ハイカットにするか、ローカットにするか。柄を選ぶか、潔いワントーンにするか。ページをめくりながら、あるいは店頭で実物を前にしながら思案する時間も含めて、オールスターは特別な存在です。学生時代から現在まで、休日の足元を軽やかにまとめてくれる定番として履き継がれてきました。
そのCONVERSE「ALL STAR」が約25年ぶりに刷新。今回の進化の軸は明確で、テーマは履き心地です。足を入れた瞬間に違いが分かるレベルで、内部構造が見直されています。
2月27日より「ALL STAR HI」「ALL STAR OX」に追加されるのは、「ナチュラルホワイト」と「ブラックモノクローム」(6490円)。2025年秋に登場したブラック、ホワイト、ネイビー、レッドに続き、これで定番カラーは全6色に。ラインアップが完成形となります。
新色の魅力とともに、履き心地がどう変わったのか。そのアップデート内容を順に見ていきます。
「ALL STAR」の誕生は1917年。創業者であるMarquis M. Converseによって、バスケットボール専用シューズとして生産が始まりました。その後、プロバスケットボール選手のCharles H. Taylorが着用したことで広く普及。彼の名はシューズ名にも刻まれ、ブランドの象徴的存在となります。
完成度の高い機能とフォルムを備えていたことから、発売当初のデザインを大きく変えることなく現在まで継承。1957年にはローカットのOXタイプが登場し、1960年代当時のデータでは、バスケットボールシューズの市場において約8割を占めるほどの存在感を示しました。
近年はファッションアイテムとしての側面が強いものの、1996年にはバスケットボールシューズ「ALL STAR 2000」を発表。原点である競技シューズとしてのDNAも示しています。100年以上続く背景が、いまなお支持される理由のひとつです。
今回の刷新でフォーカスされたのは履き心地の再設計です。足裏に直接触れるインソールを見直し、オープンセル構造のウレタンフォームを新たに組み込み、ヒール内部にも同素材を採用しています。
これによりクッション性が向上。着地時の衝撃をやわらげつつ、オープンセル特有の通気性によって蒸れにくさも確保しています。
さらに復元性が高まり、従来よりもヘタリにくい構造へとアップデート。長時間の着用でも快適性を維持します。
CONVERSEは1917年の誕生以来、生ゴムに化学反応を起こして柔軟性と耐久性を高める伝統的なバルカナイズ製法を継承してきました。今回の刷新では、その製法を踏襲しつつ、アッパーとソールの接着構造をシングルテープ仕様へと最適化。
これにより屈曲性がさらに向上しています。アウトソール内部に設けられた屈曲溝や適度な傾斜設計と相まって、歩行時の足の動きに自然に追従。日常的な動作はもちろん、ふいにしゃがむ、軽く走るといった動きにもスムーズに対応します。
今回追加される2色はいずれも汎用性の高さが魅力。「ナチュラルホワイト」は足元を軽やかに見せるカラー。春先のスタイリングとも相性が良く、カジュアルからきれいめまで幅広いコーディネートに自然に溶け込みます。白でありながら柔らかさのあるトーンで、スマートな印象にまとめやすい1足です。
一方の「ブラックモノクローム」は、アンクルパッチまでブラックで統一したミニマルな仕様。装飾を削ぎ落としたデザインが、スタイリング全体を引き締めます。モード寄りの着こなしはもちろん、シンプルな装いに合わせてもクールな存在感を発揮します。
ハイカットかローカットか、ブラックかホワイトか。その選択に悩む時間も含めて、このモデルの楽しみのひとつ。いっそ両方揃えてしまうという判断も、大いにアリですよ。
>> コンバース
<文/GoodsPress Web>
【関連記事】
◆HOKAの名作ロードシューズがリバイバル。街履きで光る大胆さとシンプルさの融合
◆上品さと洒落感を足元にもたらすルームシューズ「SP-1781TCM」。手掛けたのはあのスニーカー界の雄でした
◆ビジネスからカジュアルまでこれ一足。デサントが提案する「濡れにくい・滑りにくい」冬の最強シューズ
- Original:https://www.goodspress.jp/news/717133/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web