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軽さ? それとも頑丈さ? あえて選びたくなる長傘5選【梅雨モノグランプリ2026】

梅雨以外の時期、カバンに常備するのであれば折りたたみ傘一択ですが、梅雨から台風の季節にかけては、出番が多くなる分、しっかり雨を避けられる長傘に軍配が上がります。とはいえ、折りたたみ傘なら晴雨兼用や軽さ、たたみやすさなど機能面で特徴のあるモノが多く、選びがいもありますが、長傘となるとちゃんと選んだことがないという人も多いかもしれません。

長傘といえばまず思い浮かぶ、急な雨で飛び込んだコンビニで購入したビニール傘かもしれませんが、そんなビニール傘にもちゃんと機能がありつつお手頃価格のものもあります。また傘あるあるの問題を解決してくれるモノや、手間を軽減してくれるモノなど、探せばいろいろ売られています。

GoodsPress Web主催「梅雨モノグランプリ2026」長傘部門では、そんな個性派や機能性ある長傘5本を優秀賞に選定。

その中からモノメディア「GoodsPress」の3媒体(月刊誌、Web、電子版)の編集長3人が大賞を決定します。

▲審査員は左から月刊誌『GoodsPress』編集長・中山剛介、『GoodsPress』統括編集長兼『GoodsPress Web』編集長・澤村尚徳、電子版『週刊GoodsPress DIGITAL』編集長・金子剛士の3名

 

■あえて長傘を持つならどういうモノがいい?

ーー個人的になんですが、急に雨に降られて仕方なく買った傘って、その後、ずっと使い続けたりしません? 玄関の傘立てに置かれて。このコンビニエンスウェアの「大きい耐風傘」ってそういうものになりそうだなって思うんですよね。

中山 コンビニで買う傘といえばビニ傘ですが、この「+TIC LITE」気持ちいいですね。

澤村 (ビニ傘を開いて思わず)たしかに、これいいですね。

ーーボタンを押す必要がなくて、開く時、最後にクッと抵抗があって開く。これ気持ちいいですよね。しかも先が尖ってないとか、破けてもリペアパーツを用意しているとか、使い捨てにしない工夫がたくさんあります。

金子 モンベルの傘(「O.D.アンブレラ カーボン 60」)って軽いのが特徴なの?

澤村 アウトドアブランドは山でも使うということを考えると軽くしますよね。しかもこれUVカットにもなっている。

金子 晴雨兼用なのか。軽くて日傘としても使えるのはいいかも。

中山 個人的には、長傘を持ち歩くんだったら結局デカいほうがいいんですよ。そうなるとコンビニエンスウェアの「大きな耐風傘」は魅力的。

澤村 やっぱり梅雨となると、大きいほうがいいですよね。軽さも魅力ですが、長傘は大きさと風に耐えられる強さ。

金子 しかもコンビニエンスウェアは耐風性もあるという。でもシュパット(「Shupatto アンブレラ UV 55cm」)もいいよ。いちいちまとめなくてもいいというのは横着者としては助かる(笑)。

ーーこのシュパットを見て思ったんですが、留めずにまとめるだけでなんだかエレガントな雰囲気になるんですよね。

中山 たしかに持ち手もそんな雰囲気。でも黒もあるんですよね?

澤村 閉じる過程がなんとも気持ちいいですね。

中山 それにしても、普段ビニ傘ばっかり使っていると、こういうちゃんとした傘ってどれもすごいなと思っちゃう(笑)。

金子 ビニ傘って前が見えるじゃないですが。それがいいんですよね。

ーービニール傘の最大の利点ですね。

中山 ただまぁ、やっぱりデカいのはいいんですよねー。普段リュックだから。ちなみに雨の日に、こっちは避けてるのにあっち避けないなって思えるときがあるんですよ。

全員 あるある(笑)

中山 そういう時、このコンビニエンスウェアの傘って強気でいけそう。

ーーいやいや、いっちゃだめだから(笑)。譲り合いしましょうね。

澤村 うちのほうは人が少なくてぶつかる心配がほとんどないから、大きくても気にしないでいいかも(笑)。金子くんの家のほうもそうでしょ?

金子 あ、僕はもう傘ささないので。

中山 かっこいいじゃないですか(笑)。

澤村 イギリス紳士みたい(笑)。

ーーみなさんあまり長傘は使わない?

中山 そうかも。でも持つんなら大きいやつがいいですね。

ーー折りたたみ傘もあるから、長傘持つなら大きいものがいいと。

中山 そうですね。濡れないように。

ーーではそろそろ大賞を決めたいと思うのですが、いかがでしょうか。

中山 価格も含めて考えると…、やっぱりコンビニエンスウェアかな。

金子 そもそもの話になっちゃいますが、傘を失くすんですよ。電車の手すりに掛けて忘れてくるというのを何度もやってきてる。だから基本はビニール傘。ちゃんと失くさず大事にできる人は、高くても良いものや機能的なものがいいと思うんだけど、自分は失くしちゃうから、この中では最も安いビニール傘(「+TIC LITE」)かな。

ーー無印良品の「晴雨兼用 しるしをつけられる 傘」も、2000円を切る価格ながら、取り間違いを防げたり、左右どちらに巻いても留められるようになっていたりと、傘で感じる不満をなくすアイデア商品ですよ。

金子 そうだよね。ビニ傘なんてとくにお店や会社の傘立てに置いておいたりすると、なくなる率めっちゃ高いから、こういうアイデアは助かる。

澤村 無印良品の傘もビニール傘もよくできていてすごくいいんですが、大きくて風に強くてお手頃価格って考えると、コンビニエンスウェアの傘はいいですよね。

ーーわかりました。では長傘部門は、コンビニエンスウェアの「大きな耐風傘」とさせていただきます。ありがとうございます。個人的には、モンベルのカーボン傘、ガチで欲しいです。

 

<大賞>

■間に合わせがレギュラーになる大きくて強い傘

コンビニエンスウェア
「大きい耐風傘」(2290円)

2021年3月にスタートしたファミリーマートの日用品ブランド“コンビニエンスウェア”。アパレルから始まり、現在は幅広い商品ラインナップとなっていて、この長傘もそのひとつになります。

商品名にあるように、大きいのが最大のポイント。一般的に大きいと言われているのは65cmで、70cmになると広げた時の直径は120cm以上となり、リュックを背負っていたとしても十分カバーできます。また骨は、しなやかで風に強く丈夫なFRP(繊維強化プラスチック)製なので、ひっくり返っても壊れにくい仕様になっています。

ネーム布(留め具)の先端にはファミマカラーである緑と青があしらわれているなど、さりげないデザインが光ります。全体的にしっかりしたつくりなので、急な雨でとりあえずコンビニに駆け込んで傘を購入、なんて場合も、その後レギュラー傘になること間違いなしな1本です。カラーはブラックのみになります。

>> コンビニエンスウェア

 

<優秀賞>

■折りたたみ傘すら凌駕するわずか125g

モンベル
「O.D.アンブレラ カーボン 60」(9900円)

アウトドアブランドらしく、最大の売りは軽さとたたんだた際のバックパックのサイドへの収まりやすさ。収納時の長さが73cmで、登山用ザックのサイドポケットに挿したとしても、そこまで上に飛び出ないことと、持ち手がまっすぐなためジャマにならないようになっています。

わずか125gという軽さは、骨をすべて軽くて強いカーボンで作っているからこそ。山道具として考えると軽さは外せないポイントですが、日常使いでも携帯がストレスにならないレベルです。また持ち手と親骨どちらもカーボンで一体化されたデザインになっています。

軽さの追求は生地にも。撥水加工が施された10デニールの“バリスティック エアライト ポリエステル”を使い、ここにも軽さと強さにこだわりが。持った瞬間に長傘とは思えない軽さに驚くこと間違いなしです。開いた時の直径は103cm、カラーはブラックとホワイトの2色展開です。

>> モンベル

 

<優秀賞>

■小さいけれどアイデア光る高コスパ傘

無印良品
「晴雨兼用 しるしのつけられる 傘」(1990円)

UVカット率90%以上の生地を使用した日傘としても使える8本親骨の長傘。一見、とくに特徴がないように見えますが、そこは無印良品。ほんのちょっとかもしれないですが、使い勝手や長傘によくある困りごとに対応したアイデアが光ります。

アイデアのひとつが、持ち手先端にある穴。傘立てに挿した際、どれが自分の傘か分かりづらいことがよくありますが、この穴に自分だけの印を付けておけば、目印になります。また間違って持っていかれる心配も減りますよね。

もうひとつのアイデアが、収納時に左右どちらに巻いても留められる留め具。一般的には一方向に巻いた時だけ留められる仕様になっていますが、どちら巻きでも対応してくれるのは、小さいけれどうれしいアイデアです。収納時の全長は約85cmで、開いた時は直径107cm、親骨の長さは60cm、重さは約365g。全6色展開です。

>> 無印良品

 

<優秀賞>

■エコバッグ同様にシュパッとたためる

マーナ
「Shupatto アンブレラ UV 55cm」(8800円)

“シュパッと”たためる手軽さで大ヒット商品となったマーナのエコバッグ「Shupatto」。同ブランドから実は長傘も出ていたのを知っていましたか? もちろん傘もシュパッとたためることが最大の魅力です。

傘を閉じる際に、骨が連動して回転して生地をクルッと巻き込むようにたたまれます。だから、閉じたあとに留め具で留めなくても生地がバサバサすることはありません。さらに開いたり閉じたりする際にボタンを押す必要もなしな、ボタンレスロック方式も採用。とにかく手軽に使えるようになっています。

またUVカット率99.9%、UPF50+、遮光率99.9%の生地で強い日差しも急な雨にも使える晴雨兼用になっています。幅は約80cm、親骨の長さは55cm、開いた時の直径は約95cm、重さは約400g。全4色展開です。

>> マーナ

 

<優秀賞>

■使い捨てにしないリペアできるビニ傘

サエラ
「+TIC LITE(プラスチックライト)」(1408円)

誰もが一度はお世話になったことがあるであろう“ビニール傘”。ある意味、間に合わせの極致のような存在ですが、透明だから前が見えやすい、廉価なため手軽に使いやすいなど、購入後も頻繁に使う機会が増えたりしますよね。そんなビニール傘の“使い捨てを見直し、「ビニール傘の消費構造を変える」べく生まれたのがこちらの「+TIC LITE」です。

最大の特徴はリペア(修理)ができること。生地が破けてしまっても、張り替え用の生地を購入でき、自分で手軽に修復できます。また持ち手やシャフト、骨、石突(先端部分)などすべてのパーツをプラスチックにすることで、長く使っても錆びないようになっています。プラスチック製の骨は柔軟性があり、強風でひっくり返っても壊れにくいこともポイントです。

さらに石突が短く尖っていないことにも注目。もし万が一、誰かに当たったとしても傷つけづらい設計になっています。またボタンレスで押し上げるだけで広がり、閉じる時も引っ張るだけというストレスを感じない設計になっています。親骨の長さは65cmで重さは350g。一部セブンイレブンで販売中です。

>> +TIC LITE

 

>> 梅雨モノグランプリ2026

<取材・文/円道秀和(GoodsPress Web) 写真/坂下丈洋 スタイリング/宇田川 雄一>

 

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