【さあ、カメラをはじめよう 2026 CAMERA STYLE】
フルサイズだラージフォーマットだと世のデジカメ雀はちゅんちゅん騒ぐ。しかし小さく軽く高性能というメリットを忘れちゃ困る。マイクロフォーサーズは、その可搬性、利便性、趣味性を併せ持つ小さな傑作フォーマットなのだ。
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デジ一眼と言えば従来の一眼レフのフィルムを撮像素子に置き換えたもの…その定番を覆したルミックスとオリンパスのカメラがマイクロフォーサーズ(以下M43)のアダムとイブとなった。
これに先立ち両社によりデジタル一眼レフ新規格「フォーサーズ」が展開されていたが、ミラーレス一眼として、より小型軽量、高性能なデジカメ時代の【シン・新規格】として生まれたのがM43だ。
M43はタテ13mm、横17.3mmの撮像素子で、24/36のフルサイズの約半分、面積にして約1/4の小ささゆえにボディも交換レンズも、まさに〝マイクロ〞。フルサイズの焦点距離表示からすると、M43の実焦点距離は上記のことから2倍となる。
望遠レンズはトリミング効果により撮影画角が望遠側に強くなり、接写でもより大きく写すことができる。また広角側でもミラーレス構造により設計の自由度が増すなどいいこと尽くめ。
一方、ボケ表現が控え目とされるが、これは同じ画角を短い焦点距離で実現しているため、ボケる量が少なくなるためだ。しかし撮影機材を背負って取材に出向く編集者の業務から見れば、小さく軽く高性能は正義でしかない。むろん価格優位性も大きい。ゆえにワタシは、M43の味方なのである。
<それはこの2機種から始まった>

M43カメラは2008年10月発売の「ルミックスG1」と翌年7月発売の「ペンE-P1」によって幕を開けた。以降カメラ本体は両社を中心に、交換レンズはさまざまなメーカーの参入によってM43ワールドは多様化している。
<センサーサイズについて>
M43の撮像素子はフルサイズ比1/4サイズだがスマホやコンデジよりは段違いに大きい。
OM SYSTEM
「PEN E-P7」(標準ズームキット:12万9800)※直販価格
軍艦部に並ぶアルミ削り出しダイヤル、レバーの数々に心揺さぶられるモノ好きも多いはず。有効約2030万画素。ボディ内手ぶれ補正機構、ダストリダクションを搭載。また「カラープロファイルコントロール」は12色の彩度調整、シェーディング、ハイライト&シャドウで理想通りに仕上げられるこだわり派向け機能だし、光や星の軌跡を記録できる「ライブコンポジット」も興味津々。価格的にもお手頃な小さな傑作品である。ホワイト、シルバーの2色展開。
OM SYSTEM
「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」(3万5200円) ※直販価格
35mm判換算60mm相当のコンパクトなマクロレンズ。約1.25倍(35mm判換算では2.5倍)という高倍率の撮影が可能。3万5200円(直販価格)と手頃ゆえM43ユーザーは必携!
▼1.0倍
▼2.5倍
■いま推しM43カメラといえばこの3機種
OM SYSTEM
「OM-5 markⅡ」(14-150㎜高倍率ズームレンズキット、14-45mm PROレンズキット:各19万5800円)※直販価格・組み合わせ各種
往年のオリンパスOMカメラの血統を感じさせる小さく精密感あふれるボディは防塵防滴、耐低温を実現したタフネス設計。有効約2037万画素。ダストリダクションやボディ内手ぶれ補正機構(中央補正段数6.5段!)を搭載。EVFは約236万ドットと緻密高精細で有機液晶で見えも抜群だ。同社の持ち味「アートフィルター」や約8000万画素のRAW画像が記録できる「ハイレゾショット」ほかマルチな機能をもつパワフルな一台だ。
パナソニック
「LUMIX G100D」(トライポッドグリップキット:9万4050円、Wズームキット:10万6920円)※共に直販価格
VLOGニーズを盛り込んだ「G100D」は一眼スタイルが魅力の小型M43機。バッテリー、メモリカード込みでボディ単体約346g、標準ズーム(約70g!)装着で約416gと驚異的な軽さを実現。VLOGを始めるなら4K画質、動画時電子手ブレ補正機能、「OZO Audio」、動画自撮りモード等が強い味方に。オススメは自撮り棒&三脚としてに使える「トライポッドグリップキット」か、標準&望遠で24~300mmが手に入る「Wズームキット」でキマリ!
パナソニック
「LUMIX G 20mmm/F1.7 II ASPH.」
名玉との評価も高いスナップ向け単焦点。生産完了品だがユーズドでも手に入れたい小粋なパンケーキレンズである。
■内緒ですが、これらのギアで仕事してます!
M43ファンの本企画担当の機材です。カメラは「ルミックスGX7マークⅢ」、レンズは「ズミルックス15mmF1.5」と「ズイコー45mmF1.7」がスタメンで2倍クロップも活用。パナの傑作ストロボ「PE-28S」もスタメンですが、発表会など屋内取材が多いため標準ズームはあまり使いません。「スーパーワイドヘリア15mm F4.5」はF5.6まで絞れば70cm~無限遠が被写界深度となるため屋外スナップ用です。
>> 特集【さあ、カメラをはじめよう 2026 CAMERA STYLE】
※2026年5月7日発売「GoodsPress」6月号内「GoodsPress Premium」8-9ページの記事をもとに構成しています
<編集・文/前田賢紀、鈴木誠、織本知之、斉藤直樹>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/734714/
- Source:GoodsPress Web
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