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2台のカメラでチェックできる防犯カメラが約1万円。広範囲&ズームの2レンズは頼りになりそう

2025年は全国各地で発生する強盗事件により、誰もが防犯対策を強く意識する年になりました。そんななかでも注目を集めたのがセキュリティカメラです。

ソーラーパネル付きで電源が必要ないモデルや、360度カメラ付きモデル、さらには設置しやすいモデルなど、多様なカメラが登場してきました。さまざまなメーカーがセキュリティカメラ市場に登場するなか、存在感を高めたのがTP-Link(ティーピーリンク)です。

元々、ルーターなどの通信機器に強いメーカーでしたが、Tapoという家庭用スマートホーム製品ブランドから発売されていた、いわゆる見守りカメラを発展させたセキュリティカメラを次々と発売。性能の高さや多機能さで人気となっています。

そんなTapoから、日本市場を意識し利便性と安心感の向上を目指したという新モデルが登場。それが12月11日発売予定の「Tapo C246D」(予想実勢価格:1万800円前後)です。

最大の特徴はやはりデュアルカメラ。上部のカメラは固定式ながら125度の視野角を持ち、下部のカメラは可動式の望遠レンズになっていて、水平方向に360度回転、垂直方向にも135度動けるというパンチルト機能付き。このふたつのカメラが連動することで、対象をしっかり捉えるという仕組みです。

スマホの専用アプリ上で固定カメラの映像を見て、気になる場所をタップすると、可動式カメラがそちらを向いてズームで確認できたり、固定カメラが検知した動きを可動式カメラが自動で追尾したり、さらには可動式カメラを固定カメラと違う方向に向けておき、固定カメラではカバーできない範囲もチェックできるなど、2カメラならではの動きが可能になっています。

また、AI検知にも対応していて、人やペット、車両、赤ちゃんの泣き声を検知すると、アプリを通じて通知してくれる機能も。

レンズはどちらも2K 3MP(2304×1296px)。スポットライトを内蔵しているため夜間でもカラーで映し出せたり、赤外線モードも搭載しているなど、気になる夜間もクリアに撮影可能です。

撮影データは、microSDカード(最大512GB)に保存か、有料にはなりますがTapoのクラウドサービスでクラウド上に保存ができます。また近日発売予定のスマートホームベース「Tapo H500」に接続することで、さらに長時間の録画データ保存が可能になるとのこと。

強盗犯罪のニュースに触れるたびにセキュリティカメラを検討しようかと思っている人もいるのではないでしょうか。ここでひとつ注意すべきことがあります。それは、セキュリティカメラは犯罪を防げるカメラではないということ。もちろん、設置していると分かるようにすることで、抑止につながる可能性はあります。とはいえ、あればもう犯罪に遭わなくなるというわけではもちろんありません。なので、セキュリティカメラの設置だけでなく、普段からの防犯意識を変えたり、他の対策もしたりといったことも大切ですよ。

>> TP-Link「Tapo C246D」

<文/円道秀和(GoodsPress Web)>

 

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