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仕上がりに大満足!仕事の負担を軽減する「洗濯機」最適解【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

忙しい日々の中でも、「しっかり洗えて、短時間・省エネで済ませたい」という洗濯家事の願いに応える最新ドラム式洗濯機。数あるモデルの中から選出されたのはこの5台だ!

*  *  *

【生活家電部門】
洗濯機

ドラム式洗濯乾燥機は、縦型と比較して「汚れ落ちがいまひとつ」「乾燥後のシワが気になる」といった不満が多く、導入をためらう人も少なくなかった。しかし、近年では洗浄力や乾燥性能が大幅に向上し、注目を集めている。

「ここに来てドラム式の人気が高まっています。特に忙しい人からは、乾燥時間の短縮や仕上がりの良さに、一度ドラム式にしたら元に戻れないという声を聞きます」(小口 覺さん)

性能面の進化に加え、課題だった設置スペースにも変化が見られるようになった。

「都市部やひとり暮らし世帯には、省スペースモデルの需要が高まっていますが、今年は選択肢も増えて、選びやすくなりました」(石井和美さん)

さらに、「ドラム式は高くてなかなか買えない」という方にも、手が届きそうなドラム式が続々登場している。

「これまで高機能・高価格モデルが主流でしたので、今後大きく潮目が変わっていきそうです」と、田中真紀子さんは変化の兆しを語る。

高性能でコスパのよいモデルが増加しており、選択肢はこれまで以上に広がっている。家族構成や設置スペースに合わせて選べる時代になったと言えるだろう。来年の動向も引き続き注目したい。

<選者の皆さん>

家電プロレビュアー
石井和美さん
さまざまな媒体に白物家電を中心とした製品レビューを寄稿するプロレビュアー。大型家電のレビューもするため、一戸建ての「家電ラボ」まで設立。日々、家電のテストを行っている。

 

ライター・コラムニスト
小口 覺さん
非日常に近い家電も探求。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名(日経2016年上期ヒット商品番付に選定)。新著に「ちょいバカ戦略ー意識低い系マーケティングのすすめー」(新潮新書)など。

 

デジタル・家電ライター
コヤマタカヒロさん
調理家電やデジタルガジェットのほか、生活家電、季節家電にも精通するなど、広い守備範囲を持つ。家電のテスト&撮影のためのスタジオ「コヤマキッチン」や「家電総合研究所」を運営する。

 

家電ライター
田中真紀子さん
家電に関する記事の執筆や監修を年間300本以上こなすほか、TVやラジオへの出演、セミナー講師など幅広く活躍する家電専門家。製品を実際に使い、魅力や取り入れ方を発信する。

 

家電専門YouTuber
シャチパンさん
大手メーカーに15年以上勤務する現役エンジニア。専門知識と実務経験を活かしチャンネルを通じて幅広い世代に家電の魅力を伝える。「楽しく、わかりやすく、役立つ」をモットーに活動中。趣味はゲームと釣り。

 

「GoodsPress」編集長
中山剛介
家電、ガジェット、生活用品、あらゆる最新モノとそこに込められた技術が好きです。この1年、実際に見て、触って、試したモノを厳選して審査しましたが、本当に悩みました…。

 

 

【大賞】

■洗濯性能と時短を高いレベルで実現した傑作モデル

東芝ライフスタイル
「ZABOON TW-127XP5」(実勢価格:38万円前後)

汚れ落ちのよさ、乾燥後のシワの少なさ、操作性など、欠点がほぼない製品です。個人的には、洗濯後のアイロンがけがラクなのはうれしいですね。大型カラータッチパネルの操作も特に気に入っています(石井さん)

ウルトラファインバブル水と洗剤を混ぜ合わせた高濃縮洗剤液を噴射する「高濃縮ワイドシャワー」は、高い洗浄力が魅力です。また、ヒートポンプユニットも改良しているのもポイント。コスパの良さも光る製品です(コヤマさん)

洗浄力に定評があるウルトラファインバブルですが、ここに来てさらに洗浄力や乾燥はもちろん時短まで進化を果たした技術力に脱帽。家事をする時間がない共働き世帯などのまさに救世主といえる存在になりそうです(中山)

使ってみてわかる、ウルトラファインバブル洗浄のスゴさ。子ども2人を子育て中の我が家では毎日大活躍中です!(読者投票 P.N.ピーコさん)

高濃縮ワイドシャワーを新たに搭載することにより、洗浄力がアップし、洗濯時間を短縮。乾燥も「新ヒートポンプユニット」で時短&節電を実現した。日々の家事を軽減してくれる心強いドラム式洗濯乾燥機に仕上がっている。

▲ウルトラファインバブル水と洗剤を混ぜ合わせた高濃縮洗剤液を、洗い始めに衣類へ直接・広範囲に噴射。繊維の奥まで素早く浸透し、汚れを効率的に浮かせて洗浄時間を短縮する

▲新ヒートポンプで、繊維ふっくら、肌ざわりがよく仕上がる。さらに、乾燥効率が向上し、時短や節電が可能に

▲洗濯は青、乾燥はオレンジなど、機能ごとに色分けされて分かりやすい操作パネル。お手入れのタイミングや方法などもわかりやすく表示される

【エコロジー賞】

■大風量で省エネ&スピード乾燥

パナソニック
「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX127EL」(31万8780円)

信頼性の高い同社の最新洗濯乾燥機。しつこい黄ばみやニオイは温水泡洗浄で徹底除去し、ヒートポンプ乾燥の電力も従来から約10%削減。省エネ性と洗浄力を両立した人気のモデルです(シャチパンさん)

新モデルはヒートポンプユニット改良したことにより、大風量の風を直接衣類に当て、シワを軽減。乾燥時間を短くすることで、節電にも繋がる。タオルなどの仕上がりもふんわり。

▲ヒートポンプを本体上部に配置。大風量の風を直接衣類に当てシワを抑える。電気代と乾燥時間を削減

【メンテナンス賞】

■お手入れ簡単、見えない部分も自動掃除

日立
「ドラム式洗濯乾燥機 ビッグドラム BD-STX130M」(40万6780円)

水温が低い冬場は、脱水が弱くなる現象がありますが、「AIお洗濯」で水温を検知、脱水時間を調整。洗濯物を取りだしたときに、湿っぽくて不快に思うことがなくなりそう(小口さん)

ドラム式洗濯乾燥機特有のわずらわしいお手入れを大幅に軽減。乾燥フィルターがないため手入れが簡単で、洗濯槽の裏側も自動洗浄され、除菌、黒カビを抑える。

▲洗濯槽の裏側などの見えない部分に付着しやすい汚れ(皮脂汚れ、洗剤カス、菌など)を自動で洗い流す

【ハイコスパ賞】

■大容量で低価格、洗浄力もパワフル

ハイセンス
「ドラム式洗濯機 HWF-D120XL-W」(実勢価格:16万8000円前後)

12kgクラスと大容量なのにスリムボディが魅力。ヒートポンプ式を採用しながら20万円以下と高コスパで購入できるのがポイント。メンテナンスも自動で手軽に使えます(コヤマさん)

コンパクトでも大容量で、温水洗浄などの選択コースも豊富。低価格でもヒートポンプ式乾燥を採用しており、電気代を抑えながら、やさしくしっかり乾かす。

▲約65℃の低温風で衣類をやさしく乾燥。衣類を舞い上げ、シワをおさえながら、ふっくら仕上げる

【ベスト乾燥賞】

■ハイブリッド乾燥で電気代を抑える

シャープ
「プラズマクラスター ドラム式洗濯乾燥機 ES-12X1」(実勢価格:36万2660円前後)

洗浄力、乾燥性能が高いうえ、電気代も抑えられるので、電気代高騰の昨今でも安心して頼れます。AIに相談できるのであれこれ悩む時間も減って、忙しい毎日にうれしいですね(田中さん)

独自の「ハイブリッド乾燥NEXT」で、あたたかさをプラスしてふんわりカラッと仕上がる。しかも、業界最高水準の省エネ性能を誇り、気になる乾燥時の電気代も抑えられる。

▲「ヒートポンプ乾燥」と、カラッと仕上げる「サポートヒーター」を併せた乾燥方式を採用

>> 特集【GoodsPress AWARD 2025 ベストバイ大賞】

※2025年12月5日発売「GoodsPress」1月2月合併号44-46ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/石井和美>

 

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