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Apple次期CEO最有力、ターナス氏なら何が変わるのか

Appleの次期最高経営責任者(CEO)候補として最も有力視されているジョン・ターナス氏ですが、同氏がCEOに就任した場合、Appleがどのように変わる可能性があるのかについて、Appleの動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏が詳しく記しています。

3人目のCEOは“生粋のエンジニア”?

Appleの初代CEOといえば、誰もが知るスティーブ・ジョブズ氏です。ジョブズ氏は大学を中退後にAppleを創業しており、かの有名なスピーチでは、エンジニアリングの基礎知識がない中でどのようにそれを成し遂げたかを、ユーモアを交えて語っています。

現CEOのティム・クック氏は、現在のAppleのサプライチェーンを築き上げた人物として知られています。元最高執行責任者(COO)でもあったことから、製品の技術的な仕様そのものに深く関与するタイプではないとみられています。

一方で、次期CEOの最有力候補であり、現在ハードウェア部門のトップを務めるターナス氏は、生粋のエンジニアであり、Apple製品の機能面の底上げに尽力してきた人物です。

このようなタイプの人物がAppleのCEOになるのはこれまでになかったことであり、もしターナス氏が次期CEOに就任すれば、製品やユーザーエクスペリエンスを直感的にデザインしていたジョブズ氏や、サプライチェーンや業績に重きを置いていたクック氏とはかなり異なるアプローチを取るのではないか、といわれています。

一番の課題は次の大ヒット製品を生み出せるか

仮にターナス氏がCEOに就任したとしても、「次の大ヒット製品をいかに生み出せるか」というAppleの課題そのものは変わらないようです。

確かに、現在のAppleにおいて、ジョブズ氏時代に発売されたiPhoneが最大の柱であることは間違いありません。ですが、元Apple最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ氏がOpenAIと組んで新たなAIハードウェアデバイスの開発を進めるなど、“スマホ”という形にとらわれない次世代製品が登場するのも時間の問題かもしれません。

満を持して登場した新たなハードウェアジャンルであるApple Vision Proも、まだ大衆に浸透しているとはとても言えない状況であり、Appleの次の一手に注目が集まっています。

Appleが外部から人材を起用することは考えにくい

2026年4月1日に創業50周年を迎えるAppleですが、今後100年、200年と続いてほしいと語るクックCEOは、次期CEOはApple内部から選ばれるだろうとすでに述べています。そのため、いきなり社外から新たなCEOが着任する可能性は低いといえるでしょう。

この点から見ても、勤続25年に達するターナス氏への期待が高まっているのは納得できます。

ターナス氏は最低でも15年はCEOを務める?

次期AppleのCEO候補であるターナス氏は現在50歳ですが、現CEOのクック氏が現在65歳であることを踏まえると、ターナス氏も最低でも15年間はCEOを務めるのではないか、と予想できます。

実は、この15年という期間はクック氏とも重なります。クック氏も50歳でAppleの最高経営責任者に就任し、現在までおよそ14年7カ月にわたりCEOを務めています。

現時点では、クックCEOが退任する時期は明らかになっていませんが、15年というのはCEO在任期間として、ある意味では理想的な長さなのかもしれません。

Photo: Apple

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