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未舗装路もタフに走れる“男前なMTB”を楽しもう!【趣味ギア適性診断】

【趣味ギア適性診断】

自転車は街中の移動に使うのも良いけれど、最近は何かと風当たりも強くなってきた。ならば、いっそのこと、トレイルで抜群の走破性を発揮してくれるMTBでのアウトドアライドを思う存分楽しんでみよう。

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【TYPE 6・アウトドアスポーツ派】

街中を走る自転車に対しての風当たりや雰囲気が変わってきた。趣味として楽しむのであれば、歩行者や車を気にすることがない場所を走るのもひとつの方法。そこでオススメなのが野山を駆けるMTBだ。

「本格的なオフロードコースを楽しむには、前後にサスペンションを搭載したモデルがお勧めです」と松永さん。

「サスペンションは衝撃を吸収するだけでなく、滑りやすい路面でもタイヤをしっかり地面に押し付けるため安定感のある走りができます」

街中で乗っていても、道路からの振動や段差の通過などでもお尻が痛くなりにくく快適。また、悪路での走破性の高い太くて大きなタイヤや、衝撃に耐えられる構造や強度があるフレームであることも必須だ。

そして最近のMTBは、前側が1速のフロントシングルギアが採用されている。これはトラブルが少なく、メンテナンスしやすいから。そんな視点でバイク選びをしていこう。

ワイズロード新宿本館
松永 剛さん
メカニックとしてダウンヒルプロチームのナショナルチャンピオン5回獲得、国内開催時のワールドカップや2014年のMTB世界選手権での経験あり。MTBのみならず、自転車全般の最新情報に精通している。

■初心者からステップアップしたい人が楽しめる

TREK
「FUEL EX8 GEN7」(55万円)

前150mm、後ろ145mmのエアサスペンションの稼働量に加え、グリップ力のあるタイヤや悪路でも利くディスクブレーキで楽しく走れる要素満載です(松永さん)

これまでよりも本格的にオフロードを攻めたい人に向けたモデル。高い衝撃吸収性の前後のサスペンションと、正確なストッピングパワーを発揮するブレーキがトレイルでの高い走行パフォーマンスを発揮してくれる。

▲リアサスペンション下部のマウント位置を変更することで、好みや走りの目的に合わせたセッティングが選べる

■軽快な走りを約束するサスペンションシステム

GT
「SENSOR COMP」(42万9000円)

前140mm、後ろ130mmのサスペンションは軽快な走りをしたい方には最適なストローク。比較的手ごろな価格も推しポイントです(松永さん)

30年近く前に高性能サスペンションバイクとしてGTを世界の頂点へ導いたLTSというモデルがあり、そのサスペンションシステムを基に最新の設計に落とし込んだシリーズ。

■50万円以下で購入できるカーボン&フルサスモデル

Cannondele
「Habit Carbon2」(46万8800円)

一般的なアルミモデルより2~3kg軽くなる、カーボンフレームのフルサスペンションバイクが50万円以下で購入できるバリューモデル。軽快な走りが楽しめます(松永さん)

フルカーボンフレームにシマノXT/SLX12速のドライブトレイン、フルサスペンションを備える。サイズごとにフレームレイアウトを微調整しているので、様々な環境で重心をバイクの中心に保つことができるのでトレイルを楽に登れ、気持ち良く下ることができる。

▲サスペンションはバイクサイズごとに設計を微調整し、最高レベルのパフォーマンスを発揮する

■シンプル構造でスキルを磨きたい人にオススメ

ROCKY MOUNTEIN
「Growler50」(29万7000円)

いきなりフルサスペンションモデルは…という方に前サスペンション付のハードテールをオススメ。余裕ある150mmストロークと太いタイヤで楽しめます(松永さん)

グリップ力の高い29×2.6インチのワイドトレッドタイヤと長いリーチの寝かせたヘッドアングルのジオメトリーで、特に下りを楽しくさせてくれるモデル。タイヤがしっかり路面をつかむので、上りも難なくこなせる。

■スペイン発。ちょっと違うバイクが欲しい人に

ORBEA
「LAUFEY H10」(30万300円)

スペインのORBEAは、まだ日本では知名度が低いですが、ヨーロッパでは人気です。これはプレイ系ハードテールモデルのひとつです(松永さん)

本格的なMTBライディングを楽しめる、フロントサスペンションのみのハードテールモデル。堅牢なフレーム作りなので、下りでの安定性が高いためにアグレッシブなライディングから普段の街乗りの移動まで幅広くこなせる。

▲フロントフォークは140mmのストローク。荒れている路面でも、力強く遊び心たっぷりに攻められる

▲比較的立ち上がりの強いシートチューブのおかげで、急勾配に強い性格が持たされている

<自然の中を駆け抜ける爽快感。MTBフィールドで楽しもう!>

「野山を駆け抜けたい」と思ったら、MTBで走るために整備された専用のコースで楽しもう。自然の中に多彩なセクションが用意されたMTBフィールドを松永さんに紹介してもらった。

■初心者からプロレベルまでのコースがある

「富士見パノラマリゾート」

初心者向けから国内最高峰のレースで使用されるレベルまで、林間を中心に多種多様のコースがある本格的なMTBフィールドです。レンタルや用品を販売しているショップも併設されています。トレッキングコースなどもあって人気のリゾートです

住所:長野県諏訪郡富士見町富士見6666-703
営業期間:2026年4月25日〜11月15日

■海外のような絶景の中のコースを走れる

「白馬岩岳 MTB PARK」

個人的にお勧めのMTBフィールドです。まるで海外のような絶景の中を駆け抜けることができます。比較的長いコースですが、デザインが秀逸でスピードコントロールもしやすいので、初心者の方でも走りやすいです。周囲にある温泉も楽しめます。

住所:長野県北安曇郡白馬村北城12056
営業期間:2026年4月29日〜11月8日

■大人も子どもも楽しめる都内唯一のフィールド

「スマイルバイクパーク」

都内唯一のMTBフィールドで、子どもから大人まで楽しめるショートコースです。初めてのオフロード走行を練習するのにもピッタリで、スキルアップを目的のために通っている方も多くいます。お手頃な利用料金も魅力のひとつだと思います。

住所:東京都稲城市坂浜734番地
営業時間:8:30〜16:30

>> 特集【趣味ギア適性診断】

※2026年5月7日発売「GoodsPress」6月号54-55ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/松尾直俊>

 

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