
折りたたみiPhone(仮称:iPhone Fold)の販売価格が、これまでの噂よりも大幅に高くなる可能性が浮上しました。
台湾の調査会社 Fubon Researchによると、販売価格は2,399ドルに達すると予測されています。為替レートを踏まえると、日本では税込406,800円前後になる見込みです。
日本価格の根拠:iPad Pro(M5)と同額水準
比較対象として、米国で 13インチiPad Pro(M5)Wi-Fi/2TB/Nano-textureガラスモデルが2,399ドルで販売中です。
このモデルの日本価格は税込406,800円ですので、同じ計算式が適用されれば、iPhone Foldも税込406,800円になる可能性が高い、というわけです。
過去予想の約30〜37万円を大幅に上回る
これまでの複数のリークでは、価格は30万〜38万円程度とされていました。
しかし今回の予測が正しければ、最安モデル(256GBストレージ/広角+超広角カメラ構成)でも40万円超え が有力です。
ライバル機の約1.5倍、優位性で勝てるか?
iPhone Foldは、折り目の見えないディスプレイ が最大の売りと言われています。
とはいえ、税込406,800円という価格は、ライバルの Galaxy Z Fold7 や Pixel 10 Pro Fold の約1.5倍 という超プレミア価格になります。
単に「折り目が目立たないだけ」でこの価格が受け入れられるかは、疑問です。ブランド力だけでは通用しない領域に踏み込む可能性があります。
とはいえ“税込299,800円”という線も捨てきれない
一方で、iPhone Foldの部品原価はGalaxy Z Fold7より低いとの情報も出ています。
そのため、Appleが初期から普及を狙う戦略を取るのであれば、税込30万円を切る価格設定(例:299,800円)も決して非現実的ではありません。
さらに、折りたたみ機構以外の多くを既存モデルと共通部品化している可能性が指摘されています。実際に、iPhone FoldとiPhone Airは 複数のパーツを共用する設計が採用されているとの噂があり、逆にiPhone AirはiPhone Foldの開発過程で得た技術を先行採用しているとも言われています。
この考え方に基づくと、折りたたみOLEDディスプレイのコスト増分と、ヒンジ部品の追加費用を加味しても、ベースはiPhone Air 2台分の原価に近づくと考えるのが自然です。
現在、iPhone Airの最安モデル(税込159,800円)を基準にすれば:
159,800円 × 2台=319,600円(+α)
つまり、折りたたみ専用ディスプレイとヒンジ分を追加しても、総額は320,000円台後半〜350,000円台程度に収まる可能性があります。
それでも最終販売価格が税込406,800円に達するのであれば、その差額はほぼすべて 「折り目のないディスプレイ」技術料 だと推測されます。
言い換えれば、折りたたみ部分の“見えない1本の線”が約5〜8万円分の差を生み出している可能性がある、ということです。
Photo:Apple Hub/Facebook
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone18-599144/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729