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インでもアウトでも活躍。むしろ袖なしがちょうどいい、ダウンベストの着こなし正解例6選

【やっぱり“ダウン”が好き!】

冬に欠かせないアイテム、ダウン。ダウンジャケットやダウンコート、ダウンシャツなどさまざまなウエアがありますが今季特に注目したいのがダウンベストです。インナーダウンとしてカジュアルからビジネスまですっかり市民権を得ていますが、実はその使い勝手は想像以上。袖がないからこそインナーのみならずアウターとして、そしてアウター・オン・アウターと着こなしの幅を広げてくれる頼もしいアイテムなんです。難易度が高そうと思われがちなだけに、ここではその着こなし例を紹介していきます。

■ダウンベストが今冬の着こなしの幅を広げてくれる。おしゃれに着こなすためのサンプル6体

ダウンベストは先述した通り、袖がないからこそさまざまな着こなしを楽しめるアイテムです。インナー使いにアウター使い、より上級者を目指すならアウターの上から羽織るなど1枚持っているといつものコーディネートの幅を広げてくれる頼もしい存在。とは言え、着こなすのは難しそうと思われがちでもあります。しかし、そんなことはありません。案ずるより産むが易し、どう着こなせば良いか、サンプルとともに注目のダウンベストを見ていきましょう。

■まずはインナー使い。おしゃれに着こなしカギはさりげなく色を見せること

ダウンベストをインナーダウンとしてすでに取り入れている人は多いはず。ただ、ついつい無難なブラックやネイビーなど暗色ばかりを選んではいませんか? もちろん、それも悪くはありませんが、思い切って色が入ったモノを選んでみてください。さりげなくアウターの下からチラリと覗かせれば、重たくなりがちな冬コーデに軽やかさを運び込んでくれます。特にテクニックもいらずに簡単に洒落感が出せるので、ぜひお試しを。

1. ニットやパンツと同系色で揃えることでより洗練された印象に

▲ダウンベスト8910円/タイオン(ティムコ)、コート4万8400円/エトス、パンツ1万7490円/ウアロン(ともにハナ コリア)、ニット3990円、Tシャツ1500円/ともにユニクロ(ユニクロ)、シューズ2万3100円/ヒマラヤ(プライム ビアンカ)、キャップ5500円/ポーラー(キャンバス)

ニットやパンツを同系統のカラーでグラデーションを付けるのであれば、インナーダウンも写真のように色味を合わせてみましょう。そうすることで統一感が生まれるだけではなくグラデーションの奥行きが深まり、より洒落た雰囲気を醸し出せます。ベージュやマスタードのような軽さのある色味を中に使う場合、コートはダークグレーなど重ための色を選ぶと吉。全体が引き締まるうえにメリハリが生まれ、さらに洗練された印象が放てるはず。

▼タイオン
「ミリタリー ハイネックWジップ ダウンベスト-ソフトシェル」(8910円)

しっかりとした暖かさと着やすいシンプルなデザイン、そして手に取りやすい価格と三拍子揃ったインナーダウンブランドとして人気のタイオン。こちらのダウンベストは「ミリタリーライン」からの一品。ベージュ×オリーブとアイテム名通りミリタリー感溢れる配色やヘチマキルトが特徴です。それでいてミニマルに仕上げているため野暮ったさはなくアーバンな印象。800フィルパワーのダウンを封入し、保温性はしっかり担保しつつ収納袋に入れればコンパクトに持ち運べるという利便性も持ち合わせています。

>> タイオン

2. ダークトーンの着こなしにはダウンベストを挿し色使い

▲ダウンベスト1万6000円/モンベル(モンベル・カスタマー・サービス)、レザージャケット2万9700円/アーミーツイル×ジーンズ ファクトリー(ジーンズ ファクトリー 卸団地本店)、ニット3990円/ユニクロ:シー(ユニクロ)、パンツ3万3440円/エトス(ハナ コリア)、スニーカー1万6390円/スケッチャーズ(スケッチャーズ ジャパンお客様コールセンター)

冬の着こなしは暗めの色味や素材感なども相まって重たい印象になりがち。そこでトライしてほしいのがハッキリとしたカラーのダウンベストをインしてみること。挿し色として投入するだけでたちまち着こなしに軽やかさを呼び込めます。何も難しいことはせずにおしゃれ度が上がりますし、これなら派手な色味が苦手な人でも前面にカラーを出すわけではないので取り入れやすいのではないでしょうか?

▼モンベル
「スペリオダウン ベスト Men's」(1万6000円)

泣く子も黙るアウトドアブランド界の雄、モンベル。「スペリオダウン ベスト Men's」は同ブランドが誇るEXダウンを封入した軽く暖かいダウンベスト。さらに撥水加工や帯電防止加工も施されているため、雪や雨などの悪天候や静電気に悩ませられる心配もありません。また、コンパクトに収納袋に入れられるため普段持ち歩くときやオフシーズンで使わないときなどにも嬉しい仕様です。

>> モンベル

■そこまで寒くないときはアウターとして。アクティブな印象を味方に付けよう

ダウンジャケットを着るほどは寒くないまさに今の時季、アウターとして活躍するのがダウンベスト。体の中心部を暖められるので想像以上に快適なうえ、着脱もしやすいので室内や電車内などで暑いときも体温調節がしやすいのがメリットです。そして何よりダウンベストというアイテム自体のポップさを着こなしに生かせることが魅力。アクティブさを味方に付け、重たくなりがちな冬コーデを軽快な印象へと導きましょう。

3. 大人も楽しめるストリートMIXコーデの主役アイテムにうってつけ

▲ダウンベスト3万1350円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)、パーカ3万800円/チャンピオン(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、シャツ1万3970円/ノーティカ(フリークス ストア渋谷)、パンツ3990円、ニットキャップ1500円/ともにユニクロ(ユニクロ)、スニーカー2万1780円/ノースウェーブ(シンヨオ)

最早定番となったストリートMIX。アクティブさが漂う着こなしですが、大人っぽさを保ちつつ楽しむにはどうすれば良いか? 答えは簡単で、ダウンベストはインナー使いとは反対にブラックなどの暗色がおすすめ。もとより軽快なイメージの着こなしなので、落ち着いた色味のモノを選ぶことでバランスを調整すると良いでしょう。アクティブな着こなしなら落ち着いた色味、暗めの着こなしならその逆を、というのがダウンベストの着こなしの言わば方程式です。

▼ザ・ノース・フェイス
「ヌプシベスト」(3万1350円)

アウトドアシーンだけではなく街着としても支持されるザ・ノース・フェイス。さまざまなダウンアイテムを輩出していますが、ダウンベストで見逃せないのがこちらの「ヌプシベスト」。ザ・ノース・フェイスを代表する「ヌプシジャケット」のデザインを踏襲し、今どきなサイズ感にアップデートした1着は機能性、保温性、ファッション性ともにピカイチ。表地は強度の高い40デニールのリップストップナイロンを採用。撥水加工を施しているため悪天候でも安心です。さらに摩耗しやすいショルダー部分は厚手のナイロン素材を用いることでよりタフに着られる仕様に。

>> ザ・ノース・フェイス

4. シブさと爽やかさをダウンベストとトップスでバランス調整

▲ダウンベスト2万5300円/エル・エル・ビーン(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター)、フリースジャケット1万4960円/フロストライン×ジーンズ ファクトリー(ジーンズ ファクトリー 卸団地本店)、シャツ3990円、パンツ4990円/ともにユニクロ(ユニクロ)、スニーカー1万6500円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)、キャップ5500円/ナラティブ アウトドア サプライ(ナラティブ)

爽やかさも落ち着きもどちらも欲しい、そう思うなら少し落ち着いた色味のダウンベストを選びましょう。写真のようにネイビーのモノであればその両方が手に入ります。また、全体的にシックな色味でまとめれば統一感も出ますし、それ故ベーシックな着こなしにもかかわらず洒落たムードを演出できます。普段、シンプルな着こなしが好きな人に特におすすめしたいダウンベストの取り入れ方です。

▼エル・エル・ビーン
「メンズ マウンテン・クラシック・ダウン・ベスト」(2万5300円)

クラシカルなルックスでどんな着こなしにも合わせやすいエル・エル・ビーンらしい1着。アーカイブモデルからインスパイアを受けたデザインは古着ブームの今、まさに気分なアイテムと言えるでしょう。それでいて中綿はしっかりと先進的。水に弱いとされてきたダウンですが、その弱点を克服するべく撥水加工を施したダウンテック ダウンを封入しています。暖かさはしっかりとキープしながら水にも強い、1枚持っていて損はないダウンベストです。

>> エル・エル・ビーン

■1歩先行く洒落たスタイルを叶えるアウター・オン・ダウンベスト

この冬はちょっといつもよりおしゃれな着こなしに挑戦してみたい、そう思う人にトライしてほしいのがアウターの上にダウンベストを羽織るという着こなし。10年程前に流行ったアウター・オン・アウターの言わばダウンベスト版です。ただ、ダウンベストは袖がないぶん難易度はやさしめ。肩肘張っているような空気感もないため、さりげなくアピールできます。

5. いつものデニムジャケットを主軸にしたコーデをより個性的に

▲ダウンベスト3万3000円/シエラデザインズ(アリガインターナショナル)、デニムジャケット1万9800円/リーバイス(リーバイ・ストラウス ジャパン)、スウェット1万4080円/チャンピオン(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、カットソー2万900円/アンヌ(バート)、パンツ1万6995円/ノーティカ(フリークス ストア渋谷)、シューズ2万5300円/エル・エル・ビーン(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター)

大人の男性の定番アウター、デニムジャケット。冬に1枚で着るには暖かさ的に心細いアイテムですが、ダウンベストがあれば問題ナシ! 軽い印象が作れて暖かく、そして周囲との被りもないひと味もふた味も違う着こなしが楽しめます。せっかくダウンベストをアウター・オンするのであれば、写真のように目を引くカラーがおすすめ。より洒落た雰囲気を演出できるはずです。

▼シエラデザインズ
「ジップ ダウン ベスト」(3万3000円)

シエラデザインズの中でもロングセラーを誇る「ダウン シエラ ベスト」をアップデートした本作。ナイロン高密度タフタ素材を採用することで、よりクラシックなアウトドアテイスト溢れる雰囲気となっています。また、横ラインのみのステッチや大きなポケットなどかわいらしさも◎。フロントはボタンだけではなくファスナーも付いているため防風性、着こなしの幅もアップしています。

>> シエラデザインズ

6. ダウン・オン・ダウンで暖かさと個性を楽しむ

▲ダウンベスト4万6200円/コロンビアブラックレーベル(コロンビアスポーツウェアジャパン)、ダウンジャケット7990円、ニット3990円、シャツ3990円/すべてユニクロ(ユニクロ)、パンツ7920円/シアターコード(ループ トーキョー)、スニーカー1万6500円/アスファルト(アースマーケティング)、キャップ9900円/TMT(TMT ジャパン)

最後に紹介したい着こなしはダウンジャケットの上にダウンベストを重ねるダウン・オン・ダウン。難易度高めに思えますが、意外としっくり来るのが見て取れるでしょう。着こなしのコツとしては、ダウンベストはブラックなどダークトーンのなるべくシンプルなデザインのモノを選ぶということ。着こなしの引き締め役として使用するイメージです。そうすることでダウン・オン・ダウンでも切り替えデザインのような印象になり、やりすぎ感を抑えられます。

▼コロンビアブラックレーベル
「シアトルレンジベスト」(4万6200円)

シームレスデザインがスッキリとした印象で、ダウンならではの野暮ったさを感じさせないコロンビア ブラック レーベルの「シアトルレンジベスト」。ミニマルな見た目とは裏腹にその機能性は申し分ナシ。独自の熱反射保温機能オムニヒートインフィニティを裏地に備え、抜群の保温性を発揮します。また、ストレッチの利いたトリコット素材の表地を使用し、動きやすさも考慮。デザイン性と機能性が高次元で融合した1着です。

>> コロンビア

>> やっぱり“ダウン”が好き!

<文/手柴太一(GoodsPress Web) 写真/坂下丈洋 スタイリング/深澤勇太>

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