【2026 MODEL CARS】
あの頃憧れだったRCカーがいま新品で買える。昨今復刻花盛りのRCカー界隈だが「ついに」と言うべきか「遅い!」と言うべきか、ヨコモの80年代RCバギー「ドッグファイター」が復刻の途についた。本稿ではその人気モデル「スーパードッグファイター」の製作レポをお届けしよう。
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ラジコンを組んでみたい…。ホビー好きの本誌読者ならふと思う瞬間があるに違いない。ならば今は絶好の時期だ。なぜならあの頃のRCカーが数多く復刻されているからだ。
タミヤ、京商がその筆頭格だが老舗ヨコモも腰を上げている。名車「ドッグファイター」の復活、しかもすでに4車種も展開しているのだ。今回はこのうち「スーパードッグファイター」を選択。RCメカ、バッテリー、工具類もヨコモ製で揃えた。ベルトドライブ4WDという複雑なメカだがパーツ点数はさほど多く感じない。しかもパーツは番号毎に小分けされており取説も簡潔明瞭。間違えやすいネジ形状/サイズも原寸大イラストを参考にすればミスを回避できるはずだ。
80年代バギーブームの頃よりずっと親切だと感じるのは気のせいか? 面倒なのがEリングで、部品自体が小さい上にダンパーなど狭い箇所に装着しなければならないので失敗はあるし、無くさない配慮が必要だ。組み立て上、他に困難は感じなかったが、面倒だったのがボディ&ウィングの塗装である。
ポリカボディは裏側から塗装する。表面は保護膜が貼られているので、単色で仕上げるならウィンドウ部分のみマスキングすれば済む(窓用マステが付属)が、塗り分けを目論むとマスキングにかなり苦労する。
しかも苦労した挙句テープの隙間から塗料が滲んだりするので、がっかりだ。この滲みはリカバリーしにくいため、表面にステッカーを貼って覆い隠すことにした。赤/白の塗り分けはヨコモ公式と同様だが、秘かにフェラーリ312Tを意識しコクピット周囲を白く囲ってみた。ステッカーはキット付属品の他、過去のRCカーの余りを流用。スポンサーデカールがあると〝実車らしく〞仕上がる。
バッテリー電圧は往年とは異なる7.4Vで、電池はニッカドでもニッケル水素でもなく、ショート型リチウムポリマーである。「タミヤのラクダは使える?」なんて聞いちゃダメ(笑)。充電器はUSB給電というあたりもイマドキの使い勝手である。今回組んだ「スーパードッグファイター」の製作時間はざっと4日だが、ヨコモでは「1日2時間で1週間」とアナウンスしている。
「ドッグファイター」には今回取り上げたフルキットと、RCメカの装着とボディ塗装でOKの半完成モデルがあるから、腕と根気と相談して決断したい。むろんタミヤや京商も選択肢に入ろう。
さあそろそろ「組みたい」意欲が湧いてきたはず。あの頃は買えずに涙をのんだ憧れのRCカーを組み上げるのは、今しかない!
■スーパードッグファイターとは?

1987年発売の1/10電動RCカー。現代に通じる車体設計で世界戦を制した伝説のマシンだ。
▼製作の手順
今回はキット本体、RCメカ、バッテリー&充電器、専用工具などを用意。
取説は簡潔明瞭だがビス類については原寸大イラストでチェックすべし。
前後デフギアを組む。BOX内にピンを挿入するのがかなりの手間となる。
センターデフ組立には樹脂パッドで傷つけにくい「ぷらイヤー」が大活躍。
FRPシャシーに前・後・中デフを組み込み2本のベルトで連結してゆく。
Wウィッシュボーンの前後サス。小さなEリングの装着にやや手間どる。
タイロッド装着。当初長短アームを間違えており後に修正するハメに(恥)。
ダンパーを組む。オイルをフチまで注いだらゆっくりと丁寧にエアを抜く。
1.9インチのホイールとタイヤ。瞬間接着剤で固定することをお忘れなく。
ボディ、ウィングの余白フチを曲線バサミで切り取る。かなり気をつかう。
マスキングの後ポリカスプレーを吹く。失敗はステッカーで隠そう(笑)。
キットには「つくばRCパーク」1日走行券が付属。さあ走らせに行こう!
▼価格リスト】※すべてヨコモ製
・「スーパードッグファイター YZ-870C」キット(6万9300円)
・電動カー用ランニングセット(2万2550円)
・Li-poバッテリー USB充電器(1650円)
・同充電ケーブル(770円)
・同7.2V メス変換コード(660円)
・Li-po 4600mAh/7.4Vバッテリー(7975円)
▼TOOLS
ヨコモ製「曲線バサミ」(1760円)、「ヘックス、ナットドライバー」(3190円)、「リーマー」(2190円)が大活躍。
ポリカボディ塗装には定評あるタミヤ製スプレーとマスキングテープを用意。薄吹きを重ねて丁寧に仕上げたい。
※2026年3月6日発売「GoodsPress」4月号「GoodsPress Premium」14-15ページの記事をもとに構成しています
<編集・文/前田賢紀 長谷川敦>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/728269/
- Source:GoodsPress Web
- Author:GoodsPress Web