年生の七尾なつるは、大人びたクラスメイトの女子・鈴村理生の誰にも言えない秘密を知る。小学校最後の夏休み、ふたりのひそやかな冒険が始まる。
Ⓒ尾崎かおり/講談社
8. 少年と少女の出会いが、世界の運命を変える
『人形の国』(弐瓶勉/講談社)※全9巻
弐瓶勉先生の作品で一番好きなのがコレ。主人公ふたりが外骨格を唯一貫ける武器AMB(弾数は7発のみ)を持って敵に立ち向かうのですが、「たった7発の弾数ですべて倒すことができるのか?」という設定が驚くほどに良い!!(お笑い芸人/おミュータンツ 宮戸さん)
舞台は人工天体アポシムズ。危険な自動機械や人形病が蔓延する極寒の地表で暮らす少年兵・エスローは、不思議な少女を助けた際に世界の運命を変える“あるモノ”を託される。
Ⓒ弐瓶勉/講談社
9. 大災害で荒廃した世界で、人間の本質を描く
『ドラゴンヘッド』(望月峯太郎/講談社)※全10巻
90年代オルタナ漫画の系譜が大好きなのですが、その中でも今流行りの文明崩壊後の世界が舞台の作品です。極限状態で露呈する人間性や得体のしれない恐怖。サバイバル下なので緊張感張りっぱなしで終わりまで駆け抜けます(『McGuffin』編集長 安藤さん)
修学旅行の帰途、大地震により主人公が乗っていた新幹線がトンネル内で大事故を起こしてしまう。崩落するトンネルから脱出するも、その先には荒廃した世界が広がっていた。
Ⓒ望月峯太郎/講談社
10. 時代を変えた“ネオ・スポ根”卓球マンガ
『ピンポン』(松本大洋/小学館)※全3巻(文庫版)
松本大洋作品の中でも別格。高校生の時に読み、ペコとスマイルと自分を重ねたのを覚えている。それぞれの対戦が浪漫であり、挫折後のペコの躍進とスマイルとの対戦はかなりグッとくる。友情と挫折がパワーを与える青春マンガ(スタイリスト兼経営者 服部さん)
卓球で“この星の一番になりたい”星野裕(ペコ)と卓球は“死ぬまでの暇つぶし”というクールな親友・月本誠(スマイル)を中心に、卓球に青春を懸ける少年たちの姿を描く。
Ⓒ松本大洋/小学館
【完結済みの名作】
“全25巻以上で読み応えたっぷり”
秋の夜長というくらいだし、じっくりと腰を据えて長編作品を読むというのも乙なもの。重厚な世界観で描かれるファンタジーから、史実を元にした歴史モノ、主人公の成長が楽しいスポーツや音楽モノ、中には200巻超えも!
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11. すべてを取り戻す旅の果てに得た答え
『鋼の錬金術師』(荒川 弘/スクウェア・エニックス)※全27巻
小2になる娘と一緒にアニメを観ていますが、やはり原作は圧倒的。ハガレンの何がいいって、そりゃ名セリフの数々に尽きます。この現代社会を生きる上で役に立つ、心を震わせてくれるアツい言葉はいつ読んでも最高です(エディター 相沢さん)
錬金術が科学として存在する世界。人体錬成の禁忌を犯し、兄・エドワードは右腕と左足を、弟・アルフォンスは全身を失ってしまう。すべてを取り戻すため、兄弟は旅を始める。
ⒸHiromu Arakawa/SQUARE ENIX
12. 復讐のために生きる少年の成長そして深き愛
『ヴィンランド・サガ』(幸村 誠/講談社)※全29巻
“真の強さとはなにか”。多くの作品で描かれているテーマだけど、そのどれとも違う。戦闘シーンはもちろん、人間描写も丁寧かつ圧倒的な画力で描かれていて長編なのに読みやすい。強いオジさんがたくさん登場するのも最高!(『GoodsPress』編集長 中山さん)
中世、北欧の最強民族・ヴァイキング。その中でも最強と謳われた戦士の息子・トルフィンは幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方にある幻の大陸“ヴィンランド”を目指す。
Ⓒ幸村誠/講談社
13. “音が聴こえてくる”バンドマンガの最高峰
『BECK』(ハロルド作石/講談社)※全34巻
“好きな人の好きなものに影響される”なんて、だいたいの入口はそんなもんだと思うんです。あと、音楽をマンガで表現するというのは非常に難しいことのですが、この作品では演奏や歌声がこちら側にしっかり伝わってきます(『アニメージュプラス』編集長 櫻井)
“退屈な日常を変えたい”。そう願っていた平凡な中学生・コユキこと田中幸雄は、ひょんなことから天才ギタリスト・竜介と出会い、ギターと音楽の世界へとのめり込んでいく。
Ⓒハロルド作石/講談社
14. 北の大地を舞台に、黄金を巡る生存競争勃発
『ゴールデンカムイ』(野田サトル/集英社)※全31巻
金塊争奪バトルを軸に、サバイバル・グルメ・サスペンス・ギャグとジャンルごった煮加減が面白く、非常にヒンナヒンナ。ラストスパートの勢いたるや、近年の漫画では一番熱を帯びていたと思うほどで、100点の完結っぷり!(お笑い芸人/おミュータンツ 宮戸さん)
日露戦争で武功を立てた“不死身の杉元”こと杉元佐一は、ある理由から大金を欲して北海道へと渡る。そこで出会うのがアイヌの少女・アシㇼパ。ふたりは莫大な埋蔵金を巡る争いの渦中に。
Ⓒ野田サトル/集英社
15. 人類と巨人の闘いの裏に隠された世界の秘密
『進撃の巨人』(諫山 創/講談社)※全34巻
人類vs巨人! 世界設定・登場人物達に引き込まれ、楽しい日常を挟んだ厳しい現実描写に、読みながら一緒に“生きて”しまう。瓦礫の中で復讐を誓った幼馴染3人の行く先とは…! 一緒に世界の真実を目撃して欲しい(書泉グランデ コミックフロアスタッフ hossyさん)
巨人が支配する世界で人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、その平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。
Ⓒ諫山創/講談社
16. 爛豪華な男達に彩られた、乱世の奸雄の生涯
『蒼天航路』(作画:王欣太、原作・原案:李學仁/講談社)※全36巻
三国志を演義ではなく史実ベースとして描いているので、まず勉強になります。官渡の戦いや赤壁の戦い、呂布と董卓の確執など、教科書で追い切れなかったディテールの数々。魅力的なキャラが縦横無尽に中華を駆け巡ります(『McGuffin』編集長 安藤さん)
三国時代の中国を舞台に、主人公・阿瞞が乱世に己の宿命を見出し、中華の安定と三国統一に向けて、権力の座へ駆け上がっていく。これは後の“乱世の奸雄”曹操の物語である。
Ⓒ王欣太・李學仁/講談社
17. 緻密かつ圧倒的な世界観で語られるSF叙事詩
『イムリ』(三宅乱丈/KADOKAWA)※全26巻
面白いマンガを読んだ後しばらく放心状態になることがありますが、イムリは約1カ月続きました(人生最長記録です)。細かな伏線がすべて収束していくエンディングの美しさに魂が震えます。全人類が読むべき神作品です!(まんがの図書館ガリレオ店長、漫画原作者 三田さん)
奴隷民イコルと支配種族カーマが住む故郷・惑星マージを離れ、原住民イムリが住む惑星ルーンでの研修旅行中に政争に巻き込まれた主人公のデュルク。そこから運命は動き出す。
Ⓒ三宅乱丈/KADOKAWA
18. 絆・努力・成長…日本一泣けるサッカーマンガ
『DAYS』(安田剛士/講談社)※全42巻
ど素人のつくしにみんなが巻き込まれていく青春ストーリー。めちゃくちゃ下手だが努力して、どんどん上手くなっていくつくしから目が離せない。努力は裏切らないって言葉をそのままマンガにしたような作品でとにかく熱い(スタイリスト兼経営者 服部さん)
取り柄のない少年・柄本つくしは、サッカーの天才・風間陣と出会い、名門高校のサッカー部に入部。過酷な環境で努力を続け、やがてチームに欠かせない存在へと成長していく。
Ⓒ安田剛士/講談社
19. 全201巻! どこから読んでも変わらぬ面白さ
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本 治/集英社)※全201巻
時代ごとに両さんのキャラが変わっていくのも見どころ。特に80巻~120巻くらいのトレンドを絡めたエピソードでの“遊びの達人”感はGoods Press読者に刺さるはず。個人的にはスニーカーやジーンズのネタがたまりません(NOHOHON-PRODUCTION エディター TOMMYさん)
東京都葛飾区の亀有公園前派出所に勤務する破天荒な警察官・両津勘吉が個性溢れる仲間たちと共に繰り広げる日常の騒動を(基本)1話完結で描く。コミックは全201巻刊行!
Ⓒ秋本治・アトリエびーだま/集英社
20. 日本一の数寄者、己の欲に忠実に“乙”を知る
『へうげもの』(山田芳裕/講談社)※全25巻
主人公・織部の戦国武将としての出世欲も、数奇者としての美意識への執着も、どちらも全力で抱えながら突き進む姿が人間臭くて好き。顔芸の表現には思わず笑いながらも、その熱量はモノを愛するグッズ読者に刺さるはず(Chillweeb オーナー Tillさん)
信長、秀吉、家康に仕え、戦国の世から慶長年間までを生き抜いた異才の武士・古田織部。武士として茶人として、そして物欲まみれの数寄者として“乙”を求めた生き様を描く。
Ⓒ山田芳裕/講談社
【完結済みの名作】
“熱くなれる・感動できる”
“触れた者の心を揺さぶる”作品を、人は名作と呼ぶ。読者が考えもつかないアイデアやストーリーで驚きと興奮を与え、時にが背中を押し、また新たな気付きをももたらす。ここで挙げるのは、人間の生き様を描いた10作品だ。
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21. 90'sジャンプ黄金期、バスケマンガの金字塔
『SLAM DUNK』(井上雄彦/集英社)※全20巻(新装再編版)
説明不要だと思うので編集者目線で。原宿で撮影していると福田吉兆のツイストパーマや、宮城リョータのフェード&グラサンの若者をちょいちょい見かけます。今でも日本で一番ファッショナブルな漫画ということです(『McGuffin』編集長 安藤さん)
ワルで名高い高校生・桜木花道。そんな男が、進学先の湘北高校でひと目惚れした赤木晴子の「バスケットは…お好きですか?」の一言から“バスケットマンへの道”を歩み始める。
Ⓒ井上雄彦 I.T.Planning,Inc.
22. Jユースの世界で“考える力”の重要性を説く
『アオアシ』(小林有吾/小学館)※全40巻
世の中にサッカー漫画は数あれど、これほど泣かされる作品はありません。片田舎でぼろぼろのシューズを履いていた少年が、世界に羽ばたいていく姿に胸が熱くなります。読み始めたら止まらないので覚悟して挑むべし!(まんがの図書館ガリレオ店長、漫画原作者 三田さん)
サッカーの才能を秘めながら大きな挫折を経験した中学3年生・青井葦人。そんな彼の元に、東京の強豪Jリーグクラブのユースチーム監督から、セレクションを受けるよう勧めが!
Ⓒ小林有吾/小学館
23. 人と妖がぶつかり合いながらも最強のバディに
『うしおととら』(藤田和日郎/小学館)※全20巻(完全版)
主人公ふたりが旅をする中でさまざまな人々と出会い、絆を深め成長していく姿がなんとも眩しい。さらに旅中で縁を結んだ人々が、宿敵・白面の者との最終決戦に集結する場面ときたら…ラストまでもう鳥肌立ちっぱなし!(NOHOHON-PRODUCTION エディター TOMMYさん)
寺の息子・蒼月 潮は、蔵の中で500年閉じこめられていた妖怪と出会う。うしおはひょんなことからその妖怪を解き放ち、“とら”と名付け、ひとりと1匹の物語が今、幕を開ける。
Ⓒ藤田和日郎/小学館
24. マンガに関わるすべての人々にエールを贈る
『重版出来!』(松田奈緒子/小学館)※全20巻
マンガ家や編集者だけではなく、マンガに関わるすべての人たちの格好良く働く姿が、主人公・黒沢を通して描かれ、胸を打ちます。実は僕も一瞬だけ、グラフィックデザイナーとして働いていたこともあり、かなり刺さりました(お笑い芸人/おミュータンツ 宮戸さん)
大手出版社の週刊コミック編集部に配属された元・柔道ガールの黒沢 心が“マンガの裏方たちの熱い想い”を受けて、時に悩み傷つきながらも編集者として成長していく姿を描く。
Ⓒ松田奈緒子/小学館
25. 熱い言葉で殴り合う。これぞ編集の生き様よ
『編集王』(土田世紀/小学館)※全16巻
この作品の主人公・カンパチと同じく編者者として生きる自分にとってのバイブル的名作。個人的にオススメは、宮沢賢治の詩『告別』を引用したシーン。心にグッとくる言葉と素晴らしい画力のブレンドが心を温めてくれます(エディター 相沢さん)
『あしたのジョ-』に感動してプロボクサ-になるも、網膜剥離でボクシングを断念せざるをえなかった桃井環八は、幼馴染に紹介され『ヤングシャウト』編集部で働き始める。
Ⓒ土田世紀/小学館
26. 戦闘のプロ・墨家が知力と戦略で大国に挑む!
『墨攻』(作画:森 秀樹、原作:酒見賢一、脚色:久保田千太郎/小学館)※全11巻
“知力と戦略で強者に挑む弱者”――そんな展開が面白くないわけがない! 戦乱の中で信念を貫く男の姿に痺れる、思想と戦略がぶつかり合い、戦国時代の中国を舞台に史実をベースに描かれる圧巻の歴史フィクションです(『アニメージュプラス』編集長 櫻井)
7国が争う戦国時代の中国。燕の梁城では、迫りくる趙の大軍から城を守るべく城邑防衛のエキスパート集団・墨家から墨者を呼んだ。しかし、やって来たのは革離だけだったーー。
Ⓒ森秀樹・酒見賢一・久保田千太郎/小学館
27. “命をかけられるものがある人生”は幸せだ
『チ。ー地球の運動についてー』(魚豊/小学館)※全8巻
“感動”というワードが作中にたびたび登場しますが、その感動を命を懸けて繋いでいく物語…なのですが、前半と後半で世界線が異なったり、いろいろな仕掛けがあるので、そこを読み解くのが面白い作品であるとも言えます(『GoodsPress』編集長 中山)
15世紀ヨーロッパ。地球が宇宙の中心であるという“天動説”が信じられている時代に、その真理を根底から覆す異端思想“●●説”を命懸けで証明しようとする人々がいたーー。
Ⓒ魚豊/小学館
28. 山岳小説の金字塔を、圧倒的画力で描き出す
『孤高の人』(作画:坂本眞一、原作:鍋田吉郎、原案:新田次郎/集英社)※全17巻
山と精神世界の描写がリアル。僕は登山経験がないが、登山に魅せられた人間の心情などとにかく描写が細かく画力が半端ないので、臨場感と他の作品では得られない独特の感覚がある。セリフが本当にない。冷たく、熱い作品(スタイリスト兼経営者 服部さん)
孤独な高校生・森文太郎は転校初日、同級生にけしかけられ校舎の壁をよじ登ることに。そこで強烈に“生きている”ことを実感した文太郎は、クライミングの魅力に取り憑かれる。
Ⓒ坂本眞一・鍋田吉郎・新田次郎/集英社
29. 人種も立場も、友情をも超えた魂の結びつき
『BANANA FISH』(吉田秋生/小学館)※全19巻
1980年代のアメリカを舞台にしたハードボイルドコミックの金字塔! 誰もが魅了される天才のアッシュと、ごく平凡な日本の青年である英二…ふたりの人種も立場も、そして友情をも超えた魂の結びつきが熱く心を揺さぶる(書泉グランデ コミックフロアスタッフ hossyさん)
N.Yでストリートギャングを率いる少年アッシュ・リンクスは、謎の言葉“バナナフィッシュ”を追う中で、日本人カメラマン助手の奥村英二と出会い、共に事件の真相へと迫っていく。
Ⓒ吉田秋生/小学館
30. 極限下での人間の愛と狂気に下ネタをひと匙
『狂四郎2030』(徳弘正也/集英社)※全20巻
殺人鬼としての主人公の苦悩やバイオレンスなアクションも熱いが、国家により遺伝子で人が選別され差別される狂気の世界にあって、“愛する人を助けに行く”だけを行動指針に、抗い突き進む主人公の姿に心を打たれます(Chillweeb オーナー Tillさん)
舞台は西暦2030年、第三次世界大戦終結から5年後の日本。生き伸びて空を警護するヘリ巡査になっていた狂四郎は、科学者の脳を移植された言葉を話す犬・バベンスキーと出会う。
Ⓒ徳弘正也/集英社
【完結済みの名作】
“ニヤリ・クスリ・ガハハと笑える”
“心のビタミン”と喩えられるように心身の健康に笑いは必要。とはいえガハハなコメディのみが笑いにあらず。アクションや日常系、お仕事モノの中にも見つかるクスリやニヤリといった漏れ出る笑みも、当然ながらOKだ。
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31. 笑える日常に、巧妙に張り巡らされた伏線
『それでも町は廻っている』(石黒正数/少年画報社)※全16巻
いわゆる1話完結のコメディ日常系なのですが、時系列がシャッフルされていて、ミステリー要素あり、小ネタ多数、伏線満載、飽きずに3周できるモノすごいマンガ。3周目前に別売りの「廻覧板」を読んで突入するのがオススメです(『GoodsPress』編集長 中山)
メイド喫茶「シーサイド」を舞台に、女子高生探偵に憧れる主人公・嵐山歩鳥、正統派メイドの辰野俊子、店のバアサンが繰り広げる日常とその中に潜む不思議な出来事が描かれる。
Ⓒ石黒正数/少年画報社
32. 同級生男子を推すJKの一方通行ラブコメ
『霧尾ファンクラブ』(地球のお魚ぽんちゃん/実業之日本社)※全7巻
同じ人に恋をした女子高生、ふたりは親友だけどライバル…と書くと普通の少女漫画っぽいですがそれは擬態です。この作品で描かれるのはJKの狂気。キレキレの会話劇に涙が出るほど笑った後は衝撃のラストが――!?(まんがの図書館ガリレオ店長、漫画原作者 三田さん)
女子高生の三好藍美と染谷波のふたりが気になる人…それはクラスメイトの“霧尾くん”。彼女らの話題は、いつだって彼のことで持ちきり。今春に放送された実写ドラマも大好評。
Ⓒ地球のお魚ぽんちゃん/実業之日本社
33. ヤクザと超能力少女による破天荒な共同生活
『ヒナまつり』(大武政夫/KADOKAWA)※全19巻
社会性ゼロのヒナと的確なツッコミをする新田の掛け合いがどこまでも面白い。ヒナも可愛いが、中学生にしてなりゆきでバーテンダーから世界のフィクサーにまで成り上がっちゃう瞳さんがお気に入り。スピンオフ化希望!(Chillweeb オーナー Tillさん)
インテリヤクザの青年・新田義史のもとに突如転がり込んできたのは、超能力少女のヒナ。そんなふたりの破天荒な共同生活と、ヒナに関わったことで人生が変わっていく人々の日常。
Ⓒ大武政夫/KADOKAWA
34. うすた作品ならではの不条理ギャグ大爆発
『ピューと吹く!ジャガー』(うすた京介/集英社)※全20巻
ただただ、アホ。マジでおもろい。テキトーすぎて、テキトーに読めるし、なんなら寝ながらだって読める。登場するキャラクターの中では、個人的にハマーが好き。この作品が好きすぎてLINEスタンプもいっぱい持っている(スタイリスト兼経営者 服部さん)
ミュージシャンを夢見る酒留清彦は、意を決してやってきたオーディション会場で謎のフエ吹き男と出会う。彼こそが後に清彦をギャグ人生へと誘うジャガーさん、その人であった。
Ⓒうすた京介/集英社
35. 青春もメタもあり、笑って泣ける学園ライフ
『SKET DANCE』(篠原健太/集英社)※全32巻
笑えるだけでなく時に涙もチラリとさせてくれる、珍しい学園コメディ。バトル回があったり、ミステリー回にSF回もあったりとルール無用の何でもアリ! なのにキチンと学園モノとして成立させているのにも驚かされます(エディター 相沢さん)
誰もが抱える悩みや問題を何でも解決してくれるヤツらがいた。その名も学園生活支援部…通称“スケット団”。個性溢れる面々が、今日も今日とて、悩める誰かの助っ人になる!
Ⓒ篠原健太/集英社
36. こんな破天荒なお父さん、イヤですかね?
『ひまわりっ ~健一レジェンド~』(東村アキコ/講談社)※全13巻
主人公の父・健一をはじめ、登場人物は誰もが普通に見えてクセ強。「いやいや、こんな人いない…いや、いるか」と感じさせる絶妙な塩梅は、さすが東村先生。“普通なんて人それぞれ”と思うと、生きるのも楽になります♪(NOHOHON-PRODUCTION エディター TOMMYさん)
美術大学を卒業するも超就職氷河期のせいで、父親と同じ会社に就職することになったアキコ。作者の実体験をもとに、破天荒な父とのエピソードを実話混じりで描くコメディ作品。
Ⓒ東村アキコ/講談社
37. ウケるためならば、髪も剃るし命も懸ける
『べしゃり暮らし』(森田まさのり/集英社)※全20巻
ここまで芸人のサクセスストーリーをドラマチックかつリアルに描かれているのは本作だけだと思います。芸人も、芸人を志す人も、そしてそうじゃない人も読んでぶっ刺さりますし、作中のネタがちゃんと面白いのもスゴイ(お笑い芸人/おミュータンツ 宮戸さん)
高校3年生の上妻圭右は、自称“学園の爆笑王”。昼の校内放送でもその才能を発揮し、学校中を爆笑の渦に巻き込む圭右だったが、大阪から元・芸人の辻本 潤が転校してきてーー。
Ⓒ森田まさのり・スタジオヒットマン/集英社
38. 童貞男の、悲しくも笑えるシュールな汚仕事
『物男』(永田一由/主婦の友社)※全3巻
世の中にはいろんな仕事が存在していますが、このマンガの世界では“物になる”という仕事があります。物になった男たちの切なさとユーモアが絶妙に混ざり合い笑って泣ける、不思議と心に残る一作。いい意味でお下品です(『アニメージュプラス』編集長 櫻井)
関戸直樹はベッドやイスとして働く肉体労働者=“物男”歴5年の童貞。とある出来事をきっかけに、ラブホテルのベッドとして働く変わり映えのしない毎日からの転職を決意する。
Ⓒ永田一由/主婦の友社
39. 3つのパートからなる、新時代のリアリズム
『電話・睡眠・音楽』(川勝徳重/リイド社)※全1巻
ガロやつげ義春を思わせるリアリズム重視の昭和な画風を、若いマンガ家さんが描いていると知った時はビックリ仰天。その特異な技法を用いて、渋谷オルガン坂のクラブを舞台にした物語ときたら、そりゃ文句は無いですよ(『McGuffin』編集長 安藤さん)
ひとり暮らしの女性の日常と東京の夜景を通して、現代の時間の流れを切り取った表題作ほか、龍になろうと修行した男がウナギになって食われる『龍神抄』など、1+13編を収録。
Ⓒ川勝徳重/トーチ web
40. 動物も人間もみ~んな個性的で賑やかな日々
『動物のお医者さん』(佐々木倫子/小学館)※全12巻(新装版)
この作品をキッカケに、日本中で獣医学部に注目が集まったという伝説的動物コメディ。ハスキー犬のチョビと、飼い主のハムテルが遭遇する怪しくも楽しい大学生活。シュールでクセになる、人生で何度でも読める1作(書泉グランデ コミックフロアスタッフ hossyさん)
進路に悩む高校3年生・西根公輝(通称“ハムテル”)は、抜け道に利用していたH大学構内で、般若のような顔の子犬と怪しい教授・漆原に出会い、彼の人生は大きく変わる…!?
Ⓒ佐々木倫子/小学館
【連載中のNEXT名作】
“今から読めば、まだ追いつける”
最後は、現在連載中のタイトルからチョイス。メディアミックスもされている大ヒット作、人気作家の意欲作、各所で話題の注目作が揃い踏み。この10作品を読んでおけば、とりあえずマンガ好きとの話題にも困らないはずだ。
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41. 深く激しく熱く感情を揺さぶる81マスの世界
『3月のライオン』(羽海野チカ/白泉社 『ヤングアニマル』連載中)※既刊18巻 続刊中
高校生という1番多感な時期の天才棋士の話。将棋という題材に、人間の成長や感情の変化、恋愛要素も入れつつ、羽海野チカ先生らしくホッコリしながらも、ピリつくところはピリつく。『ハチミツとクローバー』も大好きだ(スタイリスト兼経営者 服部さん)
家族を事故で失い、深い孤独を抱える高校生のプロ棋士・桐山 零。東京・下町に住む川本家の3姉妹との出会いと交流を通して心を開き、また棋士としても戦いの中で成長していく。
Ⓒ羽海野チカ/白泉社
42. マンガを愛する少女達による令和のまんが道
『これ描いて死ね』(とよ田みのる/小学館 『ゲッサン』連載中)※既刊8巻 続刊中
純粋にマンガを描くことに夢中になり成長していく主人公達が、とよ田先生のマンガ愛たっぷりで描かれ、趣味・仕事など何かに打ち込む我々の初心を呼び起こしてくれる。マンガに限らずすべての創作物好きに必ず刺さります(書泉グランデ コミックフロアスタッフ hossyさん)
伊豆王島に住む安海 相は、マンガが大好きな高校1年生。長年活動休止状態だった、憧れの漫画家が出展すると知って参加したコミティア会場での出会いが、彼女の人生を変える。
Ⓒとよ田みのる/小学館
43. 戦場と化した日本…少女は狙撃銃と生きる
『ミハルの戦場』(原作:濱田轟天、作画:藤本ケンシ/小学館 『マンガワン』連載中)※既刊2巻 続刊中
『平和の国の島崎へ』の濱田轟天が原作なので、武器の描写や戦闘シーンは超本格派。実際の世界情勢を反映させているため、ニュースで流れる現在の惨状と地続きの部分もあり、他人事とは思えないところに恐怖を感じます(『McGuffin』編集長 安藤さん)
3度目の世界大戦により、列強諸国に分割統治されるようになった日本。天才的狙撃技術を持つ少女・ミハルは元狙撃手・ショウと出会い、国命を懸けた戦いへと導かれていくーー。
Ⓒ濱田轟天・藤本ケンシ/小学館
44. 虚構ではなくリアル!? 鬼才が描く“特撮讃歌”
『劇光仮面』(山口貴由/小学館 『ビッグコミックスペリオール』連載中)※既刊7巻 続刊中
「特撮番組に登場するヒーローや怪人が現実に存在したら。そして自分がそうであったら」。誰しもが幼少期に胸に抱いた空想を、『覚悟のススメ』『シグルイ』の山口先生が描く。H×Hの冨樫義博先生も“劇薬”と評した傑作(NOHOHON-PRODUCTION エディター TOMMYさん)
主人公・実相寺二矢はアルバイトで日々を暮らす。ある日、大学時代の特撮サークルの仲間が死去し、実相寺は当時のメンバーと再会を果たす。そこから運命の歯車が動き始める…。
Ⓒ山口貴由/小学館
45. 氷上の世界で、ふたりはメダリストを目指す
『メダリスト』(つるまいかだ/講談社 『アフタヌーン』連載中)※既刊13巻 続刊中
今年放送されたアニメのクオリティが話題になりましたが、原作も素晴らしいです。フィギュアスケートという過酷な世界の中でひたむきに夢を追う主人公たちが最高に熱い! 1話読むごとに涙し、勇気をもらっています!(まんがの図書館ガリレオ店長、漫画原作者 三田さん)
夢破れた青年・司と夢に見放された少女・いのり。誰よりも強いリンクへの執念を持ち、氷上で出会ったふたりは、タッグを組んでフィギュアスケートの世界でメダリストを目指す!
Ⓒつるまいかだ/講談社
46. 北緯64度のランズ・エンドに消えた弟を追う
『北北西に曇と往け』(入江亜季/KADOKAWA)※既刊7巻 続刊中
ページをめくるごとに北欧の風が鼻先を撫でる感覚があるんですよね。いや、オサレに評したいのではなく、ガチでするんですって! 風光明媚なアイスランドの風景と裏腹にサスペンスな内容も、かなりグリグリに好きです(お笑い芸人/おミュータンツ 宮戸さん)
火山と氷河の島・アイスランド。主人公はこの島で探偵業を営み、無機物と会話できる青年・御山 慧。愛犬探しなど日常の依頼をこなす一方で、忽然と姿を消した弟の行方を追う。
Ⓒ入江亜季/KADOKAWA
47. 大と仲間達が、N.YでJAZZ の頂点を目指す!
『BLUE GIANT MOMENTUM』(石塚真一、story:NUMBER8/小学館 『ビッグコミック』連載中)※既刊6巻 続刊中
ご存知『BLUE GIANT』の4シリーズ目。よく“音が聴こえるマンガ”と表現されますが、本当に聴こえます。ストーリー展開的には王道だけれど、それもまた最高。JAZZの知識なしでも伝わる物語の、音楽の熱に惹き込まれます(『GoodsPress』編集長 中山)
『BLUE GIANT EXPLORER』に続き、ついに世界のJAZZの中心地にして最激戦区ニューヨークに辿り着いた主人公・大たち一行。だがそこでは日々の生活もままならない厳しい現実が…。
Ⓒ石塚真一・NUMBER8/小学館
48. 宇宙人・妖怪・都市伝説、その他諸々全部アリ
『ダンダダン』(龍 幸伸/集英社 『少年ジャンプ+』連載中)※既刊21巻 続刊中
ウルトラマンにガンダム、ドラゴンボール、ジョジョなどなど、あの頃の僕らをアツくさせた昭和・平成の名作のオマージュがふんだんに散りばめられているのも見どころ。あなたは「にじゅ~よじかん、たたかーえまっすかー」(エディター 相沢さん)
霊媒師を祖母に持つ女子高生・綾瀬桃と、オカルトマニアの同級生・高倉健。互いに信じる宇宙人と幽霊を証明しようと怪奇スポットへ行ったことから、怪異に巻き込まれていく。
Ⓒ龍幸伸/集英社
49. エロスとバイオレンスの完璧なマリアージュ
『ベアゲルター』(沙村広明/講談社 『月刊少年シリウス』連載中)※既刊7巻 続刊中
“叛逆ずべ公アクション”というキャッチコピーがヤバイですね。色んな姉ちゃんたちが離島でドンパチやってるエログロサスペンスアクションですが、個人的に沙村広明先生に求めている要素がすべて詰まっていて最高です(Chillweeb オーナー Tillさん)
中国の売春街で起きた謎の殺人。それはやがて日本の暴力団内部での現金盗難事件と結びつき、巨大製薬企業の秘密のビジネスが行われる孤島で、危険な女達の修羅場へと発展する。
Ⓒ沙村広明/講談社
50. 中華統一への道を壮大なスケールで描き出す
『キングダム』(原泰久/集英社 『週刊ヤングジャンプ』連載中)※既刊77巻 続刊中
実写映画も大ヒットを記録した王道の人気タイトルなので、ご存じの方も多いと思いますが…今こそ改めて推したい! 熱量、人間ドラマ、戦略の妙――どれを取っても圧巻のひと言。読むたびに心が燃えるのを感じます(『アニメージュプラス』編集長 櫻井)
奴隷の身分から天下の大将軍を目指す少年・信と、秦国の若き王・嬴政。春秋戦国時代末期の中国を舞台に、運命に導かれたふたりが“中華統一”の野望実現に向けて動き出す!
Ⓒ原泰久/集英社
紹介作品には基本的に紙版とデジタル版が存在し、現在はデジタル版のみ購入可能な作品もございます。お探しの際はご留意ください
※2025年11月6日発売「GoodsPress」12月号84-93ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/ NOHOHON-PRODUCTION>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/707971/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web