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限られた空間をアイデアとギミックを凝らして快適化<軽キャンパー部門>【CGPカー用品大賞2025】

【CGPカー用品大賞2025】

キャンピングカーのいちジャンルとして定着した軽キャンパー。取り回しのよさと維持費の安さはソロキャンパーやシニアの2人旅に最適。最近はクーラー、リチウムバッテリーなどの快適装備がマストで、価格は上昇傾向だ。

*  *  *

キャンピングカーのなかで軽バンや軽トラックをベースにした軽キャンパーが注目され始めたのは2000年代に入ってから。そのパイオニア的存在が、バンショップミカミの「テントむし」で、2005年デビューの超ロングセラーだ。

スペース的に制約のある軽自動車でキャンピングカー(黄色8ナンバー)の構造要件を満たすのは至難の業。炊事設備前の室内高1600mm以上という項目をクリアするために採用したのがポップアップルーフ。ルーフを上げると長身の人が余裕で立てるほどの高さが得られる。

ルーフアップ時に展開するロフトベッドを含めた就寝人数は4人。「軽キャン=1~2人しか寝られず車内が狭くて窮屈」というイメージを覆し、丸窓のエントランスドアなど親しみやすい見た目も相まって軽キャンを代表するモデルに成長した。

最新モデルはDC12Vクーラーや、それを動かすためのリチウムイオンバッテリーを軸にした電源強化システムをオプション設定。軽キャンパーでも価格上昇が著しいが、400万円弱の価格定は良心的だ。

【軽キャンパー部門】

【大賞】

■トミカの題材にもなったロングセラーの軽キャブコン

バンショップミカミ
「テントむしFタイプ」(410万3000円~)

カラーバリエーションの豊富さやエントランスドアの丸窓、アルミ製シェルなどユニークな遊び心と職人技を融合させた軽キャンパーの理想形

ベース車はダイハツのハイゼットトラック。居住空間のシェルは軽量なアルミで、強度を増すためにロールバーのような骨格を入れている。カラーはホワイト、シルバーとメーカーオプションの「選べるカラーパック」を含めた全6色。

▼クーラー、リチウムなど最新装備をアップデート

▲DC12Vクーラーの室内機は右側面に据え付け。電源はリチウムイオンバッテリーまたは外部AC入力で作動させる仕組みだ

▼エントランスドアの丸窓とポップな色使いが調和

▲フラットにしたFASPシートとキャビン後方の補助マット、跳ね上げマットを組み合わせるメインベッドは1840×1100mm。全面フラットで寝心地良好

▲前向き、後ろ向き、フラットに展開できるFASPシートのFタイプ、横座りのSタイプ、単座のF1タイプをラインアップ

▲ルーフアップ時にテント状に展開するロフトスペースのベッドは1830×1100mm。側面と後方が網戸になり換気効率も抜群

【快適装備充実賞】

■クーラー、電子レンジ、冷蔵庫の「三種の神器」を標準装備

ステージ21
「リゾートデュオ タイザプロ」(367万5200円~)

シートアレンジがシンプルで簡単。クーラーを含めて快適装備が充実しオプションであれこれ付け足す必要がなく明瞭会計。初心者におすすめ

車名のとおりフロントソファとリヤベンチを向かい合わせにしてテーブルを囲む対座アレンジが可能。電子レンジ、冷凍冷蔵庫、DC12Vクーラー、リチウムイオンバッテリーも標準装備し、車中泊をオールシーズン快適に楽しめる。

▼足元広々の対座レイアウト 装備充実の快適キャンパー

▲全車速追従機能付きACCやACC作動時にハンドル操作をアシストするLKCが備わるアトレーRSベースだから長距離ドライブも安全快適

【シンプルイズベスト賞】

■車中泊や趣味にピッタリでエントリー層にもおすすめ

オートワン
「ピッコロキャンパー プラス ポップアップルーフ」(338万4700円~)

車中泊の必須アイテムを最低限押さえた人気モデルのポップアップルーフ版。4人就寝が可能で、ロフトスペースは就寝時の荷物置き場になる

ベッド、キャビネット、テーブル、走行充電システムのみのシンプルな架装内容で、用途や予算に合わせてDIYでアレンジできるオートワンのピッコロキャンパー+。4人就寝を可能にするためにポップアップルーフを架装した。

▼4人乗車+4人就寝をポップアップルーフで実現

▲リヤ右サイドと天井のキャビネットは高級感があり、収納力と使い勝手のよさを兼ね備える。着脱式テーブルは左側にスッキリ収まる

【快適ルーフアップ賞】

■ルーフアップ時の開放感は軽キャンパー随一

M.Y.S.ミスティック
「ミニポップフライヤー」(500万7200円~)

垂直に持ち上がるルーフは電動開閉式で展開が楽。ルーフを下げると全高2m以内に収まり自走式立体駐車場に乗り入れられて普段使いもOK

トヨタピクシストラック(ハイゼットトラックのOEM車)の荷台に高断熱キャンピングシェルを架装した軽キャブコン。屋根が垂直に持ち上がるエレベーティングルーフが特徴。ルーフアップ時の車内高は約1.9mで高さも均一。

▼上下の広〜いベッドで家族4人が快適に寝られる

▲山小屋のようなカントリー調の内装。ルーフテント内のロフトベッドは1900×1520mm。下のベッドも含め家族4人が寝泊まりできる

【プレミアム空間賞】

■リアルウッドで職人が作るプレミアムな軽キャンパー

メティオ
「ラクネル・バンツアー・アトレーver.匠」(280万1000円~)

2010年のデビュー以来改良を重ねてきたラクネルシリーズの新境地を拓く1台。天然木を使い家具職人が仕上げるプレミアム感と機能美が融合

ラクネルシリーズの特徴であるアルミのチャンネル材を使ったベッドや家具のフレームはそのままに、匠だけのブラックアルミとエイジング処理を施したリアルウッドの家具でシックな空間を演出。熟練の家具職人が作り上げる。

▼機能性と実用性の高さに匠の技が融合した旅空間

▲熟練の家具職人が1台ずつ手作りするために年間生産数は30台程度。ルーフ部分もリアルウッド仕上げで、ログハウスのような雰囲気

>> 特集【CGPカー用品大賞2025】

※2025年11月17日発売「CarGoodsPress」108号P48-49ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/湯目由明>

 

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