【GoodsPress Web編集部員 2025年ベストバイ】
「今年も1年早かった」…毎年この時期になるとつぶやく言葉ではありますが、人生100年時代の半分が過ぎ、人生の時間の心理的長さは年齢の逆数に比例するという、“ジャネーの法則”を実感するようになりました。
そんな2025年を振り返ってみると、Amazonで購入したアイテムは、わずか56件。「えっ、こんなに少なかったの?」と、5年分の履歴を確認したところ、2020年が128件、2021年が93件、2022年が141件、2023年が100件、2024年が96件と、2022年をピークに減少傾向。
年齢とともに物欲がなくなったと思いきや、さにあらず。昨今の物価高もありますが、単純に欲しいモノがあったため、出費を抑えていたのです。
そして今年、ついに大人の清水買い。残り時間も限りあることだし、いいモノをなんて言い訳しながらついつい買ってしまいました。
【清水買い1】ネットで注文した人生初のソファ
最近はなんでもネットでポチッとしてしまいますが、今回ポチったのは、人生史上最高額かつ人生初のソファ・TRUCK FUNITURE(トラックファニチャー)の「FK SOFA Jr.」です。送料を含めると47万4650円(購入時)。
ソファのある暮らしは憧れでしたが、これまでの人生で1度もソファを購入したことがありません。にも関わらず、見たことも座ったこともないものをポチるなんて…。
TRUCK FUNITURE自体は知っていたので、もしかしたら、どこかのカフェで「座ったかもしれない」ものの、それが同じソファだったかは定かではありません。
うっすら覚えていたのが、張り地が太畝(ふとうね)コーデュロイで、座り心地がフカフカして包まれる感じだったこと。それ以来、ソファを買うならココのと決めていました。
「FK SOFA Jr.2-SEATER」は、2002年発売開始以来のロングセラーモデル「FK SOFA」の幅を300mm小さくした2シーターモデル。幅は狭いものの、奥行きは同じなので座り心地はゆったり。
腰を掛けるとフェザークッションが包み込んでくれ、一度座ると立つのが億劫になります。ちなみに選んだ張地はグリーンのコーデュロイ。コットン100%で肌触りも心地いいんです。
とはいえ、フェザーって長時間座ってるとペシャンコになるんじゃないの? と気が気ではなく、実は長時間座ったことはありません。
サイズはW1740×H800/SH430×D960mmで、ひじ掛けに足を乗せる感じになりますが寝転ぶことも可能。
写真を撮ってみましたが、こんな時間を過ごすまでには、もうひと頑張りしないと無理そうです。
【清水買い2】機能だけでなく形も◎な電動グラインダー
毎朝コーヒーを淹れます。
何十年も変わらないルーティンですが、その時々で機材が入れ替わります。壊れたり、違うモデルを使ってみたかったり…。新たにやってきたのは電動グラインダー、varia VS3 2nd(5万2800円)です。
悩みましたね。グラインダーに5万強。豆を挽くだけです。粒度を均一にするために、大事なことは分かってます。が、コーヒー教室に通っていた20年前の電動グラインダーの値段を思い出すと、二の足を踏んでしまいます。
結局、散々悩んだ挙句に入手したのですが、結論からいうと前のグラインダーに戻れません(壊れてしまったけど)。
何がいいかといえば、まずはその佇まい。いかにも電動グラインダーのような面持ちではなくソリッドなデザイン。サイズもW90×H310×D147mmとコンパクトで(写真は微粉を取り除くためのシリコンベローをつけているため高さはもう少しあります)、設置性が高いのも◎
もちろん選ぶ際には機能を考えました。variaはエスプレッソから水出しまで、抽出方法による豆の引き具合に対応しているのも魅力。ホッパー(豆を入れる筒)自体に目盛りが刻まれ、無段階にグラインドできます。
ダイヤルはクリック感があるわけではなく、重量感のあるダイヤルをスーッと回す感じ。本体の塗装も含め、質感が高く精密な工業製品のよう。
心臓となる刃は、38mmのステンレス製コニカル刃。シャープで粒度の均一性をキープしながら、1gを約1秒で挽くスピードも魅力。スピードが速いと摩擦熱が起きるためゆっくり挽くモデルもありますが、朝の時間は大事。
1〜2人前の豆なら、挽いている時間を持て余すことなんでありません。機密性が高いからか、その静粛性にも驚きです。
挽いた豆は、ほぼ真下にあるドージングカップ(受け皿)に落ちるのですが、このカップの裏に磁石が付いているのが何気に秀逸。台座からズレることがないため、横に粉が落ちることがありません。
心地良い音が響き、朝の気持ちいい一杯がここから始まります。
【清水買い3】やっぱり使ってみたい憧れのクーラーボックス
キャンプ道具の中でも選ぶのが難しいのがクーラーボックス。試してから購入できないし、行く人数に合わせてサイズは異なるし、道具によっても選ぶ色は異なるし…。
だからこれまで色々購入しましたが、ついに本丸を入手。キャンプ場で見かけると、つい僻んでしまう自分がいた、あのYETIの「タンドラ35」(5万6320円)。
前から欲しかったんです。でもおいそれと出せる額ではないため、鬱屈した態度を取ってしまってゴメンナサイ。
で、使ってみて分かったのが3点。
1…噂通り、保冷効果は抜群
2…想定していましたが、やっぱり重い
3…35リットルって意外と入らない
1と2は相関関係にありますが、YETIはワンピース構造で、ボディに繋ぎめがなく圧力注入された分厚い5cmのインシュレーションと密閉性の高さによって、保冷力を高めています。
保冷力の高さにはバックボーンがあったというわけですね。本体だけで9kgあるので、持ち歩くのはかなりヘビーですが、その辺りもちゃんと考えられてるのがさすが。持ち手が傾いていて、持ち上げると体側に体重がかかるようになっているので、持ちにくさはありません。
手袋をした状態でも簡単に開けられるラバー製のラッチ。慣れれば簡単に開閉できます。
保冷状態を保つために、氷:内容物が2:1となるようにすることを推奨。内寸は371×267×286mmで、350mlの缶ビールだと21本が目安となっています。
2Lのペットボトルは縦には入れられず、寝かした状態での収納。付属のバスケットを装着した場合、500mlの缶ビールは立てて入れられます。
1人2人での1泊キャンプならまったく問題ありません。
外側にはドレンボルトが付いていて、内部に溜まった水を簡単に排出可能。ちなみに内部に傾斜が設けられているため、本体を傾ける必要がありません。こんな細かい気配りも信頼の証なのかもしれません。
春が待ちどうしい今日この頃。2025年もありがとうございました!
<取材・文/澤村尚徳(GoodsPress Web)>
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