【さあ、カメラをはじめよう 2026 CAMERA STYLE】
ミラーレス一眼デジカメ界隈にはびこる“フルサイズにあらずんばカメラにあらず”のよどみ空気。同時にスマホ写真界隈に誤って伝わるフルサイズミラーレスってお高く難しく面倒なんざましょ? 一部誤解ですが一部本当です。両陣営納得の解決策APS-Cサイズフォーマットのススメ!
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生まれつき写真が上手いひとってたまにいますね。栴檀は双葉より芳し。
業務撮影中あたしの隣にきてスマホで何気なく撮っていて、ねえカメラマンさんどうです? と見たそのスマホの写真にドキリとしたことがあります。このお兄さんセンス有というか勘がスルドイというか…。
なにが言いたいかというとせっかくのその腕前をスマホだけでおしまいにしておくにはもったいない、嗚呼MOTTAINAI。ぜひしっかりとしたカメラで写真の腕を磨いてもらいたい…。そんな隠れた名人が世には大勢いらっしゃると思うのです。そう貴方もです。
そこでわたくしここにすべての善男善女におススメできるAPS‐Cサイズミラーレスデジカメを2台選別しました。日本のカメラ界を牽引し、ついこないだもアルテミスで宇宙に飛び出し素晴らしい地球の写真を撮影してきた世界のニコンと、美しい人はより美しくの富士フイルムでございます。
どうか貴方の傑出したセンスをもってぜひこの2台から傑作を送り出していただきたい。
しかし飲み込みの悪いその他のヘタの横好き衆はどうしたらいいのかって? 数を撮りなさい。下手くそ具合がいっそ持ち味に変わるまで撮り続けなさい。撮り続けながらレンズを変えなさい。そしてあなたが花咲く場所を見つけなさい。幅広い画角のズームレンズでは見つけられなかったコツが単焦点レンズで見つかるのはよくある話です。オススメはエントリークラスの気軽な標準域の単焦点レンズ。
さまざまな画角を試せるズームレンズと違い、焦点距離がつねに同じ単焦点レンズはツボがわかると一気に楽しく面白くなります。クラス替えの最初はいろんな奴がいてバタつくけどつきあう友達が固まってくると気心知れて楽しくなりますねスチューデント。それと同じことなのですメイビィ。
さあそれでは超優秀な画像処理エンジンEXPEEDと約2088万画素のAPS‐Cセンサーの傑作機ニコン「ZⅡ」には「NIKKOR Z 28 750mmf/2.8」。
90年以上にわたり写真フィルムで培ったノウハウをデジタル画質に継承した「フイルムシミュレーション」と裏面照射型約2610万画素「X‐Trans CMOS4」APS‐Cセンサーの「X‐T30III」には「XC35mmF2」を組み合わせ、スマホ写真から一味違うデジカメ画質を目指しましょうぞおのおの方。
<APS-Cの理由>
1. アマチュア以上玄人未満の絶妙フォーマットが心地良き
2. なにはともあれエントリークラスのお買い得コスト感
3. APS‐Cゆえのボディサイズが軽い小さい扱いやすい
■APS-Cのセンサーサイズは?

APS-Cのセンサーサイズは一般的に横23.4mm、縦16.7mm。より大きなフルサイズはおよそ横36mm、縦24mmとなり、APS-Cよりコンパクトなフォーサーズでは横17.3mm、縦13mmとなる。カメラボディやレンズの大きさはカメラが搭載するセンサーサイズに左右される。
織本知之
カメラ雑誌が全滅状態のいま、とんとプリフェクチャルガバメントな撮影ばかりのカメラマンです。カメラ界に小惑星でも落ちたのかしら? 消えゆくカメラ雑誌という恐竜たちの向こうにモノ雑誌という新天地が見えます。BGMはジョン・ウイリアムズ
【ニコンZ50Ⅱ】
ニコン
「ニコン Z50Ⅱ」(Z50Ⅱ 16-50 VR レンズキット)」(16万6100円)※直販価格
使用レンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」。撮影データは絞り開放、シャッター速度1/4000秒で風に揺れる桜を写し止めましたが撮影感度ISO1600を感じさせないこの滑らかな画質にも注目。クラスを超えたZ50Ⅱの高感度性能。
ニコン
「NIKKOR Z 28mm f/2.8」(3万6300円)※直販価格
「NIKKOR Z 28mm f/2.8」によるきっちりかっちりスナップ。Z50Ⅱのやや大ぶりなカメラグリップが安心と安定のカメラアングルを生み出し、高い解像感の単焦点ニッコールの立体的な描写力と色の再現力、このまま業務撮影にも使用できる安心感はさすがニコン。絞り開放F2.8 シャッター速度1/4000秒。
【富士フイルムX‒T30III】
富士フイルム
「富士フイルム X-T30III((XC13-33mm F3.5-6.3 OISレンズキット)」(17万8200円)※直販価格
ふとした旅先で胸騒ぎを覚えるスナップショットなどに最適なのが軽量ワイドなズームレンズ「XC13-33mm F3.5-6.3 OIS」。ミニマルなX-T30IIIには最適な組み合わせ。しかし換算ワイド20mmから50mm相当までのレンジは抗いがたい魅力。作例はクセがスゴイが描写良しコントラスト良し。
富士フイルム
「フジノンレンズ XC35mm F2」(3万800円)※直販価格
さあごらんなさいな富士フイルムのカラーマネジメントとフジノンレンズ「XC35mm F2」の魅力を。絞りは開放、シャッター速度は1/4000秒。高速画像処理エンジン「X-Pro cessor 5」による被写体認識オートフォーカスの素早さ正確さとメカニカルシャッターは8コマ/秒、電子シャッター30コマ/秒の撮影性能はクラシカルなカメラデザインからは想像できない俊敏APS-Cデジカメ。
>> 特集【さあ、カメラをはじめよう 2026 CAMERA STYLE】
※2026年5月7日発売「GoodsPress」6月号内「GoodsPress Premium」6-7ページの記事をもとに構成しています
<文・写真/織本知之>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/734678/
- Source:GoodsPress Web
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