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江口時計店に聞く“ヴィンテージ時計”入門【時計店が本当に薦めたい傑作と銘品】

【時計店が本当に薦めたい傑作と銘品】

新品とはまた異なる魅力があるヴィンテージ時計。現在人気のブランドやモデルの歴史を感じることができ、その気品あふれる佇まいは大人の腕元に最適だ。そんなヴィンテージ時計の世界への入り口を、人気ショップ「江口時計店」に聞いてきた。

*  *  *

■シンプルで端正なドレスウォッチは、シーンや着こなしを問わず身に着けられる

時計技師による修理工房を併設し、購入からメンテナンスまで安心して任せられるヴィンテージ専門店「江口時計店」。主に1950~70年代のドレスウォッチを取り扱い、来店は予約制でゆっくりとヴィンテージ時計の魅力に触れられる。

初心者へのおすすめをスタッフの下川さんに聞くと、「まずはシンプルで飽きのこないデザインを選ぶことが大切」とのこと。複雑な機構を持たない2~3針の機械式時計は、パーツが少ないぶん不具合も起きにくく、長く付き合えるという。

着こなしも肩肘張る必要はなく、「Tシャツやデニムにドレスウォッチを合わせるのが粋」と下川さん。薄型で小振りなドレスウォッチはスーツの袖口に自然に馴染み、カジュアルスタイルにも合う。この汎用性の高さもヴィンテージならではの魅力だと下川さんは話す。

「ヴィンテージは一期一会。気に入ったものに出会ったら、それはきっと運命です」

江口洋品店 江口時計店 松濤
スタッフ
下川寛人さん

 

 

 

■SHOP DATA
江口洋品店 江口時計店 松濤
東京都渋谷区松濤 1-28-6 VORT 渋谷松濤 residence 1F
営業時間:11:00〜19:00/火曜休

■極薄ムーブメントを搭載した端正なジュエリーウォッチ

ピアジェ
「Ref.908(1960年代製)」(96万8000円)

ドレスウォッチのお手本のような端正な顔立ちから、ブランドの歴史や技術が感じられます。サファイアカボションを備えたリューズも◎(下川さん)

1960年頃から製造された厚さ2mmとされる自社ムーブメントを搭載。イエローゴールドのスクエアケースに、クラシカルなリーフハンドとローマンインデックスを組み合わせ、優美な輝きを放つ。ケースサイズ23×29mm、手巻き

■経年変化によって深みと風格が増した希少なオーバルモデル

ロレックス
「チェリーニ(1971年製)」(87万7800円)

めずらしいオーバル型で、優雅さや上品さを持つ一本です。光や見る角度によってロゴが見え隠れする、通称ゴーストダイヤルも魅力です(下川さん)

スポーツモデルとは一線を画すロレックスのドレスウォッチライン。1971年製の本作は、イエローゴールドのオーバルケースに経年変化で色味を深めたゴーストダイヤルを備え、独特の風格が漂う。ケース径33mm、手巻き

■ヴィンテージにしかないラグスポ代表モデルのオクタゴン&ボルドー

カルティエ
「サントス オクタゴン(1980年代製)」(107万8000円)

1980~90年頃までしか作られていない八角形ベゼル。ドレスウォッチはレザーベルトがほとんどですが、メタルブレスで汎用性が高い(下川さん)

ラグジュアリースポーツデザインのアイコン、サントス オクタゴン。1980年代の限られた期間にのみ展開された希少なボルドーダイヤルとルビーカボションが、カルティエらしい優雅さを際立たせる。ケース径32mm、自動巻き

■スタッフの愛用時計

ロレックス
「デイトジャスト(1972年製)」

デイトジャストのカラーダイヤルのヴィンテージは珍しい存在なんです。加えて、針とインデックスが幅広いワイドボーイと呼ばれるデザインで、ブルーのワイドは本当に出てこないのでひと目惚れしました。どんどん愛着も湧いてきて、絶対に手放さない一本です(下川さん)

※掲載商品は現品限りにつき完売の可能性があります

>> 特集【時計店が本当に薦めたい傑作と銘品】

※2026年4月6日発売「GoodsPress」5月号131ページの記事をもとに構成しています

<文/津田昌宏 写真/湯浅立志(Y2)>

 

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