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AirPods Max(第2世代)を分解したら、変わっていたのはチップだけだった

海外の著名な修理情報サイトがAirPods Max (第2世代)を分解したところ、初代モデル(2020年発売)用の分解マニュアルがそのまま使え、分解手順も、使う工具も同じだったとのことです。

バッテリー、ヘッドバンド、ボタン、イヤーカップ内の電子基板など、主要なパーツがすべて2020年モデルおよび2024年のUSB-Cモデルと同一だったと報告されています。唯一の違いは、各イヤーカップに搭載されたH2チップだけでした。

H2チップで何が変わったのか

では、AirPods Max (第2世代)のH2チップで何ができるようになったのか。主な追加機能は以下のとおりです。

アクティブノイズキャンセリングも初代比で約1.5倍に強化されたとAppleは説明しています。

チップ1つでこれだけ機能が増えるのは確かにすごいですが、それ以外のハードウェアには一切手が入っていません。

AirPods MaxとAirPods Max (第2世代)、スペックを並べてみた

チップ以外は同じと言われても、具体的に何が変わって何が変わっていないのか。主要スペックを表にしました。

AirPods Max
(初代/USB-C版)
AirPods Max
(第2世代)
チップH1H2
ANC性能初代比1.5倍
適応型オーディオ×
会話感知×
ライブ翻訳×
ドライバー40mm40mm(同じ)
バッテリー(ANC有効時)最大20時間最大20時間(同じ)
重量386.2g386.2g(同じ)
充電端子USB-CUSB-C
日本価格84,800円89,800円

こうしてみると一目瞭然です。変わったのはH2チップの機能だけで、ドライバー、バッテリー、重量はすべて据え置きでした。5,000円値上げされていますが、音を鳴らすハードウェア自体は5年前と同じという事実は、なかなかの驚きです。

購入前に、冷静に考えたいこと

日本での販売価格は89,800円。前モデルの84,800円から5,000円の値上げです。

音質を左右するドライバーなどの音響設計が初代から変わっていない以上、この価格に見合うかどうかはH2チップの新機能をどれだけ必要とするかで決まります。

すでにAirPods Maxを持っている方は、正直なところ今回は見送りで問題ないと思います。端子の変更とチップの更新だけでは、さすがに割高です。

しかし、H2チップで追加されたライブ翻訳機能は、海外旅行や外国語での打ち合わせが多い方にとってはかなり実用的です。AirPods Maxを装着したまま、相手の言葉がリアルタイムで翻訳されて耳に届く体験は、一度使うと手放せなくなります。この機能だけでも選ぶ理由になる方はいるはずです。

一方で、オーバーイヤー型やヘッドホンという形にこだわりがなければ、同じH2チップを搭載したAirPods Pro(第3世代)も検討する価値があります。適応型オーディオも会話感知もライブ翻訳も使えて、価格は半額以下です。

日常の使い方を考えると、こちらのほうが合っている方も多いかもしれません。

Photo:AppleInsider

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