
Counterpoint Researchの調査により、2025年のスマホのインストールベース(実際に現在進行形で使用されているデバイス数)に関する統計結果が明らかになりました。これによれば、Appleのシェアが突出して高く、世界で使用されているスマホの約4台に1台がiPhoneであることがわかります。
8つのブランドが幅をきかせるスマホ市場
2025年の世界スマホ市場では、Appleが最も大きなインストールベースを獲得し、断トツの1位となりました。特に新規導入(新たに使われ始めたデバイス)に関しては、追随するSamsung、Xiaomi、OPPO、vivo、Transsion系、Huawei、HONORを合計した台数よりも、iPhoneのほうが多かったというのは驚きです。
また、スマホブランドの勢力図の中でも新たな“基準”が生まれつつあり、「インストールベース2億台」が重要な節目になっています。さらに上の「インストールベース10億台」という領域も存在し、そこに達しているのはAppleとSamsungのみです。
インストールベースはサービス事業の安定に
インストールベースと出荷台数の大きな違いは、インストールベースが「継続的なソフトウェアサポート」や「エコシステムへの定着」がなければ成り立たない点にあります。Appleは頻繁なソフトウェアアップデートで知られており、iCloud、Apple TV+、Apple Musicなど多様なサービスを展開しています。
インストールベースが安定していることは、Appleのサービス事業の売上が伸び続けている要因のひとつと捉えられます。一方でAppleは広告ビジネスにも力を入れており、これまで広告がなかったAppleマップなどにも広告枠を導入する可能性が伝えられていました。
発売から13年経ったデバイスにもソフトウェアアップデート?
スマホブランドがインストールベースを拡大するには、長期のソフトウェアサポートが欠かせません。Appleは1月末、2013年発売のiPhone5s向けに新たなソフトウェアアップデートを公開したとされ、発売から13年が経過したデバイスもなおサポートしているとして話題になりました。
ソフトウェアサポートの長期化はAppleに限らず他社にも広がっており、インストールベース世界2位のSamsungは、最長7年間のソフトウェアサポートを約束しています。
インストールベースの高さゆえに可能なサービスも
Appleのインストールベースの高さは、「探す」のようにデバイス同士が連携して機能する仕組みにとって不可欠です。インストールベースが大きければ大きいほど信頼性が増す、と言っても過言ではありません。
一般にアクティブユーザーが多いほど、問題発生時の報告が早まり、解決策も見つかりやすくなります。その意味でインストールベースは、ブランド体験に直結する重要な指標だと言えるでしょう。
スマホ時代にも終わりは来るかも?
スマホのインストールベースは確かに重要ですが、今後は“スマホ以外”のデバイスの存在感が増す可能性もあります。というのも、元Apple最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ氏とOpenAIがタッグを組み、新たなAIハードウェアデバイスを開発しているという情報も入ってきているからです。
現在のスマホは、すでに完成形とも言える「すべてがスクリーン」という領域に入りつつあります。次の目覚ましいデザイン上の技術革新が見えにくい段階にあるからこそ、スマホ以外のデバイスの可能性にも期待したいところです。
Photo: Apple
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-600189/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi