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駐車スペースの制約がないコンパクトサイズが人気<キャンピングカー[キャブコン]部門>【CGPカー用品大賞2025】

【CGPカー用品大賞2025】

全長6mを超える輸入車や5.3mの国産キャブコンとは一線を画すのが、日常使いを意識した幅2×長さ5m以下のコンパクトキャブコン。コインパーキングやコンビニなど、どこでも停められる気楽さから各社が力を入れている。

*  *  *

バンコン部門ではキャンピングカー購入時のハードルになっている「駐車スペースの壁」について触れたが、トラックベースのキャブコンバージョン(キャブコン)でも同じ理由で全幅2×全長5m以下に収まるコンパクト化が顕著だ。

ナッツRVの「ジョリビー」はスマートなキャブコンを略した“スマコン”をキャッチコピーにする同社最小のボディサイズ。駐車スペースの制約を受けなくなることで車庫証明の取りやすさや、取り回しのよさをセールスポイントにしている。

バンテック「トリアス480」は車名のとおり全長4800mmのコンパクトサイズで、狭い道や限られた駐車スペースにも対応できる機動力の高さが魅力。

電気、ガス、水道のライフラインが整うキャンピングカーは災害時のシェルターになり得る。その発想を進化させたのが日本特種ボディーの「エクスペディションストライカー」。ベース車は車両総重量3.5t未満、AT限定普通免許で扱えるいすゞのトラヴィオ。全長5m未満、全幅1.8mで日常使いでき、もしもの備えにもなる。

【キャブコン部門】

【大賞】

■日常使いと災害対応を両立するフェーズフリーキャンパー

日本特種ボディー
「エクスペディション ストライカー」(1033万9760円~)

全長5m未満・全幅1.8mのコンパクトサイズだから運転しやすく、車両総重量3.5t未満・6速ATなのでAT限定普通免許で運転できる

「冒険者・探検者」を意味するエクスペディションを冠したオフロード系キャブコン。悪路走破性を高めるため、運転席のキャブと居住空間のシェルをあえて結合しない構造を採用。シャシーのねじれを生かしタイヤの接地性を高める。

▼日本初のオールアルミ製 キャンピングシェルを採用

▲モノトーンのシックで明るい内装。ダイネットは4人がゆったり座れる。災害時には高齢者やペットと安心して過ごせる

▲ダイネットのテーブルを下げてマットを乗せて、サブマットを入れるだけで簡単に1850×1650mmのフロアベッドが完成

▲リヤエントランスのドアステップは電動格納式。入口からダイネットまでストレートな動線で、長尺物を積み込みやすい

▲家庭用エアコン、電子レンジ、冷蔵庫を標準装備。走行充電システムのサブバッテリーやポタ電、外部AC入力で動かす

▼電気を自給自足できるオフグリッドシステム

▲屋根上にオプションでソーラーシステムやマックスファンを設置できる。発電した電気はリチウムイオン電池に蓄電する

【コンパクトキャブコン賞】

■サイズはコンパクトでも装備内容は上位機種と同じ

ナッツRV
「ジョリビー タイプX」(698万5000円~)

ここ数年輸入車の台頭も影響して国産車も大型化が顕著だったが、業界最大手がダウンサイジングの流れを作った。装備は上位機種と変わらず

ナッツRVのキャブコン史上最小の「スマコン」シリーズ。レイアウトはリヤダブルベッドのタイプX、リヤ2段ベッドのタイプW、リヤ常設ベッド下の収納庫を拡張できる業界初の常設可変ベッドのタイプYをラインアップ。

▼キャブコンのトレンドを変えたスマコンシリーズ

▲小さくても広々がコンセプト。対面ダイネットと常設Wベッドにゆとりを持たせた。スライド式バンクベッドでも大人2人が就寝可能

【災害シェルター賞】

■停電も断水も恐れない 災害専用モーターホーム

ダイレクトカーズ
「トリップシェルター」(1750万円~)

自然災害におけるキャンピングカーの有用性が注目されるなか、停電や断水でも電気と水を自給自足できる頼もしさは、まさに走るシェルター

災害時のシェルターとして機能するように、ファインバブル発生器を組み合わせた循環式浄水器を搭載。シャワーや食洗器で使用した排水をろ過・洗浄して再利用し、限られた水資源を有効活用。自然水源からの水も浄化できる。

▼長期の避難生活を想定した盤石のライフラインを構築

▲どのような状況でもリラックスできる快適なリビング空間。最大出力670WソーラーシステムやDC24Vの外部給電コネクターも備わる

【快適コンパクト賞】

■流麗なコンパクトボディに機能的で快適な装備を満載

バンテック
「アストラーレ トリアス480」(895万8000円~)

全長4800mmのコンパクトサイズだから実現できる旅の自由と日常の快適さを老舗ビルダーが追求。長期旅にも応える収納力と快適性が備わる

ベース車は走行安定性に優れたカムロードのワイドトレッドモデル。バンテックが得意とするFRP一体成形技術を採用したキャンピングシェルは流麗なフォルムで、オプションのリヤスポイラーを追加すれば空力性能がアップ。

▼フレキシブルに使えるモジュール式インテリア

▲横座りシートを対面させたダイネット、エントランス対面にキッチン、最後部に2段ベッドにもなるマルチスペースを配置

【小さくても広々賞】

■取り回しのいいサイズで広々空間を両立!

AtoZ
「ACE-Sタイプ2」(632万5000円~)

全長4640×全幅1930mmのコンパクトサイズで6人乗車/4人就寝を実現。ダイネット対面のキッチンが広くて使いやすくエントランスも広々

ボンゴバンのキャビンを残してボディカット。新たに高断熱キャンピングシェルを架装したボディカットキャブコン。トラックベースに比べて重心が低く、運動性能に優れる。タイプ2はリヤエントランス仕様でキッチンが広い。

▼キッチンカウンターの広さはトップクラス

▲リヤエントランスの利点は広々としたダイネット空間。キャブ上のせり出した部分がバンクベッド。こことフロアベッドで4人寝られる

>> 特集【CGPカー用品大賞2025】

※2025年11月17日発売「CarGoodsPress」108号P52-53ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/湯目由明>

 

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