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iOS26.4でも未実装?期待されていた進化版SiriのAI機能

iOS26.4のベータ1が開発者とパブリックベータテスター向けに公開されましたが、Apple Intelligenceが入ったSiriの機能の一部がまだ実装されていないことがわかり、「もっと待たされるのか」と悲観的な声が広がっています。いったいいつになったら、約束の機能は利用可能になるのでしょうか。

遅ければiOS27で実装へ?

ベータ版ソフトウェアは、正式版でどのような機能が実現するのかを推し量るうえで重要ですが、iOS26.4ベータ1では期待されていた進化したSiri機能が確認できなかったことがわかりました。

現時点では、iOS26.4の正式版の次のバージョンであるiOS26.5、もしくはiOS27まで実装が持ち越される可能性があるとされており、ユーザーにとってはあまり喜ばしくない状況です。

iOS27は例年6月に開催される世界開発者会議(WWDC)で発表される見込みですが、そこまで待つとなると、かなり時間が空くことになります。

機能が最初に紹介されたのは2024年のWWDC

Apple Intelligenceが入った進化版のSiriは、2年前のWWDCで発表されました。特に、パーソナルコンテキストを理解する機能が注目されていました。

しかし、すぐに実装するのが難しいと判断されたのか、Appleはおおよそ1年前に公開したCMの一部を削除しました。CMの内容は、女性が以前会ったことのある男性の名前を忘れてしまい、「Siri、数カ月前に○○というカフェでミーティングした人の名前は何だっけ?」と質問すると、男性が近づいてくるまでに回答を得て、「〜さん、久しぶり」と名前を呼べる、というものです。


この場面では、Siriがメール/メッセージ/予定/ファイルなどから必要な情報を引き出して回答・提案しており、こうした機能の実装にAppleはかなり手こずっているようです。

ここで、すでに実装済み(Shipped)と未実装(Missing)に分けて、進化したSiriの機能をまとめてみましょう。

区分 機能 できること(例) 根拠/補足
Shipped
(実装済み)
文脈を保持した連続リクエスト 前の発話を踏まえて会話を継続(例:「それも追加して」「次は?」など) Appleサポートで「前のリクエストを踏まえる(maintain context)」として説明
Shipped
(実装済み)
より自然な言語理解 言い直し/言い淀みを含め、意図を汲んだ応答をしやすい AppleがSiriの自然さ/理解力向上として紹介
Missing
(未実装)
オンスクリーン認識(画面上の内容理解) 画面に表示中の情報を前提に実行(例:表示中の住所を連絡先に追加) Appleは将来のアップデートで提供予定と案内
Missing
(未実装)
パーソナルコンテキスト(個人情報の横断理解) メール/メッセージ/予定/ファイル等から必要情報を引き出して回答・提案 遅延し、段階的提供になる旨の報道あり
Missing
(未実装)
アプリ内/アプリ横断の“深い”アクション実行 複数ステップをまとめて実行(例:写真を選んで送信、添付保存→リマインダー作成) App Intents拡張を軸に強化方針は示されるが、目玉の刷新は未提供

Siri機能の未実装で訴訟にも発展

iPhone16 Proで、上記のCMのような機能が利用できると期待して最新モデルを購入したユーザーにとっては、期待外れ感が強かったと思われます。実際、この件は米国で虚偽広告として訴訟にまで発展しています。

早期の実装が望まれるところですが、すでに「待ちくたびれた」というユーザーも相当数いるのではないでしょうか。

そうした背景もあってか、iOS26のインストール率は昨年のiOS18と比べて若干伸び悩んでいる、という報告もあります。

Photo: @iupdate/X

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