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1万円台で買えるスマートノート、NEWYESは本当に使えるのか? 実際に購入して試してみた

最近、スマートノート(デジタル電子ノート、E-Inkタブレット)界隈に勢いを感じています。有名どころで言えばiFLYTEKやTCL、最近ではKindleからも初のカラーE-Ink搭載モデルが登場しています。どれも非常に使いやすそうですし、個人的にも気になるのですがやはり値段がなかなか高価。いずれも10万円くらいの価格帯となっているため、ちょっと正直手が出ません…。それでも手書きのメモなどがデータ化できる、というのはとても魅力的ですし、前に編集長・澤村がキングジムの電子メモパッドを使っている姿を見て良いなと。何とか安く、さらに使い勝手の良いモノを購入できないものかと諦めきれずに探していると、ある1台のスマートノートを見つけました。

それが今回実際に購入したNEWYES「sync pen 4」(1万8990円)なのですが、このアイテムにたどり着いたのは以下の条件からです。

・安い(できれば2万円切るくらい)
・充電式
・書いたらそのままデータ化できる(書いたあとにノートを撮影してアプリでデータ化するとかは面倒くさい)

そのすべてに当てはまるモノを探した結果、NEWYES「sync pen 4」を見つけたのです(後述しますが、すべてを満たしているわけではありませんでした)。

正直、それまでNEWYESというメーカーは知りませんでした。どうやら中国・深センに本社があるようですが、今まで聞いたことがないし、HPも日本語対応していないし少々不安だなと思いながら待つこと数日。無事に届きました。

何だかかっこいいし高級感もあるじゃありませんか。第1印象は良好です。ワクワクしながら早速開けてみます。

思っていたよりもちゃんとした包装で驚きました。申し訳ないのですが、“安かろう・悪かろう”という言葉もありますし、もっと粗悪な感じだと思っていたのでこれは嬉しい誤算です。

取り出してみました。中身はと言うと、電子ノート、電子メモパッド、「sync pen 4(スマートペン)」、替芯(ノート用×5、メモパッド用×2)、USBケーブル、説明書、クロス。取り出してみて、早速ハッとしたことがあります。それが先程触れたところなのですが、メモパッドはボタン電池式だったのです。悔しい…(「sync pen 4」はUSBで充電できます)。条件から外れている…。電子メモパッドをメイン使いしようと思っていただけに、これはショック。Amazonの商品ページには「sync pen 4」の説明ばかりでメモパッドについては記載がなかったので、自分の甘さに腹が立ちます。とりあえず気を取り直して試してみましょう。

ペンの柄先端に電源ボタンが付いています。起動させると緑に点灯。しかし、このままでは使えません。どうやらスマホにアプリを落とし、Bluetoothで接続する必要があるようです。些か面倒ではありますが、一度設定してしまえば良いだけっぽいのでひとまずアプリを落とします。

アプリのスタートページはシンプル極まるUI。「SyncPen」と書かれたところをタップすると始まります。

少しわかりづらいですが、右上に鉛筆のようなアイコンがあり、そこに赤い斜線が入っています。どうやらこの状態が接続なしということのようです。鉛筆アイコンをタップしてみました。

するとガイドが始まります。指示通り操作していきましょう。

「次へ」のボタンを押すとスマホ(アプリ)側がペンを探して自動接続してくれるようです。

無事に繋がりました。文章化すると面倒なステップに感じるかもしれませんが、実際は何か説明書を読みながら操作したわけではないですし、スムーズかつ簡単な作業でした。今のところ、メモパッドのボタン電池以外は好印象です。

アプリと同期するとペンのライトがブルーに変わります。これでようやくスマートノートが使用できるというわけです。

■1万円台でこれは凄いかも。思った以上にユーザーファーストな作り

まずはメモパッドから使用してみましょう。このメモパッドを使うときはペンの芯を白色のモノを入れなければなりません。少し面倒だなと思いながらもセット。内心、軽く舌打ちはしてしまいつつも、いざ筆おろしです。

肝心の書き味はと言うと、そこまで悪くありません。まぁ、ごくごく普通のメモパッドではあるのですが、ペーパーライクな感じと言うのでしょうか、少し良い意味でザラつきを感じるような。ツルツルとして書きづらい、みたいには思いませんでした。そして、ここが最大の特徴だと思うのですが、リアルタイムで書いているサマがアプリでも見られます。何の意味があるのだろうと最初は思ったのですが、後々その意味がわかることに。とりあえず今はほかの機能を見ていきましょう。

メモパッドは下部中央のボタンを押すと一発でリセットできます。しかし、アプリにあるデータが消えるわけではないので、また新しくメモしたい場合は一度保存し、違うデータとして書き始める必要があります。うっかりそのまま書き出すと、今ある文字の上に文字を書くことになってしまうので、その一連の流れに慣れなければいけないなと。ただ、アプリ上に「戻る」ボタンみたいなのが左下にあるので、一度の失敗なら大丈夫。意外とミスってしまう人は多かったんでしょうね。メーカー側が配慮してくれています。

そして個人的に地味に便利だなと思ったのが、メモパッド右下にあるメールボタン。こちらをクリックすると、データを直接メールで送る画面に自動でアプリが切り替わります。わざわざメーラーを立ち上げずに済むのでこれは長く使っていくほどにありがたく感じるのではないかと思います。

さらに凄いのが、録音機能付きだということ。左下の「●」ボタンを押すと録音開始し、その右にある「■」ボタンを押すとストップ。メモと一緒に保存でき、会議などでは重宝するのではないでしょうか。

録音のスタート・ストップはアプリ内でも操作できるので、メモしながら同時に録音できるのは案外使い勝手が良いように思います。アプリでもリアルタイムで見られる意味がわかりました。低価格ながらかなりしっかりと作られているようです。

次に、電子ノートも試してみました。先述したようにペン先をノート用(黒いほう)に替えて使用します。毎回ペン先を変えるのは少々煩わしいですが、これも慣れればあまり気にならなくなるのかもしれません。

ノートは紙よりもツルッとした書き心地で横罫とドット罫があります(アプリ内では横罫・ドット罫・無地と任意で選択可能)。とは言えそこまで違和感があるわけではなく、普通に書き込むぶんにはストレスは感じないのではないでしょうか。個人的には滑らかで書きやすいなと感じました。ちなみに、メモパッド・ノート共通して下部にさまざまなショートカットキーがあるので、そこをペンでタップと言うか押すとペンの色を変えられたり(デフォルトは黒、赤、青、緑)、細字・太字に変更したりできます。ちなみに、ペンの色はアプリの「鉛筆」のイラストをタップすると任意でさまざまな色に変更できたり、鉛筆の隣の「マーカー」をタップすると蛍光マーカーのようなモードになったりと多機能。修正したいときはアプリ上の「消しゴム」をタップし、スマホ内で操作します。やはり、アプリでも同時に見られる・操作できるというのが結構カギと言うか、便利なポイントになっているようです。

なお、この電子ノートはデータを保存したあとはウェットティッシュなどで拭けば文字が消える仕様(ドライヤーで熱を加えても消せるらしいですが、外出先にドライヤーなんて持っていかないのでわざわざ試しませんでした)。何度も繰り返して使えるわけです。経済的かつ環境にも配慮したアイテムになっています。

また、電子ノートは書いたページにちゃんとデータ保存できるため、アプリ内で後からデータを探すのも楽そう。もちろんデータ自体に名前も付けられるので、非常に管理しやすいUIになっています。

ここまで見てきた限り特に文句はないのですが、ひとつ大きな欠点が。電子メモパッドが電子ノートのケースに入らないのです。どうせなら一緒に持ち運びたいのに、これはもう少し何とかならなかったのかなと。操作性等はかなりユーザー目線で作られているだけに、残念でなりません。

一応、無理矢理入るは入るのですが、はみ出るしフラップも今にも外れそう…。しばらくはこの状態で様子を見るしかなさそうです。全体を通して好印象なだけに、もったいない…。

さて、今回購入したNEWYES「sync pen 4」ですが、ノートを取ることが多い人からすると金額以上の価値があるように思います。まだ試していませんが、どうやらAI機能も有料で使えるらしく、テキストをブラッシュアップしてくれたり翻訳してくれたりノートを整理してくれたりとさらに便利に使用できるようです。安価でスマートノートを導入したい、と思っている人には本当におすすめな一品と言えるでしょう。

しかし、思ったのです。普段ノートを取る機会が想像以上にないことに。編集者なのにどうかと思いますが、スマホなどでメモしておいたり動画を残したり、すでにしているんですよね。ただ、せっかく購入したからにはどんどんメモしたりノートを取ったりしていこうかなと。スマホに比べて便利かは置いておいて、書かないと漢字も忘れてしまいがちですし、何より“書く”という行為自体が脳にも良さそうですしね。

>> NEWYES

<取材・文/手柴太一(GoodsPress Web)>

 

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